Dear Active learners, ~ ピアノ&英会話レッスン~ @Yokohama -6ページ目

Dear Active learners, ~ ピアノ&英会話レッスン~ @Yokohama

横浜市都築区で英語とピアノの自宅レッスンをしています。
複数の習い事は、経済的にも時間的にもとても大変。そんな思いを少しでも楽に、効率よく!

Fine という言葉。

日本の学校では、とってもよく教える。
しかも「良い」意味満載に教え込む。

なので、何かというとFineと答えている日本人。


でも、これ、結構要注意!

何か勧められて、結構(間に合ってる)ですという意味もあるし、何かを評価する意味としては「そこそこ」程度でしかない。

元気ですか?と聞かれて

I am fine. といったなら、おそらくそのあと大した会話には発展しない。

なぜなら、

大丈夫よ。と、ある種の距離をあたえる受け答えでもあるからだ。


ある生徒さん。

" え!そうだったのかあ。
だからだ... エステにいって、気持ちよかった?と聞かれて、すごくよかったからfineといったんだけど... 
なんだか、ムッとしてたんですよ!"と。笑

Very good やGreat など、日本語的には大げさ?と思う言葉が、本来の気持ちを伝えるに相応しい言葉だったりする。

そういう生きたコミュニケーションを
学んでほしいな!
自分達がどんなレッスンや教育を受けていたか、ちょっとご紹介^ ^

中学ー高校3年まで、ヤマハの選抜クラスにいた。(KMCというクラス)

ここには、ドラムを専門とする男の先生がいて、先生は鍵盤を一切ひかない。でも、音楽性や音響、オーケストレーションなど広く深く教育をし、歴代のプロになった人や、コンクールの常連は彼にお世話になっていた。

私の恩師は、まさにこのクラスの一期生で、ここには、そうした先生の推薦を受け送り込まれる。

「KMCで鍛えられてこい」と、もちろん個人レッスンに加えて、毎週土曜日に通っていた。

ユニークなのは、入ってしばらくはひかせてもらえない。ちなみに15人くらい(中1から大人まで)が所属していたが、全て公開レッスンやセッションなどが行われる。朝の10時から22時ちかくまでヤマハの一室があてられ、そこに先生がいてくれて、これる時間からこれる時間までそこにいるというスタイル。

しばらくは、先輩たちの音楽をよく聴いて勉強しなさいといわれ、ある日突然、
「じゃあ、何か弾いてみて」とみんなの前でいわれる。

ここまで、聴いて勉強してきたんだから、いい演奏ができるよね?と。

そして、本人達の意思とやる気が全面に尊重される。

「誰からレッスンする?」ときかれ、

我こそはと手をあげる。

先生の意図はこうだ。
一番やる気のあるひとが、一番に手をあげる。だから、その人に一番時間をかける。

12時間もあるのだ。怖いのはここから。
たとえば作曲の課題。

一週間、寝ずに考えてきても
"ここは、違う方がいいよね。じゃあ、いまから時間あげるから作り直して。3つくらい違うパターンをね"とさらっといわれ、
文字通り、何時間でもできるまで待たれる。

もちろん、他の人も練習したり、先生と話したりしながら待つのだ。

で、その出来栄えをみんなが聴き、率直な意見をいう。

先輩であろうと、年齢がどうであろうと関係ない。

気を使って無難なことを言おうものなら、今度は逆に説教をされる。

"できません。弾けません"は
全く意味をなさない世界。そう、やるしかないのだ。

今の逞しさは、この時代に作られたのかも^ ^

そして、即興演奏や、ジャムセッションは、ここの人達は大好き...ってか、これも可否の選択はない。

エレクトーンが5台、ピアノ、ドラム、パーカッション

みんなが交代に楽器を回りながら、曲にしてしまう。

コンクールの前も、試験の前も、
そこにいる互いが審査員となり評価し合う。

でも、K先生は、そういう厳しさはあるが、基本は褒めて育てる人。
とはいえ、土曜日はお姉さんたちといれる楽しさや、刺激が盛り沢山とどうじにドキドキする一日でもあった。

いまおもえば、どれだけ恵まれた環境だったかと思う。
きっといまなら、もっと恥をさらしても無心にやれたかもなあと。

ユニークなレッスンでしょ?!

