第5試合は若手トーナメントの決勝戦です。決勝に勝ち上がったのは
シュン・スカイウォーカー
石田凱士
シュンくん対石田。どちらが勝つのか読めない一戦です。試合前では6対4でシュンくんが勝利すると予想していました。
この試合からシュンくんにテーマ曲が出来ていました。吉岡にもテーマ曲があったため、この両者にドラゴンゲート悪の首脳部は期待しているのでしょう。
試合開始です
真っ向勝負です。若手トーナメントの戦いが素晴らしいのはどちらも『オレはお前より上』という格を意識していることです。
もし自分の方が格下だと思っていたら奇襲や相手の攻撃をすかしたりもするでしょう。自分の方が上と思っているから相手の攻撃を避けようとしません。
おう!ドンドン打ってこい!
相手の攻撃を受けきる。相手の攻撃を受けきるだけのカラダがある。これがプロレスでは重要なんです。攻撃力だけではトップに絶対になれない。相手の攻撃を受けきれるカラダが絶対に必要。プロレスの歴史が証明しています。
シュンくんが空中殺法を出します
スタスタスタとロープの上を歩き
ムーンサルトプレス!
発射!
フォームが綺麗です。
エプロン上での攻防。この体勢は・・・。三沢光晴が小橋健太に雪崩式タイガードライバーをかけたシーンをどうしても思い出してしまいます。危険極まりない攻防。いまは四天王プロレスの時代ではありません。危険すぎる技、ダメ絶対!
さすがに落とされたらたまりませんので石田が反撃。
延髄切りを喰らわします。
その後に
トペ・コンヒーロ
命中!・・・って思ったら
シュンくんがキャッチしています。スペイン語で『飛び込み自殺』という意味を持つトペ・コンヒーロ。こんな飛び込み自殺回避ってある?
そのままシュンくんを持ち上げて
うわーっ!
グロッキーの石田を攻め込もうとするシュンくん。
ただ石田も蘇生。
これは・・・雪崩式タイガースープレックスをやろうとしているのでしょうか?危険すぎます。
おいおい、ダメだろ、それは・・・石田の目が恐い。
なんとか雪崩式タイガースープレックスは回避できましたが、まだまだコーナートップロープ上の戦いは続き
雪崩式ジャーマンスープレックス!シュンくんは顔面からマットに叩き付けられます。
これはやりすぎです。大怪我ではすまない可能性がある。もう四天王プロレスがもてはやされる時代ではない。未来のある若者がそんな事をしてはいけない。
会場がどよめくなか、批判的な目で見ていた人も少なくないはずです。
試合はまだまだ続きます。試合の終盤になっても石田の攻撃は止まらない
レッグラリアート。稲妻が走ります!
石田の顔面を狙ったキックをシュンくんがかわした。そして
丸め込んだ!カウント2です!
シュンくん、まだカウンターを狙えるスタミナがあるのか
石田のハイキックが決まった!
そして
タイガースープレックス!
カウント2でなんとか返すシュンくん。
エルボーを打ちます。
シュンくんも打ち返す
石田のエルボー。凄い表情だ!
シュンくんが蹴り跳ばします。
相手の技を受けて、とにかく受けて、もうこれ以上耐えきれないと思ってもさらに受けたシュンくん。
最後の反撃です。
石田はもう技を出し切った。
ここからはシュンくんの反撃だ!
エメラルドフロージョンのような技を出します
そして
トップロープに登った!
ムーンサルトプレス!
完璧に決まった!
1,2,3!!!
若手トーナメント優勝はシュン・スカイウォーカー!
素晴らしい試合でした。シュンくん、石田の潜在能力をみせられました。
石田はオーバージェネレーションの解散マッチのときに物凄い粘りをみせてファンを感動させました。シングルマッチでここまで感動的に戦ったのは初なんじゃないでしょうか?
シュンくんが石田に握手を求めます。
握手の手を蹴りとばす石田
蹴り跳ばしました。悔しさが伝わってきますね。
シュンくんがマイクを持ちます。
シュンくん『オレが優勝しなくてはいけない!シュン・スカイウォーカーがドラゴンゲートの未来のために必ず優勝しないといけない!そう思って戦ってきました。』
シュンくん『でもオレはここがゴールではない!オレには実績の飛び抜けた同期がいます。そいつを倒さないとオレはこれ以上。前に進めない。Ben-K、出てこい!』
やはりこの流れになったか!
Ben-Kが登場します。
Ben-Kは何を思う?嬉しいんじゃないかな?同期の仲は良さそうに思えましたからね。
シュンくん『Ben-K!オレはお前をずっと追いかけてきたよ!ハッキリ言うぞ!オレと来月の後楽園でシングルマッチやれ!』
やるなら黙って去れ、やらないならマイクを持って『やらない』と言え、Ben-Kに迫ったシュンくん。
マイクを持ったが、何も言わずリングを去ったBen-K。
対戦が決まりました!
シュンくん『オレはこのトーナメント出場全選手の思いを背負ってBen-Kと戦います!』
シュンくん対Ben-K。これはドリームカードです。
両者のデビュー戦を後楽園ホールで見てきたファンにはたまらない一戦。それにしても若者の成長のスピードは素晴らしい。そしてひとりだけ成長しているんではないんです。みんなが成長しているのが素晴らしいです。
闘魂三銃士でのし上がっている最中の武藤敬司が『ひとりがのし上がるのは簡単。数人がレベルアップしてのし上がるほうが難しい』と若き日におっしゃっていましたが、いまドラゴンゲートの若手に起きているのは奇跡的な若者の成長ぶりです。
正直、Ben-Kはそこそこやるだろうって思いましたが、シュンくん、吉岡、そして石田、U-Tがここまでファンのハートを掴む戦いを、こんな短期間に出来るようになるって誰が想像出来ましたか?
若手トーナメントはシュンくんが優勝者となるのですが、負けた選手の成長も忘れてはいけません。
僕達プロレスファンの理想とする若手トーナメントがありました。
若手トーナメントはこうあって欲しい。
若手トーナメントはこうあるべき。
これが見たかった、こんなドラゴンゲートの若手トーナメントが見たかったんです。素晴らしかった。
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