最近毎日読んでいるイギリス人西洋星占術師のジョナサン・ケイナーの星占い。いつも凄く的確で、ほっと出来る表現で応援してくれます。



今日の牡羊座:

It is as if you are trying to make your way around a town you have known for many years. But they have changed the traffic system. Familiar roads are now closed. Instead, you have to pursue a series of detours. These involve one-way streets and various other impediments. You can almost see your destination from where you are. Yet you are not being allowed to get there. Your journey is now about to take you past a shop that sells something you have been trying to track down for ages. You will soon be so glad you found this. 



(日本語訳)
あなたはまるで、長年に渡って知り尽くしている街を苦労してと売り抜けようとしているあのようです。交通システムが変わっていたり、よく知っている道が閉鎖されていたりして、迂回経路を通っていかなくてはいけません。そこには一方通行の道があったり、他にも数々の 障害物があります。目的地は今あなたが居る所からほとんど見えているのに、そこに行くことが許されていません。そうやってウロウロしているあなたは、ずっと探していた何かを売っているお店の前を今にも通り過ぎようとしています。もうすぐ、それが見つかったことを心から喜べるでしょう。






ロンドンに来てから、これからの自分が進むべき道が全く見えなくなって不安で仕方ない日々が続いています。今も9月以降どうすべきなのか、どこで何をしているのか、まだ分からなくてイライラ。こんなに長い間次のステップが見えないというのが辛いなんて知りませんでした。だから藁にもすがる気持ちで何度がサイキック達にタロットで占ってもらったりしました。(イギリスって日本と並んで占い大国なんですよー
占い)

その中で「5年以内にアメリカで暮らしているのが見える」って言われたことがありました。イギリスに居れるという言葉を期待していたので、もろに嫌な顔をしたら「嫌なら行かなくてもいいんだよ」って付け加えてくれました。笑

どういうこと?てその時は思ったけど、彼が言ったのはあながち間違っていなくて、占いっていうのは「そんな未来を得る可能性を持っている」のであって、100%それが起こるわけではないんだと思います。だから可能性に甘えてただ何もしないで待っているだけでは実現しないし、その未来の為に努力をしなくてはならないんじゃないかな、と。



ジョナサンの占いは(個人に当ててではないからかもしれなけれど)希望を捨てないで、頑張ってって応援してくれているようなメッセージばかりなので毎日寝る前にチェックして元気をもらってます。頑張るぞー!


オフィシャル(日本語)はこちらから:http://www.cainer.jp/

4月4日からTate ModernでスタートしたDamien Hirstの展示に、とうとう行ってきました!!!!!!!始まってすぐにイースターホリデーだったこともあり、初日から大盛況だったようです。ホリデー明け火曜に1番のりで行ったら、ゆっくり見られるだろうという賢い友人のアイディアでチケットを予約。彼の作品にまた会えるのかと思うと、いてもたってもいられず‥朝に弱いはずの私が集合時間より大分早くTate Modernに着いてしまい、オープンまでカフェでエスプレッソを啜るなんてことに。でもそれくらい凄い人なんです、Damien Hirstは!!!!!





Damien Hirstは1965年生まれのイギリス人アーティスト。1988年に初めてアーティストとして展示を行ってから現在に至るまで最も影響力のあり、話題性のあるアーティストの一人として注目されています。現存しているアーティストの中で最もお金を儲けている人でもあります。彼が世に送り出すのはセンセーショナルな作品ばかりなので、アートの枠を超えて議論、批判されることは日常茶飯事。彼の好き嫌いもはっきりと分かれます。

私が初めて彼の作品を見たのは2008年に六本木ヒルズにある森美術館で行われた"History in the Making: A Retrospective of Turner Prize (英国美術の現代史:ターナー賞の歩み展)"で展示されていた牛の親子を真っ二つに切ってホルマリン漬けにした作品。





"Mother and Child (Divided)" (1993) - 写真お借りしました。




半分になった間に入ることが出来るので、体の中がどうなっているのか間近に見ることが出来ます。不思議なことに気持ち悪がっている人はいなかったし、私自身も作品を前に無心になって色々な角度から嘗める様に観察したのを覚えています。初めて美術館で父にAndy Warholを紹介された時と同じ様な衝撃を受けた作品でした。その後もSotheby'sのセールのプレビューやニューヨークの美術館等で彼の作品はちらちら見ているのですが、いつか彼の作品だけを集めた展示を見てみたいなぁ、と思っていました。そして今回初めてロンドンで行われる回顧展。しかも大好きなTate Modern!!!! 興奮しないわけがありません。



一言で感想を言えば、全く期待を裏切ること無く、寧ろ想像していた以上に素晴らしい展示でした。本当によかった。
約70点にも及ぶ主要作品が集合しているのは圧巻です。それに加えてさすが4年間練りに練った展示なだけあって、どの展示室も完成度が高く、キレがありました。彼の初期作品から、ホルマリン漬けの動物達、医療品に焦点を当てた作品たち、スポットペインティング‥本当に網羅されていました。初めて彼の作品を見る人は勿論、彼のことをよく知っている人も満足出来る展示だと思います。


