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ロッドプランナーのブログ

Valleyhill /バレーヒル

(前回の続きです)


良型を求めてポイントを移動。




先ずはシャローエリアをランガンしながらチェックしていると…



プロスタッフの千葉さんと北海道スタッフの阿部さんにダブルヒット。それも50cm近いサイズ。



私にも良型が1本。

ただシャローエリアで釣れる魚はサイズが良いだけに、掛けてから海藻に巻かれて獲れないケースもあり、少しだけ苦戦。

バイトが強烈なので、かなりエキサイトしますけどね…




そしてシャローエリアから移動し、今度は沖のハンプを攻めることに…



すると、一気にサイズアップ。
釣れる魚のほとんどが50cmから上のサイズ…







ちなみに写真は釣果の一部。
途中から、魚の写真は全て撮っていません。
(撮っている時間がもったいない…)


最終的に船中で何本釣れたか分からないのですが、これだけ魚が反応してくれるとロッドテスト釣行としては大満足な結果となりました。


特に魚を掛けてからのブランクの粘りに関する確認は、掛けた魚のサイズが大きければ大きいほど検証できますからね…




さて、最後に今回私がメインで使用していたプロトモデルを少しだけ紹介します。



シリーズ名は「HRXスタート」(仮)

現在発売中の「サイファリストHRX」のテイストを踏襲しながら、初心者の方でも扱いやすいようにマイルドに仕上げたエントリーモデルです。

キャストのしやすさと操作性の向上に重点を置いているため、ロッド全体(特にバット部)のパワーは「サイファリストHRX」に及びませんが、オカッパリやボートを問わず気軽にハードロックを楽しんでいただけると思います。



ちなみに、気になる価格ですが…アルコナイトリング仕様にすることでコストを抑えました。

全て¥15000以下の予定ですので、最初の1本としてもオススメです。



発売は少し先となりますが、皆様楽しみにしていてくださいね。



6/3(日)に北海道室蘭エリアの沖堤防で開催されたフィッシュランド手稲店様主催の「3社合同ロックフィッシュセミナー&ロッド試投会」


こちらの模様は「バレーヒルオフィシャルブログ」を見ていただくとして…





今回は翌日に居残りで釣行したロッドテスト釣行について書きたいと思います。(右の3本は開発中プロト)



ちなみにお世話になったのは「スターマリン」様で、遊漁船ではなくレンタルボートでした…





私自身、北海道で釣りすること自体が初めて。

しかし現地スタッフの阿部さん、そして同行したプロスタッフの千葉さんのおかげでスムーズな釣行に。いつも感謝、感謝です…





港を出て30分ぐらい走った場所。
素敵な景色と綺麗な海…

ちなみに、この時期は朝方霧が濃くて視界が悪いので、慎重に船を進めます。




現地スタッフの阿部さん。
開始早々に、良型を1本…さすがです。



続いて、私にも…


ロッドは開発中プロト「HRXスタート」(仮)
ベイト76ML。





もちろん、プロスタッフの千葉さんも…
ロッドは「サイファリストHRX」CPHC-73MH、ルアーは「ジョーカール」。バス用のカーリーテールですが、ロックフィッシュにも効きます。



北海道スタッフの阿部さん、良型サイズを連発。
ロッドは「サイファリストHRX」CPHC-77Hをメインに使用していました。



まだ少しシーズンが早いと聞いていながら、この釣果。この後、よりサイズアップを狙って移動することに…





(続きは、次の投稿で)

ロッド作りに関わり、実際にデザインを手掛けるようになると、一番バリエーションが欲しくなるのは…


そう…

リールシートです。
(パイプシートとも言われますが)



ちょっと詳しい方なら、この写真を見て違和感を感じるかも知れません。

「あまり国内で見かけない形状…」



実はコレ、海外のパーツメーカーから発売されているリールシートのサンプル。使用感が良いかどうかは別にして、面白いデザインですよね。

今回、中国のロッド工場で見かけたので、参考までにサンプルで貰ってきました。



ちなみに…

国内向けの商品に、このリールシートは使用出来ません。


大人の事情で(笑)




