闇に佇みて -28ページ目

ちっぽけ


今朝
手紙が届いたよ


封を開けると
文字が光って

わくわくしながら
スクロール

何度も何度も
スクロール


思い出しては
読み返して

とうさんの膝の上で
読んでもらった
絵本のように

温みを感じて
スクロール


とてもちっぽけな
喜びだから

程好く
心があったかくなる


とてもちっぽけなのに
大切だから

ちょっと臆病に
なったりもする


君にお手紙
書いてみたよ


気持ちが言葉に
乗っかればいいな


とてもちっぽけな
喜びになって

君の心を

あたためられたら

いいな

噂…本当…みたい


ぅんーん。
…知らぬが仏。

私の目は節穴だな。
最終的にいつも
知りたくない事を
知るのは?


…塩をかけられた
なめくじな気分。


どうしようか


ちぎっては飛ばし

ちぎっては飛ばし


てんでバラバラに
舞い散るさまに
見飽きも
せず


そのくせ

感動の惰性のただ中
を感じながら

流されるがまま
に溺れる

そんな事を

悟り考えながら

やはり

ちぎっては飛ばし

ちぎっては飛ばし


それも

幾ばくかの
命の行い


悠久に相応しき

愚かな所業