ikeさん友情サンゴ◆2年経過【後半】 | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

前編の続きで2年前にikeさんから頂いたサンゴのレポートです。

 

みんな大好きストロベリー♪

なんですが、下の画像だけを見るとストロベリーとは信じてもらえないかも!?

 

3つ目・ストロベリーⒶ ①入海時

百聞は一見に如かず状態で(汗)

正直、頂いたときの初見でコレはかなり厳しすぎる状態だなぁと思いました。

 

裏側も少々難アリ・・・

 

②【3か月後】

いくらか色彩の渋みは薄れてきたものの全体的に根元からジワジワ衰退が続き、危うさがありました。

 

③【6か月後】

入海時と比べて周辺の小さいエダは衰退を極め、ようやく調子を持ち直したターニングポイントが入海6か月でした。とにかく死なずに良かったです(笑)

 

上手く写りませんが、この頃からシアンも励起しそうな感じになりつつあります。

スタートのダメージが大きかった分、まだまだですね。

 

④1年経過【2022年6月】

6か月で衰退は終了したと思いきや、緩やかに衰退が進んだところも。

 

でも底を打った感があるのでここから復活の方向へ持って行きたいところですが、現実はなかなかの牛歩状態でした。

 

正直、死んで当然かなという半ば諦め感が漂っていた入海時のコンディションだったので個人的にはこれでも十分頑張ったな方だなと(笑)

 

⑤1年6か月【2023年1月】

思い切って置き場所を変えてみました。

 

かつての場所ではストロベリーが求める照明や水流からやや劣る気はしていました。

なんとなく危機感みたいなものを嗅ぎ取る”感覚”でしょうか。

 

もっと早くに移すべきでしたね。

現在の場所に変えたら急速に元気を取り戻しつつあり、今後に期待できる兆しも出てきました。今さらですが水流と照明は大切だと痛感。

 

・2年経過【2023年7月】

この6か月でのエダの伸び率は今までで一番良いです。ポリプは良く咲きようになりましたけど色はどうですか?

 

もう少しピンク色主体の方がストロベリーらしさがよりあるかなと思うんですが、まだまだ小さいのでこれから。

 

ポリプだけ見ていると旺盛なので、まだ成長しますね。

 

 

そしてもう1つ別のストロベリーを頂いていますので、そちらとも比較してみます。

 

・ストロベリーⒷ ①入海時【2021年6月】

こちらはⒶとは違い最初からシアンがありストロベリー!と確信できました。

 

しかし反対側は光に対し伏せていた面だったらしく真っ白。

指と比較しお分かりのように小さいサイズ。

 

②【3か月後】

こちらは冒頭のⒶとは違って最初からコンディションが”並”だったので早々に良い変化が表れてきました。

 

ストロベリーの個性でもあるポリプが旺盛に出てくるようになりましたので一安心。

シアンもそれなりにイイ感じ。

 

③【6か月後】

すでにストロベリーのお手本のようになってきて分岐も増えたのでコチラは手放しで見守っていけそう。

 

入海時に色が無かった裏側もすでにこの通り大丈夫です。

 

④1年経過【2022年6月】

緩やかに育ってシアン大盛りになって、頂いた4つの中で一番手応えを感じます。

 

⑤1年6か月【2023年1月】

前出のⒶストロベリーの事象から更に成長を促進すべく、こちらも置き場所を変えています。

 

 

周辺のサンゴに遠慮する必要がないところという想いが通じたのか、さらに円心状となってくれたらこれ幸いです。

 

2年経過【2023年7月】

伸び率は半年前と比較し、少し鈍化傾向かもしれませんが育っています。

 

差し当たり気がかりなことは、大きくなったことで自らのエダが傘になり影が出来て日当たり悪いところは色抜けしてきていることです。

これこそKR93SPが苦手とする”逆光現象”です。

 

もっと横方向にテーブル状で丸みを帯びてくると造形美という点でも観賞価値が高まるとは思いますが、現状はこんなところです。

というわけで全て僅か2年を超えたばかりの小さなサンゴ達で、結果はなるようにしかならないのが水槽内サンゴ飼育というものなので成長&変化というプロセスを楽しみながらコツコツ育てるのみです。

 

一応真上からも見ておきますか。

半年前画像と比べると輪郭が大きくなっているのが分かると思います。

シアンが大盛り過ぎて、やや毒イチゴ気味ですね(汗)

 

我々はサンゴの研究者ではなく、アマチュアのサンゴ飼育という趣味に過ぎないのですから我流だろうとセオリーでなくとも、死なせない飼育ならOKだと思います。

焦らずじっくりホールサイズを目指していきます。

 

最初にご紹介したⒶのストロベリーとの位置関係はこんな感じで近くなってきました。

 

このままだと接触してしまうので、どちらかを移動させないとダメですが置き場所がな

いので悩ましいところです。

ikeさん! 丸2年経ってこんな感じですが、いかがでしょう?

御期待に沿えるまでもう何年か時間が掛かりそうです(笑)

 

KR93SPが2台体制のときはどちらのストロベリーもほぼ似た色に見えていましたが、3台体制になったことで肉眼では僅かに色差があったことにリアルに驚きました。

 

この続きはまた6か月後(2024年1月頃)にレポートしますので、乞うご期待♪