SSが纏らない・・。まぁ無理に書く必要もないのでしょうが、更新くらいはそれなりにやっていこうかと思っていたりそうでもなかったり。

取り敢えず全体の一貫したイメージがないのがきついと言えばきついですね。なんとなく書きたいことはあるのですが、延髄だけで背骨はぎりぎり、肉はついてないよ?って感じで。背骨の部分が偶に変わるので、整合性をとるために見切り発車で上げたものを手直ししたり、もとに戻したり。

他にも色々本格的にやりたい設定が公式で通用するか分からないので保留ってのは案外あったりします。

とくにエリエスのコンジュラーはけっこうトリッキーなのでやらせたいことが沢山あるんですけれどね。

あ、そういえばサイコシールドって盾なんですよね。つまり片手が埋まるんですよね。いやあれ手がなくてもいけるだろって思うんですけどね。仕方ない。シナでは持ち替え描写とかで頑張ってもらうしかない。



エリエスのユニークについても少し考えてたんですが、必要なのは水晶でなくて炭化珪素でした。流石にまずいだろ。なんで二酸化珪素と炭化珪素を混同するんだか、自分でもこの不思議頭脳が信じられない。そもそもその存在から信じられない。

まぁ、振動をサイコキネシスでやっつけるんでなくて水晶で放射面状のユニーク作って、雷術の高電圧で振動させて、高周波と超振動を発生させてもいいですけどね。ただそれだと持ち運びが不便だからやっぱりやりたくないですけど。


まぁ、相手の身体の前半分を抉り取るくらいえげつないものなので採用はされないのでしょうけど・・・とはいえ炭化珪素のユニークが作れるなら劣化版でも再現したいですね。





リゼネリのユニークはソムリエナイフをちょっと考えてます。まぁコルクスクリューってか栓抜きなんですがね、これ。

取り敢えずスクリュー部分が刃の螺旋になってる感じの、そう言われて初めてそう分かるくらいの禍々しいデザインを目指してます。

でもやっぱり栓抜きってないんですよね、アイテムとして。まぁ実質的には短剣に近いのでナイフ系、例えばダガータランチュラ辺りをユニーク化してもいいんでしょうけど。

こっちは威力、使いやすさは度外視ですね。これそういう武器じゃないし。とか嘯いてみます。

単なるイメージアイテムとしての側面が強いです。寧ろこれを使ったほうが弱くなります。


とは、書いてみたものの結構本気で使いにくそうなので迷ってます。使うとしても拷問くらいにしか使えないだろこれ、みたいな。難しいですね。

前回のSSの続きです。ぶった切りました。

断面は焼き鏝で焼きました。吃驚するほど醜いです。

というか自分で読んでて思うのは、ここはこういう意図だから汲み取ってくれよと言わんばかりの押し付けがましさに溢れる面白文章だなってことです。

読み取って欲しいならもっとしっかり書けよって感じですがね。無理です。







彼女が数秒前に放った言葉の意味が理解できず、僕の視線は一瞬、焦点を探して彷徨った。

時間を合わせる?肉体的に成長する?そんなことができるのか?いや、方法可能性云々は現時点での問題ではない?

そんなまとまらない思考群が、一秒すら数えられない短い間に僕の頭の中を駆け巡る。

しかしぼやけていた彼女の顔が明瞭に見えるまでの数刹那で、僕は自分なりの答えを見つけ出した。

「それはつまり…そのまま額面通り、僕が何らかの方法で肉体的に成長すると捉えていいんだな?」

「それ以外の意味に取れるような言葉だったかしら?」

その疑問の言葉を肯定と受け取り、僕は暫らく考え込んだ。


この取引において、僕に何かリスクはあるか?