最後に、もう一つ面白い物をご紹介…



ロッドに使用するスレッドの見本です。
もはや何色あるのか数える気にもならない色数…(笑)



まぁ、だからと言って…

この全てが使える色かどうかは別の話。
ロッドのブランクカラーも同じですね。



それと実際にスレッドがエポキシコーティングされた時、またブランクスカラーの濃淡などで発色も変わってくるので結構パズルみたいです。



だからこそ、感性と経験が物を言う世界なんですけどね…


来月末に発売予定の新製品タチウオジギングロッド「ドラゴンスティック」





現地工場より連絡が入ったので、出来上がった商品を検品するため、数ヶ月ぶりに中国へ出張。


写真は島根県辺りかな?

いつも韓国の仁川空港を経由して中国に入りますが、この路線は天気の良い日が多く、窓から外を見ていて気持ちいい。



ちなみに写真は、大韓航空専用として冬季五輪の前にオープンした第2ターミナル。(少し前の写真でスイマセン)

以前のターミナルでも相当な大きさでしたが、アジアのハブ空港を目指してさらに拡大中です。


余談ですが、こう言った韓国の思い切りの良さは日本も見習いたいところですね。(日本の空港が寂しくなります)


ところで…



最近の中国出張で、利用する機会の多い新幹線。
日本に比べて非常にリーズナブルなので、現地の人で利用される方も多いです。

ちなみに車内は、日本では考えられないレベルで騒がしいですが…(笑)




そして…よくフォームで見かける彼女たち。

彼女たちはアパレル関係の方々。

新幹線を使って工場(問屋?)へ直接買い付けに行って、それを店で売ります。中には手荷物の域を超えたツワモノもいますが…(笑)



これは夕食時に見かけた自転車。
デザインを見ての通り「青島ビール号」(笑)


おそらくメーカーからのノベルティかな?
ちょっとデザインがいい感じだったので、思わず写真を撮ってしまいました…


今回の旅ネタは、ここまで。



そう言えば、工場との打ち合わせで見つけたカラー見本。久しぶりにイメージが膨らんだカラーですね…


まさに「サイファリスト・グリーン」

現在開発中のモデルに採用しようかな?
その辺りの進展については、またの機会に…



私個人のフェイスブックやインスタで繋がっている方はご存知だと思いますが…





カシオから発売されている腕時計。


それも所謂「チプカシ」「スタンダードカシオ」と呼ばれるような安物腕時計が結構好きです。


少し前に流行ったので「チプカシ」を知っている方も多いと思います。安価で防水性能を持ったモデルもあり、釣りに行く時だけ使用している方がいるかも知れません。


ちなみに、このチプカシ。

社会的なステータスとかは全くありません(笑)
また私ぐらいの年代が嬉しそうに身につける物でもありません(笑)



でも、モノ作りに関わる人間としては…



(写真は開発中のプロト)


デザインを考えるにあたり、個人的に刺激を受けることが多いガジェットだったりします。


世の中には素敵な商品が存在します。理想のデザインを形にするためにコストを度外視した商品も見受けられます。(どっちが優れていると言った話ではありませんので悪しからず)


そんな中、この安物腕時計には「決められたコストの中で、出来る限りの工夫を凝らして作り上げたデザイン」があります。

だから完成されたデザインが多く、長く定番として支持されているように感じます。
(もちろん全てのモデルに当てはまるワケではありませんが…)



(写真は開発中のプロト)


以前にも書いたことがあるかも知れませんが、個人的にデザインは「足し算ではなく引き算」だと考えています。


モノ作りにおいて、必ずしも無視することは出来ないコスト。


そういった制約の中、この安物腕時計「チプカシ」のデザインが妙に心に響くのは私だけでしょうか?