2010年度 センター試験
数ⅠA,問2の解説です。
G1; y=3x^2-2x-1
G2; y=x^2+2ax+b
G2を平方完成して y=(x+a)^2+b-a^2
G2の頂点は(-a, b-a^2)
G2の頂点が 放物線G1上にあるので
b-a^2=3a^2+2a-1
b=4a^2+2a-1 ・・・(1)
(1)式より,G2の頂点をaを用いて表すと
(-a,3a^2+2a-1)
〔1〕 G2の頂点のy座標 をYとおくと
Y=3a^2+2a-1
=3(a+1/3)^2-4/3
よって,Yは a=-1/3 のとき,最小値-4/3 をとる。
a=-1/3のとき,b=-11/9
G2; y=(x-1/3)^2-11/9-1/9
y=(x-1/3)^2-4/3
軸は x=1/3
x軸との交点は y=0とおいて
(x-1/3)^2=4/3
x-1/3=±2/√3
x=(1±2√3)/3
〔2〕 ごちゃごちゃしてくる設定なので,計算は面倒ですが,
いちいちG1,G2の式に立ち返って計算しましょう。
G2が(0,5)を通るので
5=b
このとき(1)式より
4a^2+2a-1=5
(a-1)(2a+3)=0
a=1,-3/2
a=1のとき, G2; y=(x+1)^2+4
頂点は(-1,4)
x軸方向,y軸方向にともにp平行移動したとき
頂点は(p-1,p+4) になる。
これがG1上にあるので
p+4=3(p-1)^2-2(p-1)-1
3p^2-9p=0
p(p-3)=0
p=0,3