こんにちはニコニコ

ミルミルですスター

躁うつ夫のエピソード
今回は 離婚騒動ついてお話します。

この記事はこんな方にオススメです!

  • うつ病と診断されてるのに一向に良くならない(双極性障害かも…)
  • 双極性障害(躁うつ病)と最近診断された方
  • 家族や身近な人が双極性障害と診断された方



初めての方はコチラからご覧ください。

  夫から突然の離婚話


それは仕事から帰宅して一息つこうとした時に起きました。


夫が突如、神妙な顔で話はじめました。


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今の仕事はもう無理だと思うから転職しようと思う。ジムトレーナーになりたい。トレーナーになったら、顧客としっかり向き合って仕事をしたいから、家庭の事を顧みる余裕がなくなると思う。そうなったら、一緒にいる意味がないから、家も車も全部売って、一人暮らししようと思う。だから、別れよう。


あまりに突拍子のない話に、どこから突っ込んで良いか分からず、思考停止しました。


ジムトレーナーになる?

家と車を売って一人暮らししたい?

家庭を顧みれないから離婚?
 

私の頭の中は大パニック!!

なんで、イキナリそんな考えになったの!?転職するのは、良いと思うよ!むしろ、その方が良いと思う。でも、なんでそこから離婚の話になるの?別れなくても転職できるよね。仕事に集中したいなら、したらいいし、私の事は気にしなくていいよ!自分の事に集中して!

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病気が治るかも分からんし、もしかしたら、ずっとこのままかもしれん。一緒に居ても良いことないだろうし、一緒に居る事が自分にも負担になる。色々言われるのも嫌だし、一人の方が気楽に過ごせる。それに、最近喧嘩も多いし、嫌な思いしてまでお互い一緒におる意味あるん?


愕然としました。


そんな風に思っていたんだ、、、


と思うとあまりにもショックすぎてすぐに返す言葉が見つかりませんでした。


別れるなんて、今まで考えたこともなかったから、すぐに答えなんて出せない。とりあえずその話はまた今度にしよう。

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と言って話を無理やり終わらせ、別の部屋へ移動しました。


正直なところ、良くない方向へ話が進むことが耐えられず、その場から逃げたかったと言うのが本音です。


  母親に泣きながら電話


このごちゃ混ぜの感情を自分の中でとどめきれなくて、吐き出したくて、咄嗟に自分の母親に電話をかけました。


電話口に母が出ると、言葉よりも先に涙がこぼれました。


泣きながら母に


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本人に良くなって欲しくてやってきたことが、全て負担になっていたなんて。私の想いが何も伝わっていなくて、本当に悲しい。なんか報われない。一体何のためにやってるのか分からなくなる。私は、何があっても一生一緒にいようと決めて結婚したのに。本人はそんな気がなくて、本当に悲しい。


母はただひたすら聞き続けてくれました。

1時間ほど泣きながら母に電話していると、突如夫がドア越しに顔を覗かせました。


今の会話、全部聞かれていた?


とヒヤッとしましたが、


一旦、電話を切って


何?どうしたん?

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ごめん。酷いこと言った。本当は自分の不甲斐なさがものすごく嫌になって、全部リセットしたくなって言った。本当は別れたいわけじゃない。でも、こんな自分じゃ、ミルミルを幸せにしてあげられないと思った。それだったら、自分から手放そうと思った。本当はずっと一緒にいてほしいと思ってる。酷いこと言って傷つけてごめん。


夫は泣きながら謝ってきました。


先程とは、180度違う言動に驚きましたが、私も母親に感情を吐き出した後だったので、


夫も色んな葛藤があるんだ。


と思うことができ、私は本人の目をまっすぐ見据えて伝えました。

私は、人に幸せにしてもらおうなんて、思っていないよ。幸せは自分の手で掴むものだと思ってる。それに、私は結婚する時に、何があっても、一生添い遂げる覚悟で一緒になったんよ。だから、病気や経済苦があって別れようとは思っていない。そんな生半可な気持ちで、私は結婚していないから!

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と、ゆっくりとした口調でハッキリ伝えました。

結婚生活って、楽しい事よりも、苦しい事の方が多いって聞いてたから、その覚悟はしてたよ。だから、とうとうその時が来たんだなぐらいに思ってる。嫌な事があったから、すぐに別れようなんて考えてはいないし、あなたが離れる事があっても、私から先に離れることはないよ!

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その言葉を伝えた後、夫はとても安心した顔をしていました。

  見捨てられるぐらいなら先に手放したい心理


結局、今回の離婚騒動で思ったのは、

夫は私に見捨てられる不安を感じていた

という事でした。


見捨てられて自分が傷つくのがツライから、傷つく前に先に手放そうという心理が、今回の突拍子もない話に至った経緯だと思います。


どんなあなたであっても
私はあなたの味方だよ


ということを、言葉だげでなく行動で示す必要があると思いました。


ただこれ

言うのはとても簡単。
やるのはとても難しいんですよね。


サポート側の自分自身に心の余裕がないと、なかなかここまでの気持ちに到達できません。


幸いな事に、私の周りには私の精神面を支えてくれる人達がいます。


自分の両親、義両親、姉妹、友人


その人達がいるお陰で、多少なりとも夫を想いやる心の余裕を持つことができているのかなと思います。


  精神疾患の人を支えるには自分も支えてもらえる環境が必要


精神疾患の方を1人で支えることは、ハッキリ言って無理だと思います。


初めのうちは気力でなんとかなるかもしれませんが、長引くとだんだん疲れてきて、そのうち当事者へ怒りの気持ちも湧いてきます。


そんな気持ちを抱えていては、まともなサポートはできません。
それは当事者の方も感じ取ります。


サポートをされている方は、ご自身の気持ちを吐き出す場所はありますか?


私は、先を見越して早い段階で、自分の両親と義両親、友人に状況を話しました。 


精神疾患の方をサポートするのであれば、自分の気持ちを吐き出す場所を作るのはとても大事なことです。


サポート側の自分が心を病んで倒れしてしまえば、当事者を支えることはできなくなります。

サポート側の方は、まずは自分を大切にすることを忘れないでくださいね。



もし、身近に相談できる親や友人がいなければ、このような場所もありますので、ぜひ活用してみてくださいおねがい 

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今日も最後まで見てくださり、ありがとうございました!


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