本日、完全マンツーマン講座(3級)にセミプロ講師としてデビューしたYさん(20代後半・女性)。


 今年の3月11日に、私の日商簿記3級生講座を受講し始め、そのまま日商簿記2級まで学習し、見事、6月13日の日商簿記2級に合格しました。


 現在は、私のフリー質問講座(=独学サポート講座)で、日商簿記1級を学習中です。


 と同時に、簿記講師に興味を持ち、8月21日・22日に私と先輩講師のI君の講師研修を受けて、本日、13時~18時で完全マンツーマン講座のセミプロ講師を担当しております。


 まだ、集団講義はできませんが、完全マンツーマン講座なら出来ますので、本日初回受講の新規塾生のSさん(20代前半・女性)に、日商簿記3級を教えています。


 Yさんは、赤ペン先生を受けていたので、ノートの作り方がとてもうまいです。


 おそらく、ノートの作り方だけなら、私よりもうまいでしょう(笑)。


 私の板書を写したものを、そのままオリジナルテキストにしても遜色ないノートでした。


 そのため、Yさんは、常に考えながら簿記の勉強をします。


 私に質問するときも、一度、自分なりに考えてから、「説明するので、間違っていたら、突っ込んでください」という質問の仕方をしていました。


 実は、この質問の仕方が、最良なんです。


 学習した内容を、他人に説明する場合、キチンと理解していないと、説明できません。


 つまり、自分の脳の中で、知識が整理されていないと、論理的に説明できないんです。


 特に、簿記の場合、講義を聴いただけでは「わかったつもり」になっているだけで、実際の問題演習をしなければ、絶対にできるようになりません。


 水泳のクロールの本をいくら読んでも、実際にプールで水をガブガブ飲みながら練習しないと、泳げるようになれないのと同じです。


 Yさんは、講義を聴き、それを一旦ノートという手段を用いて脳の中の知識を整理し、それを言葉に出して説明することで、講師に思考プロセスが合っているか否かを確認してもらう、という勉強法を取りました。


 まさに、ほぼ完璧な勉強法です。


 私は、Yさんは簿記講師をやったら面白いのではないかと思い、「簿記講師をやりたかったら、私が講師研修しますよ」と言いました。


 少し悩んだYさんは、「簿記講師をやさせてください」と言ってきました。


 その結果、本日、簿記講師デビューを果たしました。


 もともと勉強法が正しかったYさんは、今、問題なく教えています。


 ほんの約半年前は、簿記の簿の字も知らなかったYさん。


 今は、セミプロ講師として、簿記の知識を使って稼いでいます。


 将来は、Yさんさえやる気があれば、集団講義も任せられるように鍛えて行くつもりです。


 みなさんも、簿記の資格を取ったら、簿記講師をしてみませんか?


 教えた生徒さんが合格し、その生徒さんから合格報告をいただいたら、一生辞められなくなります。


 簿記を活用する手段は、会計事務所や会社経理に就職するだけでなく、様々あります。


 是非、簿記を勉強して、今よりもいい人生を歩めるようになってくださいね。