東京国立博物館 中尊寺金色堂展 | 虹がでたなら

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昨日は東京都美術館のあと、東京国立博物館で開催されている「中尊寺金色堂」展を観てきました。
こちらも大混雑!!

建立900年となる国宝・中尊寺金色堂。
その建立900年を記念しての展覧会だそうです。
金色堂の堂内には3つの須弥壇があり、その内部にはそれぞれに今も藤原清衡らの遺体が納められているそうです。
今回は中央壇に安置されている国宝の仏像11体全てが展示されています。
まず、会場に入ると、堂内空間の8K画像データを活用した高精細CGにより、大型ディスプレイに原寸大の金色堂が再現されていました。
すごいリアル。
画面がアップになると、仏像がこちらに迫ってくるようで、くらくらしそうでした。

中尊寺には何度か行ったことがあり、一昨年もマラソン大会のあとに寄ってきました。
そのときの記事を読み返してみると、「もっと近くで仏像が見たかった…。」と書いてありました。
そう、遠かったのです。
しかもそれほど大きくないから表情が分からなかった。

今回は、まず、映像でじっくり見ることができ、そして展示場で実物を間近でぐるりと見られました。
さらにまた戻って映像を確かめ、またまた実物を確かめ…と、何度も堪能できました。
周りの人たちもストレートに言っていましたが、実際の仏像はそれほど大きくはありません。
だから映像の方が迫力はあるかも。
近くで拝見する仏像のお顔は、とても優しくやわらかい。
髪の毛や衣装の襞や、細かい部分の彫りの美しさは驚くばかり。
それにしても、仏像がこんなにごっそりとこちらに来てしまい、今、中尊寺に行った人たちはがっかりしてしまうかも…。

金色堂の模型がありました。
金と螺鈿がまばゆい…。


実際に金色堂に行ったとき以上の満足感が味わえました。