備前焼 鶴首花入 ミツバツツジの一種生け | 高橋みさ子のブログ

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(備前焼 鶴首花入 ミツバツツジの一種生け)

 

備前焼の鶴首花入にミツバツツジを生けてみました。

 

ミツバツツジは葉っぱより先に花が咲き、鮮やかなピンク色が一際目を引きます。

 

兵庫県西宮市に住んでいた頃、六甲山にハイキングに行くとしばしばミツバツツジの群生に出会い、とても華やいだ気持ちになったことを思い出しました。

 

山中に自生し、ハイカーにも人気の花です。

 

枝振りは自在で、上手く扱えば投げ入れにも向いている花材です。

 

自由闊達でしなやかな枝の伸びとショッキングピンクの強烈な色彩で、葉物の緑がなくても姿を整えることができます。

 

 

 

(備前焼 鶴首花入)

 

こちらの鶴首花入は首から肩にかけて自然釉が掛かり、胴部には備前焼の特徴である「サンギリ」(白い部分)や「コゲ」(黒い部分)が見られます。

 

 

 

 

作者については陶印を手掛かりに色々と手を尽くして調べたのですが、残念ながら分かりませんでした。

 

ギャラリーや窯元ではなく某ネットオークションで買い求め、箱も付いていなかったのです。

 

備前焼陶友会のホームページには組合員の陶印が紹介されており、そちらを拝見しても見当たらず、ということは陶友会の組合員でない作家さんか、あるいは物故作家さんか・・・

 

気に入っている花入ですので、ご存知の方がおられましたら教えて頂けるととても有り難いです。

 

(写真)2023年3月22日撮影