よさこい前夜祭リハ風景

鳴門・大歩危・小歩危・祖谷を経て、高知県へ!

旅も3日目を迎えました。

3日目は桂浜・高知城・龍河洞を巡り、松山を目指します。

高知を訪れて知ったのですが、明日から「よさこい祭り」が行われるようです!

昨夜は、中央公園の特設ステージで前夜祭のリハーサル風景を偶然見ることができたり、街の通りでは本番を間近に最後の仕上げを行っている演舞姿に出会ったりと、よさこいの雰囲気を少し味わうことができました。

広末涼子も「よさこい祭り」の日には帰省するなんて話しもありましたが、街中を歩いていて感じるのは、まさしく地域の文化なんだなということですね。


坂本龍馬像 早朝より、桂浜を訪れました。

桂浜は月の名所としても知られていますが、何より土佐が産んだ有名人坂本龍馬の銅像がある場所です!

司馬遼太郎の小説の影響もあって、坂本龍馬が好きな日本人多いですよね。

僕も小学生の頃は坂本龍馬の伝記を読んで、一時期好きでした。

なので、一度はこの地を訪れたいと思っていたんです。

桂浜は激しく波が打ち寄せていて、砂浜を歩いているだけでもカナヅチの僕はその勢いにビビらされます。

砂浜には早朝にかかわらず、寄り添う恋人たちも見受けられます。

そんな現代の若者達を見下ろす坂本龍馬像。

龍馬はいったい何を思う。。

かずとよ君とちよちゃん

桂浜の後は、高知城を訪れます。

高知城といえば、昨年の大河ドラマ「功名が辻」でもお馴染の山内一豊が築城した城です。

大河の熱がまだ冷めていないのか、沢山の人が訪れていました。

城内の展示ではドラマで仲間由紀恵が着た着物なども展示されています。

そして、アンパンマンに引き続き、ここでもやなせたかし氏が書いた“かずとよ君とちよちゃん”というキャラクターを目にすることが出来ます。

四国を旅していて、やなせ氏のキャラクターを目にしない日はないんじゃないでしょうか。

四国における“やなせパワー”の偉大さに感服いたします。。

かずとよ君とちよちゃんにも出会える高知城。

天守閣からは高知市街が一望できて気分も爽快になれますし、ぜひぜひ訪れてみてください。


高知城を見物した後は、土佐山田駅まで少し戻って、国の天然記念物「龍河洞」です。

全長4㌔におよぶ1㌔を観光コースとして開放しているところを巡ります。

灼熱の暑さの中、洞の中に入ると一段とその涼しさが身にしみます。

龍河洞では長い年月をかけて自然が作り出した芸術品ともいうべき鍾乳石にただ圧倒されるばかり。

洞窟を飛び回る蝙蝠を見たり、暗くて狭い岩の間を歩いているとインディー・ジョーンズとかトム・ソーヤーみたいに探検している気分になってきて童心に戻れました。

龍河洞を観終わった後は併設されている珍鳥センターや龍河洞博物館を訪れるのも良いと思います。


廃校 龍河洞までは土佐山田駅から借りた自転車で来たのですが、その途中に廃校となった小学校の分校校舎があったので思わず立ち寄ってしまいました。

先日、映画「天然コケッコー」を見たこともあって、その校舎の雰囲気に吸い寄せられた感じです。

校舎の裏に回って保健室らしき教室の中を覗くと体重計などが寂しく置いてありました。

そういえば、道中あまり人を見かけなかったような気もするし、地方は確実に過疎化が進行してるんですかね。

ほんの数時間だけ訪れている部外者の僕が言うのも何ですが、寂しい限りです。

土佐山田駅から再び列車に乗り、最終目的地の松山まで向かう間、美しい四万十川とどこまでも広がる田園風景を眺めながら、ちょっぴりそんなことを考えてしまいました。。










四国の旅も2日目です。

2日目は鳴門の渦潮を見物し、大歩危・小歩危で自然の美しさに酔いしれます。


鳴門といったら渦潮!

