松竹特別歌舞伎に癒される | 虹がでたなら

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日曜日、宇都宮で上演された松竹特別歌舞伎を観ました。
中村獅童さんと息子さんが共演するのが楽しみ!
演目は、
1、中村獅童のHOW TO歌舞伎
2、鞘當
3、供奴
4、橋弁慶

中村獅童のHOW TO歌舞伎は、獅童さんがクイズなど出しながら楽しく歌舞伎の解説をしてくださいました。
次男である4歳の子が、ちょっと歌舞伎の技を披露して微笑ましかった。
4歳でありながら、車で移動中はYouTubeで歌舞伎を見て、いつも歌舞伎のことを考えているのだそうです。
すごい!

役者さんたちがお化粧をし、衣装をつけ鬘をつける様子をステージで披露したのも面白かった。
女性の役を演じる方が、細い布を使って目を吊り上げていく様子が特に興味深かったです。

鞘當の演目では、編笠をゆっくり外していくシーンがあって、昔は、アイドル的な存在だった歌舞伎役者が顔を見せるシーンでは「キャーッ」と歓声が上がったので、今日もぜひ「キャーッ」…と声を出してほしい…と獅童さんがおっしゃっていました。
そしたら、実際、鞘當が始まり編笠を外すシーンになったら、会場中から「キャーッ」の声が。
男性の「キャーッ」もたくさん。
会場が盛り上がりました。

供奴では、中村種之助さんの体幹がぶれない見事な踊りに見とれました。

そして最後の橋弁慶では、中村獅童さんの息子さん、中村陽喜くんが登場。
むちゃくちゃ愛らしい。
そして、しっかり踊り、剣を振り、獅童さんと戦う。
健気な雰囲気でありながら、でもちゃんと演じている。
どれだけ練習をしたことか…。
感動です。

地方を回って歌舞伎の面白さをたくさんの人に知ってもらうことが自分の使命だと獅童さんがおっしゃっていましたが、実際、大勢の人が楽しんだと感じます。
宇都宮の皆さん、ノリが良かったです!