勿論ある。時間をかけて成長したほうがより多くのことを学べる。急速に成長するというのはそのまま、急速に老いるという意味でしか無い。

だが、僕は新しい力が欲しい。俗物的な意見ではあるが、だからといって即ち高尚でないとは限らない。自己を研磨したいというのは、普遍的な願望だろうと僕は思う。

取引を飲めば、契約者としての力が手に入る。いや、それだけではない。同時に成長した僕としての力も手に入ることになる。しかし、それと引き換えに12年の時間を失う。

馬鹿な。これでは到底釣り合わないじゃないか。

12年だぞ?12年もあれば人間なんだってできる…とまでは流石に言えないが、あらゆることを成功させる下準備くらいはできるだろう。



「答えは出たかしら?まさかここまで悩まれるとは思ってなかったわ」

「黙ってろ。今すぐ聞けるのはてめぇにとって都合の悪い回答だけだ」


乱された思考を紡ぎなおす。

僕にとって最善の選択は何だ?

契約者となり、普通に成長することだ。或いは普通に成長した後、契約を結ぶことだ。

このうち、契約を結ぶというのは条件として必須だろう。何故なら二十歳までであれば、単に契約するだけで、普通に成長する場合と同等かそれ以上の能力を得ることができると考えられるからだ。

くっそ。どうしたいんだ、僕は!

落ち着け、少し論理的に考えなければ。

契約によって得られる利得を8としよう。これは一流の運動能力と思考能力分だ。言い換えれば、一流のアスリートと学者分になる。単純に片方になるのに少なくとも、僕の人生の約20年分を費やす必要があると考えよう。だとすれば契約は人生の年数換算で約40年分の価値になる。よって失う十余年はその四分の一の価値、利得は2だと考えていい。

僕が別の誰かと契約できる可能性を…大きく見積もって40%だとすると、契約しなかった場合の期待利得は(8+2)×0.4+2×0.65.2。契約した場合は勿論8だ。

なんだ。明らかじゃないか。

たった12年を過大評価しすぎたか?

数値はかなり恣意的だが、契約の年数換算価値はだいぶん低めだし、別人との契約可能性も僕にしては高めに設定したので、利得の差が開くことはあっても逆転することはないだろう。

粗末な論理だが、今の僕にしては精一杯といったところだ。



「…おーけー。契約しよう。ああ、待て。但し条件がある」

そう言いながら僕は彼女に向き直る。

彼女は長い間待たされたことと、更に条件を提示する僕にうんざりした様子を見せながらも答える。

「何よ?言ってみなさい、聞いてあげるわ。聞き入れてあげるかは別問題として」

「僕の成長に2年の猶予をくれ。成長に必要な手術なりなんなりは施しながらでもいい。全体で2年分だ」

自分に有利な取引でも可能な限り利益を上乗せする。交渉の基本だ。

「構わないわ。もとより成長期にはそれなりの学習と運動を行って能力を高めてもらう予定だったから」

そんなことを彼女はしれっと言ってのけた。

「そうかよ。なら取引成立だな。それで、どうやって契約するんだ?」

そう尋ねる僕に、彼女は何も知らないのねというような笑顔を見せて、

「もうできているわ」と言った。

「契約は両者の合意で成立するの。諾成契約ってやつね」

僕は一瞬虚を突かれたかのような顔をしていただろう。

彼女の意地の悪い笑みがそれを証明していた。

「ふ、ぅん。やけにあっさりしてるんだな」

少し言葉に詰まりながらも、そう僕は言った。特になんの感慨も込めずに。

しかし重大な決定であるにも関わらず、その方式がいやに軽薄であることが小気味よく、僕は軽く勢いをつけて椅子から立ち上がった。別段汚れてもいないズボンを軽く払いながら、何気なく帰り道のほうへ視線をやる。

勿論そこには来たときと変わらない冷たい暗闇が広がっていたが、それでもそこに暗闇があるということに僕は言いようもない安堵を覚えた。いや、より正しく言えば僕と彼女は。