誰でもそう連想するぐらい有名なものですが、実際のところ渦潮はいつでも観られるものではないとのことです。鳴門の渦潮

季節や天候、時間によって見頃は様々みたいです。

ホテルの人の話では、干満時刻を中心に前後1時間くらいが見頃だそうです。

訪れた日は7時30分の前後1時間が見頃とのことなので始発のバスに乗り、鳴門公園に向かいました。

渦潮を観る方法は何種類かあって、船に乗って見たり、展望台から望遠鏡を使って見たり、鳴門大橋から見下ろすものなど様々なんですよ。

はじめは、展望台から眺めていたんですが渦潮がおこっているのか全くわからない状態だったので、鳴門大橋にある「渦の道」と呼ばれる遊歩道にある展望室から渦潮を観ることにしました。

海上45㍍の高さから覗き込むと展望台からではわからなかった渦潮が小さいながらも確認できました。

やっぱり、大潮の時に来ないと大渦は見ることが難しいみたいです。

渦潮を見物する際は、潮見表を確認していくことをオススメします。


鳴門で渦潮を堪能した後は、徳島駅で下車し、徳島市のシンボルともいわれる眉山の麓まで行くことにしました。

眉山といえば、原作さだまさし、松嶋奈々子主演で映画にもなっていましたよね。

時間の関係で山頂までは登りませんでしたが、眼下に市街を一望できるらしいので次回は訪れてみたいと思います。

そして、徳島といえば徳島ラーメン!

ラーメンアカデミーの門下生としては、食しておかないといけません!

店に入り、スタンダードと思われる中華そばを注文。

徳島ラーメンは、豚骨醤油の濃厚なスープに味付けした豚バラ肉がのっかたもので、こってり感と甘さがマッチしたスタイル。

個人的には、美味しいけれども完璧とはいいがたい気がしました。。


徳島ラーメンで腹ごしらえをした後は、大歩危・小歩危を訪れました。

大歩危・小歩危は吉野川に沿って険しい谷が続いているもので、吉野川の浸食によって生まれたものです。

大歩危・小歩危という名前は、「大股で歩いたら危険、小股で歩いても危険」という意味からつけられたらしいですよ。

美しい吉野川とともにその険しくも美しい岸壁は見ごたえ充分ではありますが、訪れる場所を選ばないと少々がっかりな感じも否めません。
かずら橋

存分に楽しみたいなら、遊覧船に乗ったりボートで川くだりを体験するといいと思います。

長瀞を知っている者としては、少々インパクトに欠けるかな・・・。

そんなこともあって、当初は行く予定のなかった祖谷のかずら橋にも足を延ばしてみることにしました。

かずら橋は大歩危駅からバスで30分程で行くことができます。

かずら橋のある祖谷地方は、800年余りの昔に落ち延びた平家が隠れ住んだと伝えられ、日本三大秘境のひとつにも数えられています。

切り立った渓谷と深い森のなかにある「かずら橋」はまさしく神秘的な雰囲気が漂っていました。

木や蔓で作られたつり橋は予想以上に揺れるし、足元も不安定で結構スリルがあります。

一説によると橋が木や蔓で出来ているのは、平家の追っ手が来た時にすぐに橋を落とすことができるからだとか。

橋の近くには琵琶の滝もあり、存分に秘境のロマンを満喫することができるはずです。

都会の騒々しさに疲れた人は是非一度訪れるといいですよ!

きっと、マイナスイオンの力に癒されるはずですから☆



四国に上陸し、始まったひとり旅。

高松の次は、いざ金刀比羅宮へ向かいます。


高松駅発の特急に乗り、多度津で乗換えて、最寄りの琴平駅で下車します。

そういえば、四国の列車に乗っていて気がついたことがあるんです。

四国に訪れないと出会うことの出来ないもの!

