藤嶋 久美です。
心に残る言葉、と聞くと
心地良い、素敵な言葉や、
ほめられた言葉を想像しますか？
ここで言いたいのは、
そうではなく
言われたり、気にはなったけれど
意味がわからなかった言葉なのに
長い間、何故か忘れられずに
心にある言葉です。
良いこと聞いた！と思っても、
忘れることありますよね。
忘れないように書きとめても、
心に留まることなく、忘れることは多いものです。
また、日々膨大な情報の嵐の中にいるような現代、
次々に情報が入ってきます。
人と会話もします。
そんな中で心に残る、
意味も解らないのに
覚えている言葉があるとしたら、
それは自分にとって、
とても重要なメッセージなのです。
私の今までの人生経験の中で
意味を理解できなかったけれど
ずっと気になっていた言葉は、
何年も、時には何十年も経ってから
その重要性を知る日がやって来ています。
その時には理解できずに
気づけなかったけれど、
自分の人生にとって
とても重要なメセージだった、
とわかる日が来るのです。
２０代の頃、
勤めていた税理士事務所の先生から、
「どんな女性になりたいか、考えるといいですよ。」
と、アドバイスをいただいたことがありました。
恥ずかしながら、その当時の私の価値観は
「女性として良い人と思われなくていい、
一人の人間として、良い人と思われればいい。」
というものでした。
女性なのに
は～っ って感じですよね。
そんな痛い私でした。
その当時から、長い間女性疾患で
悩まされていました。
女性性を否定していると、そんな病気になる
と、今は理解できます。
先生は、本当に必要なことを
言ってくださっていたのです。
その言葉は、ずっと私の中にありました。
今思うと、それは私にとって
最も必要なアドバイスでした。
また、２０年前、離婚した時には
何故か、般若心経を知りたい
と思いました。
実家にあった般若心経の本を手に取りました。
色即是空、空即是色
何
色即是空って意味わからん
この意味の難しさに、結局
般若心経を知ることはやめてしまいました。
でも、すっと色即是空が心にありました。
どんな意味なんだ、と。
心理カウンセラーを目指し学んでいた時、
再び、色即是空に出会います。
色＝現実として現れたものには、
空＝実体がない
実体がないものが、現実となっている。
自分の心にあったものを
相手として現実化した、
ということを２０年の時を経て
理解できる日がやってきたのです。
それまでは、私は気の毒な被害者だ
という思いで、そんな過去にはフタをしてしまえ
と、見ないフリをしていました。
見ないフリをするというのは、
受け入れられないということで
ずっと、ネガティブな思いを閉じ込めている
ということです。
色即是空は、その当時そんな現実に
打ちひしがれている私に、
最も的確なメッセージだったのです。
毎日、自分の前を通っていく膨大な情報の中
気になる言葉や、忘れられない言葉には
本当に必要なメッセージが隠れています。
心の奥には、どうあるべきかを知っている
自分をより良い未来へ導こうとする
自分がいるのです。
ですが、私が何年も気づけなかったように
気になっていても、
そのまま意味が解らないまま過ごし、
後から、重大なメッセージに気づく
というのではもったいないですね。
そんな時も、カウンセリングで
より良い未来へ導くためのメッセージを
読み取ることができます。
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