東京芸術劇場へ。
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リア王は、3人の娘との愛憎劇であり、悲劇ですが、リア王一族の物語と同時に、リア王を助けた伯爵とその2人の息子の確執が描かれています。
伯爵の私生児で、異母兄を追いやるエドマンドを演じたのが玉置さん。
大河ドラマ「光る君へ」での役とイメージがかぶる!?
段田さんも出ているし!
ものすごいせりふの量なのです。
シェイクスピアなので、せりふ回しも普通の日本語とはちょっと違う感じだし。
暗記力に驚嘆…。
主役はもちろん段田さん演じるリア王ですが、玉置さんの役はストーリーテーラーみたいな位置付けで、玉置さんは最初から最後までほぼステージ上にいました。
主として登場する場面以外は、後ろの方で座っている。
ずっとお姿を観ていられました。
大河のために伸ばしている髪と、舞台・ダブルのときにもとても似合っていた黒ぶちメガネが素敵でした。
そう!、シェイクスピアなのでどんな衣装かと思ったら、普段着風!?なのです。
玉置さんは、青いパーカーの上にゆったりしたスーツ。
他の男性もほぼスーツ。
リア王の3人の娘はピンクのワンピース。
狂人のふりをする小池徹平さんは白いブリーフ!?
とてもシンプル。
舞台も前半は白い背景と椅子のみ。
そしてその白い壁に、玉置さんが文字や絵を描いて、誰それの家…と表現するのです。
演出家のショーン・ホームズさんが、カーテンコールのときに、この舞台について「マットな…」という表現を何度かなさっていましたが、そういう雰囲気なのでしょう?
役者さんの存在感と、しっかり集中して聴いていないと理解が追い付かないせりふに圧倒される舞台でした。