住宅ローンの借入を35年計画されている方から、相談が有った。
購入を計画している建売住宅の会社作成の資金計画書の年数です。
35年ローンは住宅ローンでは珍しくは無い。しかし、人生の中の35年は
相当に長い。この時間をどう捉えるか。住宅ローンだから安心して決められる
問題、内容ではない。
日本は急激な人口減少に向かっている。また、世帯数も同時に減少している。
現在、日本の住宅は、数字上では十分に余っている。
同時に、現在も年間1万戸弱の新築住宅が市場に供給されている。
景気も悪い。「中小企業金融円滑化法」も延長された。
少し考えれば、現時の土地価格の下落基調がいつまで維持されるかは疑問である。
私見ですが、下げ止まりの期間は長くは続かない。確実に実需に見合った価格になる。
つまり、35年の返済期間は、あまりにも長すぎるのでは。
場合によっては、建物の寿命すら35年は無いかもしれない。