彼の中でも特に問題作である"A Thousand Years"- (本物の牛の頭とハエを密閉された空間入れ、頭が腐っていく経過を見せるというもの) にまさか実際お目にかかれるとは思っていなかったので、もうどうしていいか分からなくなってしまったし、"In and Out of Love"という生きた蝶を放したインスタレーションにも興奮。ほかにも、本物の蝶の羽を何千枚も張り合わせたアートワークやタバコの吸い殻を大量に集めた作品(とても臭います)など‥もう書き出したら止まらないです。本当に。特に蝶の作品はステンドグラスを連想させ、神々しくもありました。個人的に大好きなシリーズです。倫理的なことを考えると作品は全く違って見えるかもしれないけれど、全てのバイアスを外した時、彼の作品は純粋に美しいです。これは否定出来ない事実だと思う。一部の批評家に、もう彼の作品には将来的にアートとしては価値が無いから今のうちに売ってしまうのが賢いなどど言う人もいるらしいですが‥私はそんなこと無いと思うんだけどな。私もいつか蝶のステンドグラス欲しいもの。


「死」を体現化するというのが彼の作品のテーマであるとDamienは語っています。私たち絶対に避けられない命の終わりをどう受け止めるか。インパクトの先にあるメッセージは深くて大きいです。また、無数のダイアモンド(本当はジルコニアらしいですが)や金をこれ見よがしに使った作品は痛いくらいに、人間の富みへの欲望を目の当たりにさせらたような気がします。



今回の展示にあたってアーティスト自身が初めて自分の展示のツアーをするという番組がイギリスで放送されました。そこでDamienが散々死とか欲望とか語った後に「実は言うほど作品に意味は込めてないんだよ。見た人があれこれ言ってくるけど、取りあえず全部同意しておくんだ。」なんてサラッと言ってたのが何よりも衝撃でした。でもアートは見る人の内面を反映するものだから、同じ作品を見ても感じ方は様々だし正しいも間違いも無いと思うので、そういった意味では正しいのかもしれませんが。ツアーをしてもらっている男性は、そこをスルーしていたので個人的にはもうちょっと突っ込んでほしかったですけどね。



その番組の話もしながら友人と2人で盛り上がり、もう満腹!ですが、展示はこれだけでは終りません。世界が注目したあの作品もきているんです。





"For the Love of God" (2007) - 写真お借りしました。




本物の人の頭蓋骨を使用して型を取り、9000個近いダイアモンドで一面を覆ったあの作品。こちらは彼の展示室ではなく、別の特設会場で見ることが出来ます。しかも拝観料は無料です。





真っ暗な空間に置かれたダイアモンドヘッド(と勝手に呼んでいます)は、本当に本当にため息が出る程キレイでした。もうそれ以外説明しようがないという感じ。キレイ。写真とは全然違う!本物は何倍も何千倍もキレイです。



今までまとまって作品を見ることは無かったし、その表現方法にばかり話題が集中してしまいがちでしたが、彼の作品を目の前にした時、ただただその美しさに心奪われる自分にビックリでした。勿論彼はビジネスの戦略家としての面もあるけれど、でもやっぱりアーティストなんだな、と気付かせてくれる展示でもありました。彼の作品は実際に見てこそ、その意味や美しさが伝わってきます。展示は9月まで行われているので、また足を運んでしまいそうです。



Tate Modern
Bankside, London SE1 9TG
Damien Hirst  4 April - 9 September 2012


最近頭から離れない歌があります。Adeleの'Someone Like You'。一言で言えば元彼への未練タラタラな歌。


ロンドン北部のトッテナム(去年の夏に暴動が起こった所ですね)で生まれた彼女、現在23歳(同い歳!!)。トッテナムはとても多国籍な町で主にアフリカンカリビアンが多い
と言われています。そこに住む黒人たちのパワーに影響を受けたのか否かは分からないけれど、彼女の力強くソウルフルな歌声は聴く者の心を震わせます。


'19'という曲でデビューした時から、Adeleが語る「元彼」の存在。誰なのか特定させるような事は決して言わないけれど、彼女の歌は殆ど(全部?)その元彼からインスピレーションを受けて作られたもの。真摯な思いから生まれた歌だからなのか、なにか強く共感してしまいます。彼女のように今も思い続ける元彼は私にはいないけれど、自然と自分を重ね合わせてしまうのはなんでだろう。未練がましい女として、彼女に共感出来るからかな
汗






この彼女の自宅で行われたレコーディングバージョンはオリジナルとはサビ部分が少し違うトーンで歌われています。私はこっちの方が好き。オリジナルはキーがちょっと高いのでAdeleが少し無理をしているような。その方が切なさを表現出来ているってことなのかな。自宅だからか、リラックスして歌えているのが伝わってきます。



