中奥川-08/04 | カヌーイストなラガーマン

カヌーイストなラガーマン

川下り(リバーカヤック、ダッキー)
山登り(関西メイン)
ラグビー(最近は子供の練習)
鮎釣り
旅行記
以上を徒然なるままに書いています。

水位:約0.30m(中奥)
水位:1.84m(五條)
天気:曇り時々雨
区間:中奥の橋~初王寺橋 約3キロ
メンバー:KYOKOさん、ラナパパ夫妻、アズマックス


 

大淀町役場に9時半に集合との指令メールをいただきました。

 

この日はナラヨシ支流の高見川狙い、KYOKOさんからもミクシー経由でご連絡をいただきました。

 

で、水量をチェックし、高見は少ないので これまたナラヨシ支流の中奥川に決定。

 

マックスは淡路島からの海水浴から参戦(台風の影響で結局海には入れなかったらしいが...)

 

 ガイド役は下ったことのあるKYOKOさん。

 

この人、 ほんとエグいとこばっかり行ってるよなあ。

 

今日のコースは約3キロ。

 

ん?.. 3キロ..  短かっ!

 

先週の武庫川で意気揚々としている私は ラナパパさんとKYOKOさん にくってかかり、

 

じゃあ終わったらナラヨシか北山に行きましょうよ。 と進言しましたが、お茶を濁され却下。

 

しかしながら 後でその3キロが途方もなく時間がかかり 

 

もうお腹いっぱいです と身をもってわかるのです。

 

まずはプットアウトの初王寺橋。

 

いやー下りにくそう.. なんともクリーキーな感じです。 まあ歩けばいいか。


 

 

しかしながら水はかなり綺麗です。 吉野川を道路沿いに走り、

 

中奥川との合流点で色が変わってるほどでした。

 

先週の武庫川に比べるまでもないです。 こんな川だと歩くのも厭わないですね。

 

 

ですが、ややこしそうなとこだからマックスと協議してタンデムでいこうと。

 

まあそのほうがなにかと楽できるかなって思いましたが、

 

結果からいうと別の意味合いからしてよかったことに。

 

‘そうそう、 プットインに5~6mくらいの滝があんねん。 

 

滝を下るのもできるし、滝の下からもスタートできるから’

 

普通の人が聞けば驚くことを 淡々と言われました。

 

まあ 滝慣れしてるから大丈夫やろう と思い、いざ出陣。

 

 回送を済ませ、プットインの中奥の橋に戻ると なんとカヤッカーの大船団。

 

おそらく水難事故などがあったナラヨシから来られたのではないでしょうか。

 

そんなギャラリーが見守る中、スタートです。 ってか滝落ちです。

 

 いやーまじかでみるとエグいです。 川幅は狭いし、流れは左岸側のアンダーカットへ。

 

なので、岩からは覗き込まなければ見れない程。

 

撮影体制が整わないうちにKYKOさんがGO。

 

えーー!? もう行くんかえ! と驚きを感じる間に滝をズボン。

 

沈してすぐロール。 なんですが、なんと剛胆な人だ。 びっくりです。

 

 で続いてラナパパ夫妻がギャラリー見守る中見事クリア!

 

で、私たちちょっと自信過剰コンビ。

 

あとから写真をみせてもらったら、なんと前にのってるはずのマックスが着水前にそうそうに滝下へ。

 

そうとはしらない私はホワイトウォーターの中を着水時点で漕がないとと思い右パドルを入れた瞬間、

 

フネが後ろに縦フリップ。

 

で、フネが左岸のえぐられたところにラップ。

 

それを見ていた私はフネレスキューしようと左岸側に足をつたって、

 

まずパドルを下流域に意図的に流し、

 

何度もフネのセルフベイラーをつかもうと試みたのですが、

 

つかみきれず水の勢いに負け、しかたなく流れることに。

 

ってよくあの状況で我ながら冷静に対処できてたよなあ。 

 

滝落ち失敗したのはくやしいですが、そんな冷静に対処?できたことでよしとしましょう。

 

そのうちフネも無事ながれてきてくれて滅茶うれしかったです。

 

見てた人達はけっこうあせってたらしいですか....  ご迷惑をおかけしました。

 

そんなフネレスキュー中の私です。

 


 

カヤッカーの皆さんは滝下からプットイン。


 

 

あとはこんな瀬や

 

 

こんな落ち込みが随所にあり、

 

 

後輩一号様は 水も綺麗なのでご満悦です。

 

 

ですが、またもやハプニング。

 

確か滝からわりとすぐのとこで KYKOさんが沈、

 

ロールを試みた時にパドルをバキッ! 折れて流れていったそうです。

 

 

で マックスのパドルをKYOKOさんに渡し、

 

我々タンデム艇はパドル一つでこのクリーキーな川を漕ぐことになりました。

 

ただでさえ、技術的に劣る我々ふたり。 もうあとは楽しみながら行ってしまえ と。

 

マックスは前で写真班になりましたが、最初はなかなか撮影もしてくれず 

 

ってか余裕がなかったと思います。

 

私も交代で前に乗ったりしたのですが、パドルがないとおもしろい いやこわいこわい。

 

で コース半分でやっと休憩。 休憩場所も綺麗でした。 

 

この日はゴーグルを持ってきてたのでよく泳ぎました。

 

でももう二時間以上経過してるんですが...

 

 

撮影しながら真横で着水。 なんとかフリップは免れました。

 

 

 

クリークカヤッカー KYKOこと凶子さんです。

 

滝では大胆にも先陣をきって度肝を抜かされましたが、

 

ピンニングしそうなところは的確にポーテージされてました。

 

クリークを漕ぎつづけてるだけあっての的確な判断をなされるようです。

 

 

ラナパパさんやこのKYKOさんには技術的なことでは到底かなわないですし、経験値も桁違いです。

 

わたしがこの二人に勝ることができるとするならば、

 

いかに安全に沈するか、いかに水の冷たさに勝てるか ですかね。

 

 

‘ 俺は沈慣れしてるから!’ と後輩一号嬢に言うと、

 

‘いやいや かっこよく言ってるけど、かっこ悪いから’ とのことです。

 

確かに。


 

でも この中奥川の滝落ち、いつかリベンジしたいですね。

 

結局着替えやら回送やらを済ませるともう夕方6時です。
 
 いやはや3キロとは言え、なんとも充実した距離でした。とても3キロとは思えませんでしたし、

 

当初の私の提案がアホだったことに気づかされました。 かなり満腹です。

 

また今日は結果的によかったですが、こんなクリークな川はタンデムではなくソロで漕ぐべきですね。

 

って当たり前か。

 

川地図や詳細な川情報は、プットアウトまじかでパドルを折ってしまったラナパパさんレポートへ

 

最後にアズマックスが ‘命かけてまで 川..下るの.. やめましょうね’ とのこと。

 

当たり前です。 安全第一でいきましょうね。

 

でもやっぱり 滝リベンジはいつか果たしたいです。