活字遊戯 ~BL/黄昏シリーズ~ -33ページ目

早瀬の執務室183 幕末編イラスト「松吉どんと瞬」&丁稚の一日


活字遊戯 ~BL/黄昏シリーズ~


松吉どんと瞬です。高級呉服店の丁稚(でっち)は盲縞と角帯というのが定番中の定番なのですが、すみません、縞模様を入れ忘れました( ̄▽ ̄;)どんなだ。


松吉は十四歳。さすがに瞬も松吉とならぶと、お兄さん(お姉さん?)に見えます。この松吉どん、じつは将来の幹部候補生でもあるんです。当時の商店では丁稚(でっち)→手代(てだい)→番頭という流れが一般的であったといいます。丁稚の一日はとても忙しく、店にもよりますが、朝の五時~六時に起床。庭だの表だのの掃除をして八時になると店が開きます。閉店は夜の八時で、その後、十時ごろまで、そろばんのお稽古となるそうです。


ところで、本文中、いくどか「夜這い」という言葉がでてきましたが、当時は番頭級になるまで妓遊びは時間的にも経済的にもできなかったそうで、同じ屋根の下に独身の男女が寝ているわけですから夜這いはあたりまえのようにあったといいます。店側も建前上「うちはそないなこと、ありゃしまへんがな」などといってはいても、手代や丁稚が遊女買いや酌女やらと妓遊びをおぼえ店の金や品物に手をつけられては困るわけで黙認することが多かったそうです。


さて、先日いきなり「黄昏はいつも優しくて~幕末編~」から「三國屋物語」に変わりました。もともと本文を書く予定ではなかったので、すべてが後手後手になってしまっています。新選組やら薩摩藩士やら登場してきますが三國屋が舞台の中心となりますので、当時の商家に関する事や、あるいは篠塚の故郷、常陸の国・水戸での農民との関わりなどが本文中に多くでてきます。幕末の商家を中心に描いている小説は少ないようなので、これもまた面白いのではないかと(=`ェ´=)アンタの好みだろ。


あれやこれやと書いていくうち登場人物もやたらと増えてきました。今度こそ「主要登場人物表」を作りますので、どうか参考にしてくださいませ。



■参考文献:非常民の民俗文化―生活民俗と差別昔話 (ちくま学芸文庫)




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