- サイボーグ009 (第1巻) (Sunday comics―大長編SFコミックス)/石ノ森 章太郎
- ¥490
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「サイボーグ009」
石ノ森章太郎、著。 1964年~。
昨日は、奥さんと初詣に行って来ました。
ついでにコーヒーを飲んで、本屋と古本屋・・・。
まあ、年中こんなことばかりやっています。
元日に読売新聞の1ページ全面の広告が
印象深くて、「サイボーグ009」のコミックスなど
入手しました。
その広告のコピーは・・・
あれから 45年。
人類は 戦争をやめたか。
武器を 捨てたか。
差別や貧困を 根絶したか。
物質文明は 人を幸福にしたか。
美しい地球を 取り戻したか。
科学は すべてを解決したか。
神は いたか。
世界は もう、 サイボーグ009
を 必要としなくなったか。
![ああ・・Myu’s Style / とにかく本が好き!](https://stat.ameba.jp/user_images/23/eb/10126038848_s.jpg?caw=800)
2009年は、「009」の年として、「サイボーグ009」
が再始動するプロジェクトが組まれているそうです。
サイトを覘いて見ましたが、作品の発表だけではなく、
様々な取り組みが企画されているようです。
その展開がどうなって行くのかは解りませんが、
その事よりとりあえず、懐かしい!
その一言です。
さすがに、初期の連載では無いにしろ、その後
いろんな雑誌で続いて行った「サイボーグ009」の
どれかを、私もリアルタイムで読んでいます。
そして、コミックスで、東映のアニメで、時にはTVの
画面で・・・。
やはり、印象深いのは雑誌とコミックスですね。
知らぬ人もいないだろうから、ストーリーには
触れませんが、少年誌に連載されながら、
戦争の無残さや、サイボーグの苦悩などを
全面に押し出したこの作品は、当時としては
衝撃的でした。
エンターテイメントを貫きながら、どこまで
従来の少年漫画を越えたものを打ち出して行ける
のか、石ノ森章太郎さんの苦悩が窺えます。
その苦悩故、何度も連載が中断され、雑誌や
メディアを変えてこのシリーズは続いて行きます。
私以前の世代も、以後の世代も、だからこそ
この作品をリアルタイムで読んだことがある。
ある意味で稀有な作品であり、そして、リアルタイム
の経験を世代を越えて共有出来る、ファンにとって
幸せな作品だと思います。
コミックスで読むのは、確かに読み応えもあり、
ストーリーも追いやすい。
しかし、リアルタイムで読むインパクトは、その時
にしか味わえない、一生一度の経験です。
そう考えると、「009サーガ」とも言えるこの
シリーズは、ファンにその体験をこんなにも長期に
渡って与え続けて来た偉大なシリーズです。
いまだに、根強いファンが多いのも頷けます。
私もその一人です。
ああ、009本当に大好きな作品です。