覆面作家の夢の家 (角川文庫)/角川書店
¥500
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「覆面作家の夢の家」
北村薫、著。 1997年
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内容(「BOOK」データベースより)
12分の1のドールハウスで行われた小さな殺人。そこに秘められたメッセージの意味とは!?天国的美貌を持つミステリー界の人気作家「覆面作家」こと新妻千秋さんが、若手編集者、岡部良介とともに、残された言葉の謎に挑む表題作をはじめ、名コンビが難事件を解き明かす全3篇を収録。作家に探偵、おまけに大富豪のご令嬢と、様々な魅力を持つお嬢様探偵、千秋さんの名推理が冴えわたる“覆面作家”シリーズ第3弾。
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mokkoさんから頂いた本です♪
mokkoさんのブログ→
mokkoの現実逃避ブログ「覆面作家の夢の家」
ボーイ・ミーツ・ガール。
出会いからハッピーエンドまで。
愛さずにいられない主人公とヒロイン。
本格的な謎解き。
書き手は北村薫氏。
これが面白くないわけがない。
北村氏のセンスは昭和テイスト。
今ではちょっとレトロな。
だが、そこがいい。
このシリーズにぴったりとハマっている。
媚びず韜晦せず、ストレートなのもいい。
ラストの台詞なんて、ある意味赤面ものなのだが、真っ直ぐで心地良い。
主人公の腕の中にいるヒロインが、主人公の問いかけに……
「(略)きみは、どこにいるんだい」
(略)
「ここ。……私の家に」
(本文より引用)
まったく……。
赤面ものですぜ。
が。
それでも、このラストは……いい♪
mokkoさんなどはこのシーンを読みながら、赤面しつつ、自分も言ってみたいなどとうっとりしたものだろう。
自虐ネタ王国の王女は、内面が実に乙女であるのだ。
このシリーズの内容に興味のある方は、ぜひmokkoさんのブログをご参照ください。
好きな作品のレヴューを書く時の彼女の文章は本当に良い♪
好きなものについて語る時。
理屈はいらない……のだよなぁ。
ただ良い。
ただ好き。
と、またも内容に触れぬ私……。
てぬき小路はポンポコシャンゼリゼなどと、札幌近郊の年配者しか解らぬギャグで韜晦してみる。
いや、手抜きブログじゃないのです。
だって、どこがどうでとか、あるいは解題とか、ましてや評論とか…。
「面白かった♪」の一言の前には無力じゃないですか。
我がブログは無力のブログ。
我は無力の王なれば。
ただ力ある言葉はひとつ。
面白かった♪
基本的にはその言葉の周辺をうろうろと徘徊するのみ。
そういうのが私の基本方針。
理念。
信条。
金科玉条。
べんせいしゅくしゅく夜河を渡る
白河夜船
ろーあんどろー 振り返るな ろ~♪
ボーアンドロ―は猪木の得意技
私の得意技は韜晦
とーかいていおう
韜晦し脱線し、あげく道に迷い何がなんだかわからなくなる。
仕方ないので、とりあえず泣く。
泣いても問題は解決しないから、笑ってみる。
笑っても虚しいだけなのでぐれる。
━そんなブログです!
『覆面作家の夢の家』。
うん、こういうのも良いわ♪
さじ加減。
でしょうね。
良い塩梅で。
本当に面白かったです♪♪♪