被災地地域での住宅建設中の地盤について | 一期一会

一期一会

株式会社 未来補償コンサルタント 代表者ブログ

震災後から、弊社では毎日、家屋調査を行っています。


既存住宅の再利用の可否であったり、建築中の建物の現況被害調査であったり。


そこで、今回の地震で大きな被災の原因の一つが地盤によることと指摘されています。


被災地の地盤は大きく影響を受けています。



通常は、家を建てる前に、土地の地盤調査をします。


この地盤調査は、建物の建設予定地の四隅(四カ所の角)とその中央の交差する


中心点の計五カ所をスウエーデン方式と謂われる検査方法で行います。


この地盤調査により、建設する住宅の重みを、しっかり支持出来るかの判断をします。



今回の被災建物検査の中で、建物基礎が水平か、どうかの調査を必ず行います。


このとき、水平で無い(傾きが有る)建物も中にはあります。


この原因が地盤に寄る場合があります。勿論、建物に原因が有る場合もあります。


そこで弊社は、傾きの有る住宅については、建設中建物、既存建物、等々、ともに、


再度、地盤調査をすることを薦めています。


これにより、地震によって地盤が変化した場合でも、その変化した地盤に合うような


工事をすれば済むからです。


地盤が変化していた場合、地震前の工事の延長では危険な場合が出てきます。


そこで、弊社は、被災地域内に建設中のお施主さんには、強く再度の地盤調査お勧めしてます。