カシオから発売されている腕時計。
それも所謂「チプカシ」「スタンダードカシオ」と呼ばれるような安物腕時計が結構好きです。
少し前に流行ったので「チプカシ」を知っている方も多いと思います。安価で防水性能を持ったモデルもあり、釣りに行く時だけ使用している方がいるかも知れません。
ちなみに、このチプカシ。
社会的なステータスとかは全くありません(笑)
また私ぐらいの年代が嬉しそうに身につける物でもありません(笑)
でも、モノ作りに関わる人間としては…
デザインを考えるにあたり、個人的に刺激を受けることが多いガジェットだったりします。
世の中には素敵な商品が存在します。理想のデザインを形にするためにコストを度外視した商品も見受けられます。(どっちが優れていると言った話ではありませんので悪しからず)
そんな中、この安物腕時計には「決められたコストの中で、出来る限りの工夫を凝らして作り上げたデザイン」があります。
だから完成されたデザインが多く、長く定番として支持されているように感じます。
(もちろん全てのモデルに当てはまるワケではありませんが…)
以前にも書いたことがあるかも知れませんが、個人的にデザインは「足し算ではなく引き算」だと考えています。
モノ作りにおいて、必ずしも無視することは出来ないコスト。
そういった制約の中、この安物腕時計「チプカシ」のデザインが妙に心に響くのは私だけでしょうか?