それは、列車が発車する時に流れる音楽が「瀬戸の花嫁」なんです♪

さらに、列車にはアンパンマンが描かれているんですよ。

さすが、アンパンマンの作者やなせたかしさんの出身地だけあります。


そんな御当地ならではの体験に感動しているうちに列車が琴平駅に到着です。

来たれ!奥社。

金刀羅宮への参拝口までは琴平駅から歩いて10分程です。

そして、参拝口からいよいよ“かの有名”な石段を登ることになるのです。

その段数は御本宮まで785段。

登り始めは通りの両側に連なっている商店を見ながらだったので辛くはなかったのですが、照りつける日差しと5キロのザックを背負いながらだと嫌でも体力は消耗していくもの。

とはいえ、噂で聞いた御本宮からの眺めを楽しみに頑張って登ります。

そんなこんなで辿りついた御本宮。

標高251㍍からの眺めが今までの疲れを吹き飛ばしてくれます!

御本宮で今回の旅の安全と良い縁に巡りあえる様にお願いをし、参拝の記念に幸福の黄色いお守りを購入。

頑張って登ったんだから御利益があるはずですよね!

本来であれば、御本宮で引き返しても良いんですが、聞くところによるとさらに583段登った先に奥社があるとのこと。

体力的にしんどいけれども、「せっかく来たからには登らないといけない!」という妙な責任感?!に駆られて先を目指すことに。。

大抵の観光客は足を延ばさないみたいで、蝉が鳴く中をひとり黙々と石段を登り続けます。

妙な責任感に後悔しながら登ること20分。

ついに奥社に着きました。

苦労して登った先に広がるは、観光客が訪れないのがわかるぐらいひっそりとした空間。

逆にこの空間こそが、より達成感を強くしてくれたような気がします。

降っている最中に雷雨にあうなど、大変でしたが奥社まで登って良かったです!

何より、降った後に食べたかき氷がうまいのなんのって!

是非、金刀比羅宮を訪れた際は奥社まで参拝することをオススメします!


無事に金刀比羅宮への参拝も済み、今晩の宿泊地である鳴門を目指して琴平駅を後にします。

そうそう、鳴門に向かう途中の車窓からは、見事な虹が見えましたよ。マシン英雄伝ワタルみたいな虹

まさにマシン英雄伝ワタルに出てくるみたいなのね。

それぐらい奇麗な弧を描いてました!

それと虹ぐらい珍しい光景に出会えたんですよ!

というのも、乗り換えのために降り立った勝瑞駅のホームにはあふれんばかりの人がいるんです!

よくよく見てみると浴衣を着た人もいて、どうやら近くの街でお祭りが催されているみたいなんですが、地方を旅していると駅に沢山人がいることが珍しく思えるんです。

まぁ、それほど都市に人口が集中しているってことなんでしょうけど。

そんな一年において今日ほど混むことはないだろうと思われる列車のなかは、お祭りを楽しみにしている人の明るいエネルギーが充満していて、囲まれているだけで不思議と幸せな気分をもらえましたよ。

結局、この満員電車は鳴門駅まで続き、降りてその祭りの正体が判明。

「鳴門市納涼花火大会」がまさにその日に行われるとのこと。

けれど、ボクには花火を鑑賞している余裕はないのです。

そう、今晩の宿泊先を探さねばならないのであります!

いつも通り、駅周辺にあるビジネスホテルやシティホテルを周ることにしました。

2軒周るも値段が少々高くて断念・・・。

3軒目に訪ねたホテルで再度値段等の交渉を開始。

5,500円とのことなので断念し、他に安いところを紹介してくれないかとお願いすることにしました。

すると、鳴門市内にある宿泊先リストを渡してくれて安く泊まれそうなところを教えてくれました。

けれど、教えてもらったホテルに電話したものの既に予約がいっぱいであったり、値段が高かったりと思うような場所が見つかりません。

そんな様子を見兼ねてか、「5,000円で泊めてあげましょう。」とありがたいお言葉をかけてくださいました。

そこのホテルの方は本当に良い人で、鳴門の渦潮を観に行く予定と話すとバスの時刻表から観光案内など色々と情報を教えてくれました。

いやー、ありがたやー。

こうして、無事に寝床を確保できたので急いで表に出て花火を見物。

鳴門の夜空に咲いた一輪の花。

ふいに通りかかった場所でこんな光景に出会えるってステキやん!