ビデオの最初で「この歌は私を良い意味で変えてくれたわ。だって今の自分がどんなであるか分かったもの。想像出来るの、私が40歳になって再び彼に会ったら、彼は結婚して美しい妻子に恵まれていて、幸せそうで。私は未だに独り身で‥ってね。」
‥前に進めるわ!と言うのかと思いきや、やっぱり全然振り切れていない感じ。タイトルだって'Someone Like You'=「あたなのような人」。欲しいのは「あなた」だけだけど、誰か見つけるから大丈夫って強がるしかないのは、やっぱり切ないですね。まだ23歳の彼女に、もう恋は出来ないかもしれないと思わせてしまうような気持ちにさせる彼はどんな人なのか気になります。



歌詞を自分なりに和訳してみました。


Someone Like You

I heard that you're settled down
あなたが身を落ち着けたって聞いたわ
That you found a girl and you're married now.
いい娘を見つけて、結婚したって。
I heard that your dreams came true.
夢が叶ったってことも。
Guess she gave you things I didn't give to you.
きっと、その娘は私が与えられなかったものをたくさんあなたに与えたんでしょうね。

Old friend, why are you so shy?
昔からの友達じゃない、どうして恥ずかしがるの?
Ain't like you to hold back or hide from the light.
躊躇したり光から隠れたりするなんて、あなたらしくないわ。

I hate to turn up out of the blue uninvited
呼ばれてもいないのに、突然会いに行くのは気が引けた。
But I couldn't stay away, I couldn't fight it.
でも行かずにはいられなかった。我慢出来なかったの。
I had hoped you'd see my face and that you'd be reminded
私の顔を見て気付いてくれるかもしれないと思ったから。
That for me it isn't over.
私にとってはまだ終ってないってことを。

Never mind, I'll find someone like you
でも気にしないでいいのよ、あなたのような人を見つけるから。
I wish nothing but the best for you too
私もあなたの幸せだけを願ってるわ。
Don't forget me, I beg
だけどお願いだから私のことは忘れないで。
I remember you said,
あなたが言ってたことを今も覚えてる、
"Sometimes it lasts in love but sometimes it hurts instead,
「時に愛は永遠だけど、時に愛は痛みを伴うんだよ。
Sometimes it lasts in love but sometimes it hurts instead, "
時に愛は永遠だけど、時に愛は痛みを伴うんだよ。」って。
Yeah
本当ね。


You know how the time flies
時間が経つのは本当にあっと言う間
Only yesterday was the time of our lives
一緒に過ごしていたのが昨日のことのように思えるわ。
We were born and raised
私たちは生まれて育った
In a summer haze
夏のもやの中で。
Bound by the surprise of our glory days
一緒に過ごした日々は、本当に素晴らしい時間だった。

I hate to turn up out of the blue uninvited
呼ばれてもいないのに、突然会いに行くのは気が引けた
But I couldn't stay away, I couldn't fight it.
でも行かずにはいられなかった。我慢出来なかったの。
I'd hoped you'd see my face and that you'd be reminded
私の顔を見て気付いてくれるかもしれないと思ったから。
That for me it isn't over.
私にとってはまだ終ってないってことを。

Never mind, I'll find someone like you
でも気にしなくていいのよ、あなたのような人を見つけるから。
I wish nothing but the best for you too
私もあなたの幸せだけを願ってるわ。
Don't forget me, I beg
だけどお願いだから私のことは忘れないで。
I remember you said,
あなたが言ってたことを今も覚えてる、
"Sometimes it lasts in love but sometimes it hurts instead."
「時に愛は永遠だけど、時に愛は痛みを伴うんだよ。」
Yeah
本当ね。


Nothing compares
何も比べるものはないし、
No worries or cares
心配も不安もない。
Regrets and mistakes
後悔や失敗は
They are memories made.
記憶が作り出すものなの。
Who would have known how bittersweet this would taste?
でもあなたとの思い出がこんなにほろ苦いものになるなんて誰が想像したかしら。


Never mind, I'll find someone like you
でも気にしなくていいのよ、あなたのような人を見つけるから。
I wish nothing but the best for you
あなたの幸せだけを願ってるわ。
Don't forget me, I beg
だけどお願いだから私のことは忘れないで。
I remember you said,
あなたが言ってたことを今も覚えてる、
"Sometimes it lasts in love but sometimes it hurts instead."
「時に愛は永遠だけど、時に愛は痛みを伴うんだよ。」


Never mind, I'll find someone like you
でも気にしなくていいのよ、あなたのような人を見つけるから。
I wish nothing but the best for you too
私もあなたの幸せだけを願ってるわ。
Don't forget me, I beg
だけどお願いだから私のことは忘れないで。
I remember you said,
あなたが言ってたことを今も覚えてる、
"Sometimes it lasts in love but sometimes it hurts instead,
「時に愛は永遠だけど、時に愛は痛みを伴うんだよ。
Sometimes it lasts in love but sometimes it hurts instead."
時に愛は永遠だけど、時に愛は痛みを伴うんだよ。」って。
Yeah
本当ね。