バンドソーのこと。 | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

前回のエダを分解するための準備に取り掛かります。

 

2016年2月に入手したGryphon社のダイヤモンドバンドソー(C-40)

今は亡き埼玉のアクアステーションピュアさんの備品でした。

 

同店が店舗での営業を止めて、店内で使っていたあらゆる機材や在庫品を売りに出し始めた直後に当時のS店長にすぐ声をかけ破格値で入手することができたLSS研究所の正規品。

 

新品購入するとなかなか高額で、中古品はまず出てこないです。

この製品について興味ある方はコチラの動画をご参考に。

https://www.youtube.com/watch?v=DsrWtEk61F0

2018年に本機動作中、モーターで駆動する側である上部ホイール外周に巻いてあるゴム部が避けました。

 

日常生活では耳にしない類の特異なサウンドで驚きました。

破断したものは消耗品で供給元であるLSS研究所の通販サイトから購入も可能となっています。

 

交換すべく自力で作業を進めました。

ネジを外したのですがご覧のように中心はサビの影響で固着して黒い円盤状のプラスチック(上部ホイール)は全く外れませんでした。

中心部分はモーターへ直結で下品な力技を繰り出すとモーター側が歪み故障しそう。

 

黒いプラスチック部分から順次刻みながら破壊するしかないのかもと思いました。

 

しかし止まっているのはセンターの金属部分で、この金属部分から外れない事には始まりません・・・ イヤな予感(笑)

 

某店のショップさんで店頭備品を前に相談して知恵を授かりましたが、自分で施工するのに用意すべく工具類の手当も含め具体案は浮かばず最終的にLSS研究所さんへ問い合わせすることに。

 

すると過去に同様のケースに対応した例もあるので一旦現物を見てから最良案を考え提案してみると前向きかつ親身なご対応をして下さりお言葉に甘えて現品を送りました。

数日後LSSさんから受取りの電話が来た際に、思っていた以上にサビの浸潤で苦戦するのが必至との事でしばらく時間を頂けたら交換作業を引き受けても構わないと。こちらは当面使う予定はないので数か月かかっても構わない旨をお伝えしました。

 

待つこと1か月後、ついに上部ホイール交換完了と連絡を頂きました。

御担当者さんから詳細をお伺いし、かなりの重作業でその光景が想像できました。

自ずと修理費用面で不安がありましたが工賃は思いのほか安価でお引き受け下さり寛大なご配慮でした。

神対応で感謝!

 

そんなことがあった2018年

 

そして2023年の夏休み、レイアウト変更すべく段取りしようとした時にバンドソーを準備しました。

 

モータ駆動側の上部ホイールのゴム破断に気が付きました。

さらにホイールの外周のプラスチックも剥がれ落ちるほどで、経年経過を痛感。

 

上下両方のホイールと外周のゴム全交換する必要があります。

 

下部ホイールはロックさせる構造が違うためスムーズに取り外しができました。

 

2018年に苦戦した上部ホイールのセンターボルトを緩めてもサビが固着が進みビクともしません。

ココで思ったのは保管中はホイールは外してグリスアップをその都度しておくべきかも。

 

ナオさんと2023年12月に訪問したナチュラルさんへ行った際にリンタロウさんから一旦店に持ってきてくれたら固着した金属部が外せるかどうか見てくれるとの事。

お言葉に甘え2024年1月某日に持って行きました。

店頭であらゆる工具を用いて講じて頂いたのですが、固着がより進行したのか外せませんでした。

 

ただし思いの外、この黒い上部ホイールはまだ交換しなくとも使えることが分かったので破断した上下のゴムと下部ホイールを注文。

数日で入荷したと連絡で再訪問。

 

安そうなパーツなのに(汗) 1万円以上しました!

 

ちなみにホイールを買うと最初からゴムは付属されていました。コレ、ネット上には無い大切な情報ですよ(笑)

いつか上部ホイールを外さなければならないときが来るので、その時は本体丸ごと捨てる時!?

 

元々、グリフォン社のバンドソーはステンドグラスなどガラス片をカットする用途向けで海水使用を前提にしておらず淡水(水道水)で使うものを、海外でサンゴ用に使い出した人が表れて広まったアイテムという説もあります。

 

筐体はプラスチック製ですがモータや高さ調整のアーム部は海水向けになっていないので使用後の水洗いは必須。

センター部は分解しグリスアップして保管すべきなんでしょうね。

 

もっと安価で手軽に使えるバンドソーがあれば日本のフラグ文化が進歩しちゃうかもですよね(笑)

 

ちなみに壊れてしまった下部ホイールのリム部はPP/PE素材をハサミで切ってアロンアルファプロNo.5で接着してテスト稼働しOKでした!

ゴムは辛うじてもう少し使えそうなので、新品は保管してこれが破断する限界まで使う算段です。

 

とりあえずバンドソーが復活したので宿題に取り掛かります。

前回記事にしたスギノキミドリイシ(右側) そしてイエローチャレンジ(左側)なるコエダミドリイシを切り刻みます!