保育園看護師が思う「おねしょ」について① | Be freeなマイ日

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夫と別居して、10代子ども2人と一緒にのびのび暮らしを始めました。
日常の幸せとともに、離婚までの日々、病棟看護師・保育士を経て現在は児童デイサービス看護師の勤務を通して感じたこと、そして、ちょっぴりスピリチュアルな話も☆

 

 

今日は、おねしょの話をしたいと思います。

 

私が保育園看護師をしていた時、

進級した春ごろに毎年

”体調や発達の面で気になることや心配なことはありませんか?″と

園児の保護者さん全員にアンケートを出させて頂いていました。

 

その中で年長さんになると必ず「心配なこと」に挙がってきていたのが、

「まだほぼ毎日おねしょをするので、夜のオムツが外れません。

 お泊り会が心配です。」

というお悩みでした。

こういうご心配は、本当に多かったです。

そして、このようなご心配・ご質問が来た時に

私は何とお返事していたかと言いますと・・・

 

「大丈夫です!お母さん!」

 

の一言でした!ニコニコ

 

きっと、お母さんとしては、

「お泊り会の夜、ウチの子だけオムツで恥ずかしい思いをするんじゃないか」

とか

「失敗してみんなにからかわれるんじゃないだろうか」

とか

色々な心配をされるのだと思いますが・・・

 

 

まず、年長さんのお泊り会の時点でおねしょの心配がある、

というお子さんは大抵何人かいます。

保育園の規模にもよりますが、

私の勤務していた園は年長クラスが10人~15人と少ない方でしたが、

それでも毎年2~3人はいました。

ですから、担任の先生に

「ウチの子まだおねしょあるんです。夜はオムツを履かせてください」

と事前に伝えておけば、

周りの子にわからないように、こっそり履かせておいてくれます✨

そして、朝もこっそりパンツに履き替えさせてくれるものですグッド!

先生たちもそこは慣れたもので、きちんと配慮してくださいますから、

どうかご安心を、といつもお伝えしています。

 

そしてそもそも、年長さんでおねしょがある、ということを

恥ずかしく思ったりする必要は全くないですよー!

いうことを、私は声を大にして言いたいです!✨

 

 

そもそも、おしっこを

「自分の思った通りのタイミングで止めたり出したりする」って

実は解剖学的にものすごい難しいことなんですダッシュ

 

 

ちょっと医学的なお話をしますと、

おしっこは腎臓で作られた後、膀胱に溜まります。

膀胱は風船みたいなもので風船

おしっこの量に応じて伸びたり縮んだりして容量が変わります。

沢山おしっこを溜めようと思うと、

風船本体は伸びが良くなるように柔らかく緩んだ状態でなければなりません。

でもその一方で、溜まったおしっこを外に出さないようにするためには

風船の口の部分(膀胱から尿路につながる部分)は緊張させて、

きゅっと締めておかなければなりません。

 

逆に、「いざ、おしっこを出すぞ!」という時は、

風船本体にギュッと圧をかけておしっこを外に押し出し、

風船の口はぶわーっと一気に緩めて放出するのです。

 

つまり、風船の本体と、風船の口の部分は

「緊張」&「緩める」という

常に逆の状態にしておかなければならない、ということなんですね。

これ、みんなある程度大きくなると無意識にやっているんですが、

実はすごい難しいことをやってるなぁ、と思います✨!!

 

こんな難しいことをやってるのですから、

生まれてまだ5~6年の年長さんがおねしょをしてしまうのは、

ぜーんぜん!おかしなことではありませんし、

成長が遅いわけでもありませんダッシュ

 

子育てあるあるで、

「早く歩いた」とか「早くオムツが取れた」とかいうことが

すごい✨!と言われる対象になったりしますが、

沢山子どもたちを見ている保育士からすると

早くても遅くても「いずれ出来るようになる」という思いがあるので、

お母さん達ほどには意外と重要視していないものですニコニコ

 

 

しかし、かくゆう私も実は娘のおねしょで悩んでいた母親の一人でした…(笑)

次回は、そんな体験談も交えておねしょの話をもう少しできたら~と思いますニコニコ

 

 

 

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました✨!