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さて、とあるメッセージを頂きました。先日、ヤ〇ーニュースで配信された「アメリカでエリート~」、という記事についてです。その記事をふまえ、「やっぱり、アメリカの公立高から、アイビーリーグクラスの大学に入るの、無理なんですかねえ」という内容。
それに対する私の意見は「NO」
確かに、アイビーリーグやそのレベルの各大学は、合格率が5%~10%前半という、難関です。特に、何度も申し上げたように、大学合否判定における優遇枠に全く入らないアジア系生徒にとって、入学への道は、著しく狭く、そして険しい。
こちらをご参照ください→①米国エリート大学の合格基準・・・親の学歴が合否を左右する!
でも公立学区(アメリカのパブリックスクール)に在籍していたとしても、決して不可能ではありません。
実例をご紹介しましょう。
うちの子・ミニムーミンの公立高校から、アイビーリーグなどに合格した生徒はこんな感じ。
マサチューセッツ工科大・カルフォルニア工科大・ハーバード大学・ブラウン大学・スタンフォード大学 →各1名
プリンストン大学・コーネル大学・コロンビア大学→各2名
イエール大学→3名(1名はURM)
ペンシルベニア大学→5名
上記以外で、シカゴ大学・ジョンズホプキンズ大学・ライス大学、ノースウエスタン大学などの名門校に合格した生徒も複数います。
UCバークレー、UCLA、ミシガン大学というような、名門州立大学に合格した生徒は、それぞれ7人。
名門私立でも何でもない、田舎の公立にしては、なかなか頑張っているのではないでしょうか。ちなみに アメリカ在住で子育中の方なら、ご存知の方も多い「greatschools」による、ミニムーミン出身高校の評価は、10段階で9!
家を購入した時は10だったのに(家をいずれ売却する時、大丈夫かな。売れるかな)。
そりゃあ、プレップスクール・ボーディングスクールなどの名門私立に在籍できるんだったら、その方が名門大学合格のノウハウが確立されていて、いいとは思いますよ。でも世の中、金銭的余裕や機会に恵まれている子供ばかりじゃありません。地元の公立から、優れた才能や学力、そして根性を武器に、アイビーリーグクラスの大学を目指すことのできるお子さん、たくさんいるはず!
スーパースターじゃなくっても、やるべきことをしっかりこなし、本人にその狭き門を突破する根性があれば、合格の可能性を高めることはできるのです。
*「やるべきことリスト」はこちら→米国エリート大学の合格基準(総論)…高校からの準備では遅すぎる!
そもそも、アイビーリーグなどの各エリート校といわれる大学は、多様性を図る目的から、「経済的に恵まれない層の子供」の受け入れに、大変熱心ですよ。
プリンストン大学・CLASS OF 2023(卒業の年が2023年ということ)の2019年合格発表における合格者のうち、26%が lower income backgrounds のお子さん達。
そして何より、この数字をご覧ください!プリンストン大学 CLASS OF 2022のデータによりますと、
公立高校出身者は、59.6%!
ほぼ6割が、公立高校からの生徒さんですよ~!
数字が物語っているように、
公立高校からも、アイビーリーグへの道はあります
田舎の公立高校上等~
成り上がり上等~
名門私立高に、負けないぞ(正直、羨ましいけど)
どんとこい、アイビーリーグ(と、そのレベルの大学)
それにしても、アメリカ名門大学に合格する為の「確かな情報」って、あまり多くないです。
アメリカ在住の方とか経験者の方のブログは、拝見していて「勉強になるなあ」と、納得できることも多かったのですが、日本発の記事の中には「えええ、それ違うでしょ!」と心底、驚くものもある。そういう時はアメリカ在住の方など、詳しい方々によって、ヤ〇コ〇が炎上、とまではいかなくても、たき火くらいには、なりますねえ。とほほ・・・。