そうしてエリエスと僕は暫らく無言で佇んでいたあと、一言の挨拶もなく別れた。

夜が終わってしまう前に帰らなければ、と。僕とそして彼女はただ静かにそう思っていた。


冗長さが三割り増し。面白くなさが五割り増し。え?パラメータ振り切った?気にしない気にしない。

そんなテンションで出会い話です。暗めのイメージで書こうとしてましたが無理でした。

まだ続きます。でも面倒だからもう上げときます。


と思ったけど、長くなりすぎたので分けます。







暗い夜道を歩いていた。

街灯の疎らな暗い夜道を。

行くあてといえば、踵を返す以外にはなかった。

寸分先すら覚束ないその道は、どこまでも続くようにも、数歩先で途切れてるようにも思えた。


街路樹さえも葉を散らす、そんな寒い冬のことだ。

落葉する街路樹は冬に日向を提供するが、真夜中の痩せ細った木々は、僕に薄ら寒さを感じさせることしかできなかった。


この日僕はある少女と出会うことになるが、それは運命的なものでは決してなく、ただすれ違おうとも何の問題もない些細な出来事であったと、ここで念を押しておこう。



「何見てやがんだよ」

僕が最初に発したのはそのような言葉だったように思う。

しかしもしかすると、

「ねぇ、なんで見てるの?」

といった言葉だったかもしれない。

とにかく彼女はこう答えた。

「見られてる貴方がいるとき、そこには貴方を見る誰かが必要だからよ」

そして僕は間違いなくこう言った。


「なんだ。気狂いか」


言いながら僕はその横を通り過ぎた。通り過ぎる瞬間彼女が何か声を発した気もするが、僕は気にも留めなかった。

しかし暗闇を数歩歩いた時、

「待って」と、絞り出すような声が聞こえた。だが後になって思えば、これも幻聴だったかもしれない。

僕は街中で喚き散らす狂人を見るような目で彼女を振り返り、ありったけの親切心と真心をこめて言ってやった。

「最寄の精神科の番号が聞きたいのか?」

その言葉に彼女は事も無げに答える。

「違うわ。だって私、もう通院してるもの」


それは暗い夜道の街頭と街頭のちょうど間での出来事だった。

中途半端な僕と彼女にとって、その出会いがこのような場所であったことは少々滑稽ではあるが、よくよく考えてみれば彼女は立ち止まっていたのだし、そこに彼女の恣意性が介在していたと考えられなくもない。


それから彼女はこう続けた。

「貴方は死んだ鴉の、黒目の影みたいな目の色をしてるわ」

「てめぇは女の新鮮な動脈血に塗れた、ナイフの刃のような目の色をしてやがる」

「目上に対して口の利き方がなってないわね」

「それは手前が相手を見下しているからだと早く気付けよ」

「程度の低い相手を正当に見下してるのよ」

「てめぇに能力があるとでも?」

「少なくとも普通の地球人よりはあるわ。強化人間だもの」

「それは選民思想じみた考えた方だぜ?早々に改めたほうがいい」

そういって僕は溜息をつき夜空を仰いだ。傍から見れば、早く厄介ごとから逃れたいと神に縋ったようにも見えたかもしれないが、生憎僕に縋りつくような神はいない。

ちょっと疲れたわね、そう言って彼女は悠然と歩き出す。向こうのベンチへ腰掛けましょ、という言葉を振り返りもせずに放り投げて。

「逆に聞くけれど、貴方に能力はあるの?」

彼女は自分が椅子に腰をかけるなりそう聞いた。彼女の背を追いかけていた僕が、まだ座っていなかったのは言うまでもない。

「能力?そうだな。僕はまだ8年しか生きちゃいないが、それにしては分別のあるほうだと思うよ。我ながら」

「同年代のうちではなく、全体で見たときの相対的な話よ」

「はぁ?んなもんあるわきゃねぇだろ」

そんな言葉を吐き捨てると同時に、ベンチに腰を下ろす。

「そうね。貴方が能力を付けるにはまだ時間が必要なのかもしれないわね。けれど、もし貴方が今能力を欲するのなら、私はそれに応えることが出来るかもしれないわ」

貴方、すぐにでも力が欲しいって顔してるもの、と僕の顔を見もしないで彼女が言う。

「間違ってない、かもしれねぇな。正直なところ、僕はもう今のレベルで争うことにうんざりしている。周りのやつはちっとも論理的に話すことが出来ない。でも上のレベルで対等にやりあうには、まだまだ力不足だ」