すっかり夏の恒例行事となったひとり旅。
今年は四国を周ってきました。

本来ならば、昨夏に訪れる予定でしたが、台風の接近と高速バスのチケットを取ることができなくて断念。

今年は6月からチケットを予約して準備は万全です。


今回の旅のはじまりは新宿。

新宿から夜行バスに乗り、途中3回の休憩を経て高松を目指します。

高松駅には当初の予定よりも遅れての到着。

それにしても、前の席に座っていたジジィが人のことを考えずにリクライニングを倒す倒す・・・。

断りの言葉もない無神経ぶりに頭がきたんで、ジジィが眠ったとみるや地味に席を小突き続けてやりましたょ。

あー、人間の器が狭っ。。


とりあえず、高松駅でこの旅の足となるべく鉄道の切符を購入します。

今回は毎度の「青春18きっぷ」ではなく、「四国フリーきっぷ」を使います。

このきっぷは、JR四国線と土佐くろしお鉄道会社線(窪川~若井間のみ)、JR四国バス(高速バス除く)に自由に乗り降りできるんですよ!

しかも、特急列車自由席が利用できるんです!

値段は15,700円と少々しますが、鈍行列車の旅とは違った楽しみができそう。


きっぷ購入後、高松観光のはじまりです!
高松市のレンタサイクルを利用して市街観光をすることにします。

はじめに立ち寄ったのが、駅のすぐそばにある玉藻公園。

玉藻公園は高松城跡を公園として市民に開放しているもので、櫓などがあるんですよ。

入園料の200円を払う価値があるところかは微妙なところですが、その水城・高松城の名残を感じてみるのもいいのではないでしょうか。

次に訪れたのは栗林公園です。

この栗林公園は100年ばかりの修繕を重ねて造られたもので、国の特別名勝に指定されている庭園なんですよ。日本の名勝・栗林公園

園内にはいくつもの池と松などがあり、落ち着いた風情を味わうことが出来ます。

日本の三大庭園にも引けをとらない名園は、高松にきたら必ず訪れるべし!

そして、高松といえば食べておかなきゃいけないのが、うどんですよね。

昨年の映画「UDON」も記憶に新しいところ。

確かに自転車で街中をはしっていると、うどん屋さんが多いことに気がつきます。

しかも、路地裏とかに地味ぃ~にたたずんでいる店とかあるんですよ。

まさに香川の魂食(ソウルフード)なんですね!

ボクは列車の時間が迫っていることもあり、駅前にある「味名登家」に立ち寄りました。

このお店はセルフ店といって、自分で注文、うどんのゆがき、メニュー運びなどを自分でするシステムなんですよ。

店構えもいかにもって感じで驚かされますが、何と言っても値段の安さにびっくり!
かけうどんで150円・・・。

トッピングを乗せても300円いかないとは貧乏旅人には何ともやさしい限り。

もちもちっとコシの強い麺にダシのきいた汁はおいしいです。

腹ごしらえしたところで、次の目的地、金毘羅宮を目指して鉄道に乗り込みます。


四国への旅②~金毘羅宮編につづく?

今日、明日の2日間、地元では七夕祭りが開かれています。


最近では、めっきり竹飾りも少なくなって寂しい限り・・・。


聞いた話しでは平塚の七夕祭りで使った飾りを買い取っているとか。。


事実はわかりませんが、単なる“的屋祭り”になっていることも確か。


そんなこともあって、ここ何年は祭会場に足を運ばなくなって久しい。


けれど、初日の夜に行われる「納涼花火大会」は毎年楽しみです!


