闇に佇みて -2ページ目
一昨日までいた人が
いなくなる感覚
昨日はではなくて
一昨日までは、なの
終わりに
感じるのは
だから
走馬灯なのかも
誰しもが
おのおのの
瞬時
すべてが
去るから
艶やかに咲く
艶やかに散る
そのあとの
枝先の残り花
遅れて咲いて
弱々しい花びら
されど
より鮮明な
真紅に近い
桜色
私は
葉桜にその
真紅を
年がめぐる度に
さがしている
この身を
寄せつつ
散り際の未練に
そして
重ねて
伴に
散るらん
さようならって
誰かに言われたの
かな
僕は
何も
覚えていないや
イヤなんだろうな
さようなら
は
その言葉
言われても
僕は
いつも心の中で
『またね』
ってつぶやいている