僕は内心を少しだけ覗かせる。生まれてからずっと僕に覆いかぶさったままの、この倦怠感の一部を。

「それはそうね。やっと教育が始まった程度の子供に論理的に話せという方が無理だわ。そして、貴方も上のレベルで争うには役者不足よ。この世界には想像もできない”化け物”がいくらでもいるわ」

彼女はそんな大袈裟な台詞を吐いて、さらに言葉を続ける。

「でも彼らと、少なくとも”同じ次元”に立つ簡単な方法があるわ。なにか聞きたいかしら?」

「しょうもないことでもったいぶるなよ。自分でハードル上げて楽しいか?」
しかし、やはり彼女は少しだけもったいぶるよう間を持たせてこう言った。

「私と、契約するのよ」

「契約?確か・・・初等部四年次で習う内容だな。テクスト引用:私たち地球人はパラミタへ行くために、パラミタの生命体と契約を結ばなければなりません。:引用終わり。どうだ、一字一句間違ってないだろう?」

少し真面目ぶった調子で僕が言うと、
「たった一行じゃない。威張られても寧ろ困惑するわね。というか私、初等部の教科書の内容なんてもう覚えてないわ」

と彼女が答える。
「ああ、待て。てめぇが言いたかったのはこっちだ。引用:私たち地球人はパラミタの生命体と契約を結ぶことにより、強い力を得ることが出来ます。それはとても強力な力なので、正しいことに用い、けして悪用されてはなりません。:引用終わり。これは初等部6年次後期の学習内容だ。」
「もう6年次の内容までおさえてるのね。それとももっと進んでるのかしら?」

「残念ながら教科書もそう簡単に手にはいらねぇんでな。というより、そこまで手がまわらねぇよ」

それこそ化け物じゃねぇんだから、そう僕は付け加えた。

「そう。なら補足ね。パラミタの生命体と契約を結ぶと身体能力や思考能力が大きく向上するわ。しれっと言ってしまうけれどこの先、コントラクターでないと何も出来ないわよ?」

「どういう意味だ?」

「そのままの意味よ。どんな分野でも最先端を行くのはコントラクターになるでしょう。なにせ契約を結ぶだけで、一流のアスリ-ト並みの運動能力や学者並みの思考能力が得ることが出来るのだから」

「成る程な。しかし何かリスクみたいなものはないのか?少々話がうますぎる」

「そうね・・・特にないわ。強いてあげるなら契約者が死んだとき、自分も死ぬか重篤状態になるってことくらいかしら」

「最っ悪じゃねぇかっ!!吃驚したわ!」

想像もしてなかった返答に僕の声が裏返る。

「あら、それほどでもないわ。コントラクターとして生きていくなら、パートナーを失った時点で人生お仕舞いみたいなものだし。実証はされていないけれど、パートナーが死ぬことでそれまで持っていた能力を失うのだとすれば、彼や彼女らの社会的地位は一瞬で崩れ去るでしょう」

まぁ3人も4人もパートナーがいる人は知らないけれど、と彼女は言った。

「ふぅん・・。まぁ要するにてめぇが死ななきゃ、僕はノーペイで力を得られるんだろ?」

「いいえ、一つ条件を飲んでもらうことになると思うわ」

「はぁ?条件は先に言うのが筋だろ。ったく、聞いてやるから言えよ」

「私に時間を合わせてもらうわ。具体的にはその身体を二十歳前後まで成長させてもらうことになるわね」

彼女はそんなことを悪びれもせず言い放った。




それは肌を刺す様に寒い冬の、薄暗闇の中での出来事だった。

この条件を飲むか飲まないかという選択に対しての僕の答えが、この先の僕の人生を左右したとは思えないし思いたくもないが、左右に分かれたどちらかの道の先で小石を蹴飛ばすか蹴飛ばさないかという程度の未来を決定するくらいの影響力は持っていたのだと思う。

夜空に浮かぶ無数の星もこの時だけは瞬きをやめ、僕らのやり取りを静かに見守っているようだったと僕は意味もなく思い出した。