水槽丸3年とスギノキミドリイシ | ミスズの水槽観察日記

ミスズの水槽観察日記

42年前にグッピーからスタートしカクレクマノミブリード10000匹達成!
現在はKR93SPを使いSPSを中心にサンゴ ミドリイシ飼育をしています。
主にミドリイシブログです。
2017年ダイバーデビュー!
2022年6月からミジンベニハゼの繁殖/ブリードをして稚魚も育てています。

現水槽に入れ替えてから丸3年を迎えました。

 

参考までにそれまでの水槽はW900×H450×D450でした(Since July/2012)

 

当時の水槽は前後左右であるガラス面/水面へ所狭しと育ち過ぎたミドリイシたちでギッチリし過ぎ、見ているコチラが息がつまる感じ!?

 

現水槽サイズは各面ガラスt10㎜・W1050×H500×D550(外寸) ガラスで既製品ではなく、すいそうやさんでオーダーしました。

補強を兼ねたフレーム状の水槽枠があるため各辺2㎜毎外寸が余分にあります。

 

【2020年1月上旬】

肝心の中身の方ですが、さすがに3年なので既に飼育環境は安定していて”立ち上がっている”実感はあります。

 

水槽3年が経過したタイミングでの新しいトピックスは無いですが、当初から定期的な成長をレポートして来たスギノキミドリイシの近況を。

 

今回の主役サンゴは何度かブログネタにしてきた旧水槽で先端が水面に触れだしたコレ(中央のブルー/エダ系)についてです。

【2018年12月】

上の画像は2018年12月頃の前水槽で、当時は照明から最も近く水面の揺れで水中から先端部は出たり入ったりを繰り返してそれなりにストレスになっていたはずなんですが・・・

ストレスとは感じなかったのかな!?

 

そのままほったらかし水面に到達したときの姿がコレ!

【2019年12月撮影】

もう真上には伸びることができず塊化しつつあります。

 

真上から

部分的に先端が茶色いのは、サンゴ水槽では致命的になりえる可能性が高い危ない系の苔類に侵されていました。

 

ご覧のように先端は水面が揺れ動いて常に部分的に空中へ出てしまううえに、照明からは至近距離にも関わらず調子は崩しませんでした。

その昔、雑誌で見た諸先輩のSPS水槽では水面で薄いプラ板のようなプレート状になっていましたが、水流の揺れ方の違いなのか!? そうはなっていません。

 

正直な所、当時はそれを自分の水槽で確かめたいがために放置してきたようなものです。

 

根元は見えていませんが、当時は絶賛大繁殖中の海藻に埋もれたり隣のサンゴに触れたりしていたので全長15㎝程度でした。

メインポンプを止め先端を良く見るとサンゴそのものは上がもう空中で伸びしろナシなのに上を目指しています。

 

この前水槽時代の成長記録が現水槽の2020年1月以降~現在に至るまで、どう変化しているのかが本題です。

 

水槽入れ替え作業を実施した2020年1月末、海藻まみれの根元をカットしレイアウト。

【2020年1月26日】

2月/3月頃にはあまり注目していなかったのでノーマーク状態。この頃はそもそもブログやる予定もなかったため撮影もあまりしていませんでした。

 

どうにか画像を探しまくり、見つかったのが上の1枚。

赤く囲んだ(左側)背面に反射しているエダです!向きが今と同じなので分かりやすいかも。

 

旧水槽で先端部分が水面に出ていた頃の面影が分かりますよね。

もうすでに伸び出してます。

【2020年4月10日】

旧水槽で上に伸びるスペースが無かった事がまるで押さえつけられていた反動になったかのような"兆し"があります!

 

【2020年5月10日】

 

【2020年6月10日】

 

【2020年7月10日】

 

【2020年8月10日】

 

当時は水槽をセットしてからの時間が浅く、コンディションはかなり低調にもかかわらずコレだけがすくすく育ち1か月ごとの成長速度には驚かされました。

 

【2020年10月10日】

背景のバックスクリーンが黒に(笑)

 

【2020年12月10日】

 

【2021年2月10日】

月を追うごとに微妙なカメラアングルの違いがちょっと納得いかないですが(笑)全体としては徐々に緩やかですが大きくなり、引きのアングルになるため近隣のサンゴ達も写り込んでいます。

 

主に2020年4月~8月までは凄まじい成長スピードでしたが徐々に鈍化の傾向にあるようです。とにかくエダは細めですね。

 

ちなみに右側のトゲが当たってきましたがトゲが負けると思いきやトゲの方が死なずにいます。

少しブルーのエダがずれて動いてしまったことで見える痕跡で、そのままにしています。

 

【2021年4月10日】

 

【2021年7月10日】

 

【2021年9月10日】

 

【2022年1月10日】

手前が爆成長!

 

でも後ろにあるトゲサンゴ(右側の)隙間を抜けて伸びているところにも注目してやって下さい(笑)

 

あまり大きくなっていないような錯視に感じるのは、おそらく右側のトゲもそれなりに成長が著しいから!?かもしれません。

先端からはヤル気を感じ、まだまだ分岐しそう(汗)

 

そして最後の画像(⇧)から1年が経過した近況です。

【2023年1月】

横方向から見るとエダの前後幅が一段と広がり奥行きがあります。

もう水面に近くなりました。

 

あちこち分岐が増えているのですが、残念ながらこの先折るしかないでしょう。

スタートのアレから立派になりました。

 

いつかレイアウト変更するなら、大胆にこのスギノキをセンターとして水底へ置き育てることにするかも⁉

 

この続きはブログネタに困りそうな数か月後にでもレポート…と考えていたら、また近いうちにネタとして登場予定です(汗)