今回も花火が良く観えるスーパーの屋上まで行ってきました。


普段はあまり人通りが激しくない路が混んでいたり、


ビールと内輪を持って足早に歩く人たちや、浴衣姿の人がいたりと


これぞ祭りって雰囲気はやっぱりいい!


そして、今年の花火は最高に良かったですよ。


定番の菊から、“インベーダー”、“ファンネル”、“バルデラマ”と


ほんの30分だけど見応えありました。


フィナーレは感動のあまり、鳥肌が立って軽く涙が出てしまいました。


夜空に咲く大輪の華に酔いしれ、喉越し爽やかな音に癒される。


夏はやっぱり花火に限る!


でも、周りがカップルばかりだと凹むわー。

夜空に咲く大輪?

世間様よりも一足早く夏期休暇に入りました☆


久々に髪の毛をカラーリングして、休暇モード全開だぜぇ!


黒も好きですが、やっぱりカラーリングもいいねー。


学生の頃は、稲森オレンジや、モズ君みどり、うんちメッシュ等など、


周りからの不評はあったにせよ、


自分の好きな色にした時はHappyな気分になれたもんでした。


社会人になってから、ほとんど黒だったこともあって、

髪の色を変えるだけでも、気分が一新されるね。


1週間だけの限定モードだけど、


仕事も忘れて、この真夏を満喫タローしてやるもん!



「天然コケッコー」(07年・日本)


監督:山下敦弘

出演:夏帆、岡田将生、夏川結衣、佐藤浩市、柳英里沙、藤村聖子

上映時間:121分

評価点:7/10

コメント:


<ストーリー>

小中学校合わせても、たった6人の生徒しかいない田舎の分校に、東京から転校生の大沢(岡田将生)がやってきた。

そよ(夏帆)は、都会の雰囲気漂う大沢に心ときめくが、彼の冷たく乱暴な言動に戸惑いを覚える。

しかし、海水浴でのあるできごとをきっかけに、そよの大沢に対する印象が変化し始める……。


くらもちふさこ原作の同名人気少女漫画の映画化。

山下敦弘監督の作品は個人的に好きなので観るのが楽しみでした。

映画の予告版を観た段階でもそうでしたが、主演の夏帆の瑞々しい雰囲気がその田舎の風景に溶け込んでいて、彼女の魅力が最大限に引き出されていると思います。

田舎の自然を映し出さした風景ものどかで美しく、山下監督の作品の良さといっていい独特に流れる時間を堪能できます。

そして、何より学校の撮り方が上手い!

「リンダ リンダ リンダ」でもそうでしたが、どこか懐かしさを思い起こさせる時間と空間をそこに作り出しているんですよね。

観ている側にその空気を感じさせられるからこそ、田舎町に暮らす少女を中心とした何気ない日常からでも、ほのかな幸せが伝わってくるんだと思います。

 

「TOKKO-特攻-」(07年・アメリカ・日本)


監督:リサ・モリモト

上映時間:89分

評価点:8/10

コメント:


<ストーリー>

ニューヨークで生まれ育った日系二世のリサ・モリモト監督は、叔父が特攻隊員だったことを知る。

彼女にとって“特攻”とは狂信的で愚かな行為でしかなかったが、叔父をはじめ多くの元特攻隊員が当時のことを何も語らずに死んでいったことを知り衝撃を受ける。

彼女は当時の話を聞くために、日本にいる親せきや元特攻隊員らを訪ねる。

日系アメリカ人監督によるTOKKO(特攻隊)について取り上げたドキュメンタリー映画。


アメリカ人にとって、“カミカゼ”は狂信的で異常な戦闘行為と思われているに違いない。

それは日本人の多くがイラクで起こっている自爆テロに対して抱くイメージと変わらないと言って良い。

映画の冒頭でアメリカ兵が「こっちは生きるために戦っているのに日本人は死ぬ気で突っ込んできた」という言葉は印象的だ。
けれど、「それは本当なのか?なぜ彼等は飛ばなくてはいけなかったのか?」

