お洒落な島根県立美術館 | 虹がでたなら

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金曜日、松江城のあと、島根県立美術館へ。
宍道湖畔にある、スラッと細長いお洒落な建物。
宍道湖大橋を歩きながら、少しずつ近づいていき、ワクワク。
到着。
明るく開放的な建物。
ここは、宍道湖の夕陽スポットでもあるのです。
湖側はガラス張りで、ベンチが並んでいます。
展望テラスもありました。
宍道湖の夕焼け、見たかったな~!
現在、「THE 新版画 ~版元・渡邊庄三郎の挑戦」展を開催中。
渡邊庄三郎さんは、浮世絵のバレンで摺る木版画に魅了され、木版画の復興と新しい木版画制作を志したそうです。
空の微妙なぼかし感や、
雪の表現が印象的でした。
版画が刷り上がっていく過程を解説した映像もあり、色が少しずつ重なっていく様子に「お~っ」と感動でした。

常設展には、西洋の有名どころの絵が。
解説を加えたカードがあり、持ち帰ることができます。
ラウル・デュフィ、
ポール・シニャック、
アルフレッド・シスレー、
ギュスターヴ・クールベ。
版画を観たあとだったので、油絵の質感と色彩の表現の細やかさに圧倒される。

日本人では、岡鹿之助さん、
堀江友聲さん。
龍って誰も見たことがないのに、どうして皆同じような絵になるのだろう。
そもそも、初めて龍を描いた人は誰なのだろう?
そして私が大好きな松本竣介さんの絵がありました!
松本さん独特の、ちょっと寂しげな街の風景。
松本さんは奥さまが島根の方で、島根にお墓があるのだそうです。
そして、葛飾北斎さんの展示室がありました。


北斎さんの絵では、何気なく描かれた人物の惚けた表情が好きです。

館内もスタイリッシュで、ゆったりしていて、居心地の良い空間でした。
夕焼けが似合うに違いない。