ボーダレス・アートミュージアム NO-MA | 虹がでたなら

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わくわく・どきどき・しみじみ…なものたち

近江八幡市での出来事の続きです。
古民家を利用した、ボーダーレス アートミュージアム NO-MAという美術館があります。
障害のある人ない人、いっしょくたに作品が展示されています。



今は、「HELLO 開眼」という展覧会が開催されていました。

まさに「開眼」した芸術家の方々の作品。

現代美術作家の荒川朋子さんは、作品の中に髪の毛やつけまつ毛など、毛を使っています。
この作品は、一つ一つの丸が顔で、ガラスの目が埋め込まれています。
その顔は可愛いのですが、全体のてっぺん部分に毛があってびっくり。
誰か入っていそうな…。

大井康弘さんは、粘土で大胆な動物を表現しています。
ゾウだったり。

ネズミだったり。

イノシシだったり。

この方は、様々な国を連想させる作品。

入江早耶さんの作品はとても変わっています。
描かれた絵を消しゴムで消して、その消しゴムのカスで、もとの絵を形作る…という…。

掛け軸に描かれた十一面観音を消して、そのカスで精巧な観音像が誕生…。

襖を覗くと、千円札が消されて…。

写真だけの展示でしたが、熊本にある丘に、たくさんの石仏を彫って展示した方がいるそうです。
写真だけでもすごい迫力。
そして一つ一つの石仏の表情がとても豊か。
いつか行って、実物を見てみたい。

蔵の中にはたくさんのお面があって、ぎょっとしました。

他にも、表現をしないではいられない…という強い衝動や閃きにあふれた作品がたくさんあり、ただただ圧倒されました。