先日、地価調査基準地の価格発表があった。
これは、7月1日時点での不動産価格である。
使用に当たっては、固定資産税、路線価、地価公示等々にも影響
するが、一番の用途としては、民間の売買の参考にするために、
役所が毎年発表している。
今年は、熊本地震の影響で、益城町のある基準地(ポイント)では9%強下落していた。
熊本市、その他の県下は住宅地も商業地も、一部を除いて下方傾向となった。
今回の熊本地震の被害が顕著にでた場所もあるが、注意をしたいところが、
不動産価格に対する地震の影響の程度である。
4月14日、16日の前震、本震後の不動産の取引事例が、どれ位発生し、
どの程度、採用され、また事例がどの程度そのシェアーを占めているか?
詳細は不明であるが、今回の地価調査基準地の価格発表までの、
時間等、不動産取引数等を外野から見ていると、本当の熊本地震の
影響を織り込まれた地価は来年、1月1日時点の地価公示を、待たないと
解らないと、私は思っている。
不動産価格(更地)は、地震前と今では、色々の要因から、バラツキが出始めている。
不動産を、これから購入しようと検討されている方は、より慎重になられ、専門家
の意見等を求められることを、お勧めします。