でも、この先生が、私の恩師ののことを
"yさんは厳しいもんね"というのだから、
厳しさはお墨付き。

クラスメイトも、それぞれがここの卒業生の先生についているが、みんなも自分達の先生を棚にあげて"Y先生...厳しいもんね"と。

まあ、そんなこんなの時代があって
学べたことは数知れず。

今の生徒達に見せてあげたいです 苦笑




自分のピアノのために使った&浸かった4日間。(代休で月火オフ)


延べ30時間くらいはピアノに触っていたようだ・・・

秋の私の恩師の門下でのコンサートでは、30分の枠をもらい、連弾、ソロ、バンド、デュオの全5曲を演奏する。


なかでも、とりの連弾は大曲。

パートナーのKちゃん(彼女もピアノの先生をしている)泊まりこみで来ていて、できるだけ一緒に連弾の練習をし、片方が何かをしている間はもう片方がソロの練習をするなど、先生の家で合宿するときのような具合にピアノ漬け 笑


日々が慌しくて、それだけのことを考えていられたこの4日はある意味精神的に満たされた。。。


とはいえ、日曜日には二人で2時間みっちりレッスンをしてもらい、散々だめだしをされたあと、それを自分たちで修正して、また火曜日には4時間レッスンをしてもらうとスケジュール。


譜面が音符で埋め尽くされていて、かつ、超派手な曲。音量感もテクニックもそして表現力も要求される今回の連弾。


一日を終えると、二人して”ドライアイ” (目を見開きすぎて)になったよね・・・ と苦笑い。


結構本人たちは、この大曲を弾ききれたということだけで満足気味ではあるけれど、

そんなことで満足する相手(師匠)ではない。


” 最後まで行き着いたことは認める。で?

  直すところがありすぎて、どこから手をつけたらいいかわからないんだけど?!” と、曲の頭に戻されダメ出しの連続。


直されては弾き直しの繰り返しで、ほぼ鍵盤から手が離れる時間もなく数時間が経過していく。


最後は、これ以上弾かせても集中力も持たないし、疲労の限界だろう・・・と本日のレッスンが終わったけれど、気がつけば4時間。


となりではKちゃんが、疲労に加え、空腹に耐え切れなくなってるし。。。(笑)

昔のスパルタは、まあこんなもんではなかったけどね...


そして、いつものごとく、またこの小さい手には拷問なほどに和音の連発。

ピアノが出せる限界の音量感をだせと、出せないなら、もっと太れとまで言われたわ。


弾きにくさ満載、速さ満載、音量感満載

に加え、二人の手のかぶる箇所満載


ちょっとでも弾きにくいから・・・なんて言い訳がましい顔をしようもんなら

”だからなに? やるってきめたのあなたたちでしょ。 はいやり直し” と まあ相変わらずな切り替えしで、ひたすら弾かされ、レッスンが終わったときには二人ともピアノの前で若干放心状態。


しかも、glissando弾きすぎて、指の側面が内出血してるし (苦笑)


まあそんなこんなで、


残りの課題はそれぞれが個人練習で、後は、コンサート直前の合宿でということで、それぞれ持ち越された。


コンサートのコンセプトも決まり、二人の想いがそれなりに形になりそうなのはとてもうれしいけれど、

ここから1ヶ月がまた大変・・・・ だね・・・


そしてショパンの成功も祈るのみ。

手の小ささはどうにもならない。

だからと言ってそれが言い訳になるはずもない。

それ以上手がどうしようもないなら、

あとは根性でどうにかしなさい!

と、演奏の後に横から刺さる師匠の視線。横目に何度睨まれたことか...

10歳の時からの付き合いで、母娘のような私達。ゆえに、いつも一際怒られるのは私。。。

まあ、言われてることは最もです。

さて成功を祈りましょう。 


アーメン・・・・・