映画は、そんな素朴な疑問を解くために元特攻隊員の真実の声と、当時の日本の状況を説明したりと分かりやすい内容に作られている。

そのため、戦争を知らない若い世代が観るには丁度良い作品だと思う。
ぜひ、元特攻隊員たちの二度とこのような過ちを繰り返さないようにと自らの経験を謙虚に伝えるその言葉に耳を傾けてみてほしい。
国の誤った策によって、命を散らさざるをえなかった若者達を見て何を感じるのか?

くしくも、昨日は参議院選挙であったが、間違った方向へ進みつつある時にそれを止めることができるのは国民であり、その責任も国民にあるのだということを今一度考えてみてほしい。

「手紙」(06年・日本)


監督:生野慈朗

出演:山田孝之、玉山鉄二、沢尻エリカ、吹石一恵、尾上寛之、田中要次、吹越満、風間杜夫

上映時間:121分

評価点:8/10

コメント:


<ストーリー>

直貴(山田孝之)の兄(玉山鉄二)は、弟の学費欲しさに盗みに入った屋敷で誤って人を殺し服役中だった。

大学進学もあきらめ、工場で働く直貴の夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロになることだったが、毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。

そんな彼を食堂で働く由美子(沢尻エリカ)が見ていて……。


東野圭吾の人気小説の映画化ということで、結構話題になってましたね。

公開当時、観に行こうと思いつつも、見逃してしまったんですよ。

知り合いからも薦められたのと、“玉鉄”が出演しているとあってDVDを借りて鑑賞しました。


描かれているテーマが重いのにそれを感じさせない演出が見事でした。

おそらく登場人物の描写が上手というのでしょうか。

その内容ゆえに、却ってそのキャラクターの人間味がとても伝わってきて温かい印象が残りました。

山田孝之をはじめとする俳優陣の頑張りあってでしょうけど。

何だかんだ言っても、山田孝之、沢尻エイカは若手有望株なんでしょうね。

玉山鉄二や吹石一恵、尾上寛之といった脇を固める俳優も見事で主要キャストが若いわりには安定的な作品に仕上がっています。

何より、手紙と題してこのテーマを取り上げた原作が見事なのは言うまでもありませんが。


「父親たちの星条旗」(06年・アメリカ)


監督:クリント・イーストウッド

出演:ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、アダム・ビーチ、ジェイミー・ベル、バリー・ペッパー、ポール・ウォーカー

上映時間:132分

評価点:6/10

コメント:


<ストーリー>

第2次世界大戦の重大な転機となった硫黄島の戦いで、米軍兵士たちはその勝利のシンボルとして摺鉢山に星条旗を掲げる。

しかし、この光景は長引く戦争に疲れたアメリカ国民の士気を高めるために利用され、旗を掲げる6人の兵士、ジョン・ブラッドリー(ライアン・フィリップ)らはたちまち英雄に祭り上げられる。


摺鉢山に星条旗を掲げる米軍兵士たちの写真は硫黄島の戦闘のことを知らない人でも目にしたことがあるくらい有名な報道写真の一枚でしょう。

そんな一枚の写真に写っていた兵士たちが、英雄に祭り上げられ、戦費を稼ぐための国債ツアーに利用されていたなんて全く知らなかったです。

そして、その写真に隠された真実と、兵士たちのその後の人生を考える時、その一枚の報道写真が持つ力を良い意味でも恐ろしい意味でも思い知らされます。

そんなこともあり、劇中で戦争の悲惨さを訴えるメッセージが強く出てくるものの、予想していた戦争映画というテイストよりも一枚の写真を巡る人間ドラマを描いた作品に感じられました。

確かに全てをひっくるめて戦争なのでしょうが、どこかアンバランスに描いてしまっている気がしてなりません。