今まで語学系の授業で新しい先生に変わった最初の授業とか、またEthik(倫理)の授業とかで学生生活中自己紹介をする機会が何度かあったりしたミルとリコ。
自分の「短所」も言わなきゃいけない時、ミルは「心配し過ぎること」って言ってるようです。
普段の生活でそんな「短所」の事は気にしていないのですが、私から見てもミルは心配性。
あ~大丈夫かなぁ?って気にしている事がよくあるし、でもそれって短所って呼ぶほどのものじゃない。
そんな心配しすぎる点が出た出来事。
数日前にミル達11年生はInfo(コンピュータなどの授業)のテストがありました。
帰ってきて「どう?出来た?」って聞くと、
ミル「マジやばいんだけど。1つ2つ入力しても全然でなくて、えーっ!なんで出来ないの!って焦ってて、最後に全部入力したら出るってわかって、でもそれほんとテスト終わる寸前で」
それを聞いただけでは私は全く意味不明。
今ミル達11年生はプログラミングをやっています。
私はプログラミングなんてやったことないので、ミルの話が見えないのですが、どうやらテストの最後のわずかな時間にうまくいくことが分かったらしい。
家でよくプログラミングの練習してたし、テスト前日は、「こんな風にやるとこう出るんだよ~」って私にデモストレーションしてくれました。
それがまさか本番でうまくいかないとは、本人も全く予想していなかったようで。
メチャ落ち込んでます。
ドイツのテストは100点満点じゃなくて、1~5(1が一番いい)で付くのですが、11年生からは1~15(15が一番いい)で付きます。
この11年生からの成績は卒業試験であるAbiturに含まれます。
「あ~どうしよ~」
「すごい悪い点数かも」
「マジやばい」
かなり落ち込んでます。
私「先生つかまえて、どういう風にミスったか話し、ダメもとで何かAngebotがないか聞いてみたら?」
と言いました。
Angebotというのは、ミルとリコはほぼやったこと無いですが、聞いたところによるとドイツの学生生活で時々使える手なんです。
テストで良くない点数を取った時、個人的に先生の所に行き、点数アップの為に何か出来ないか?聞くのです。
先生によっては「~についてのプレゼンをしてみる?」など提案してくれる場合があるみたいです。
その提案物は数日かけて準備をしなくてはいけない大変な物ばかりですが、それを成功させれば悪かったテストの点数が少しアップしてもらえたりするのです。
どの教科もどの先生もそういう提案をしてくれるわけじゃないそうですが、リコがこないだ笑い話としてこんな風に話してました。
Bio(生物)のテストだったかな、テストの内容がすごく難しかったそうです。
リコ「テスト回収したらね、すぐに沢山の子が先生に詰め寄り、私プレゼンやるとかAngebotないか?とか聞いてるの。今回のテストマジ平均点低いかも、難しかったからね」
って言ってました。
ミルのInfoの先生がそういったAngebotとかOKな先生なのかも知らないし、そもそもその先生を見つけるのも大変だそうで。
でもよっぽど自分では点数が悪かったかもと心配だったんでしょう、先日先生を見つけて聞いたそうです。
でどうだったかというと・・・
ミル「先生にね、全部入力してやっと出るって気づくの遅くて、1つ2つ入力しても出ないって焦って、最後の最後に気付いたから失敗したと思うんです。ですから・・って話しかけたら、ちょっと待ってって、君はできてたはずだよって」
そう言いながら先生はテストの点数が書かれているだろう手帳をめくりだしたそうです。
ミル「私は実際の点数見てないんだけど、先生が君は15点の満点だったよって言ったの」
はーっ?あ~んなに心配してたのに満点?
ど~いうこと?
先生からそんな言葉を聞いたのに「心配性」なミルは「先生もしかしたら手帳の私の上下の子の点数と間違っていったんじゃないかな?」なんてまだ心配している(笑)
テストを返してもらって自分の目で見るまで落ち着かないと言っていたミルですが、今日そのテストを返してもらいました。
こんなよ~わからない事が書かれた紙が3枚。
そしてこちら点数。
ちゃ~んと満点の15点。
あの心配はなんだったのか(笑)
そ~んな時々ムダに心配性なミルなのでした。
ところで今日はまたまた韓国飯。
カムジャタンにしました。
ご飯は15穀米にしました。
食卓でグツグツ煮ていただきます。
この赤い合わせ調味料をスープにといて煮るのですが、みんなに「スープ辛い?」って聞いたら、みんな「辛くない」って。
コチュカル、カレースプーン5杯ぐらい入っているんだけどね(笑)
寒い日にお鍋は最高です。