青空をバックに、白く輝く天守閣。

白い鷺が舞い立つように見えることから「白鷺城」と呼ばれているそうです。

菱の門。
黒漆と飾金具の格子窓に飾られた勇壮な門。

菱の門2階の櫓部が初公開中。
ここは別料金です。
ちなみに姫路城の入場については、マラソンの参加者は無料券がいただけました。

床の端には石落としがあります。
細かい工夫だとは思いますが、下の敵に石を落としている姿を思い浮かべると、怖い…。

黒漆塗長持。

立派な造り。

途中にある武者溜り。

近づいてきた。

まずは西の丸の外周、百間廊下へ。

長い。
厳重な防備を持つ城郭だそうです。

中に入ると、延々と続く廊下。
廊下の横には、攻撃に備える部屋もあれば、女中が暮らす部屋もあります。

千姫。
夫・本多忠刻と、姫路城で暮らしたそうです。
が、長男が3歳で、夫も31歳で亡くなり、江戸に帰ったそうです。

いよいよ天守閣に向かう。

じゃんっ!
近づくほどに、その存在感に圧倒されます。

「狭間」という、矢や鉄砲を放つための穴。
丸、三角、四角などがありました。

石の積み方も様々で、見比べると面白い。




よくこのようにピタリと積めるものです。

天守閣の中へ。
こうした建築物の中で、いつも気になる釘隠し。
ここのものは、六枚の葉でデザインされていて、葉の間に猪目と言われるハート型の隙間が。

天井の木製も太くてしっかり。

東大柱。

階段をひたすら上り、6階からの眺め。
百間廊下が長々と続いているのが見えます。


途中の壁に見た武具掛け。

うまく組み合わせてあるものです。

瓦には、城主の家紋。
8種類残っているそうです。

屋根の重なりのバランスも美しいですね…。

ここの角の部分は、長方形の横長のものが一段おきに組まれています。

お菊の井戸。
お皿が一枚…二枚…、のお菊。
殺されてこの井戸に投げ込まれたのだとか。
覗くと、深い井戸でした…。

扇の勾配。
上に行くほど反り返り、敵がよじのぼれないようにしているそうです。

このそそりたつ姿、確かに上れるようには思えない…。

ぬの門。
あちこちに門があり、全部で21門あるそうです。

とにかく見所が多くて、満喫です。
マラソン大会の案内に、走り終わったあとにお城の観光をするのはきついから、前日に行くように…とありましたが、確かにフルのあと、この広い敷地やたくさんの階段を歩くのは無理だったと思います…。
それにしてもすごい数の観光客で、一部人数制限をされている場面もあったのでした…。
人気があるのも納得!…の、スケールの大きなお城でした。