2010年度 センター試験
数ⅠA,問1の解説です。
〔1〕
α=(√7-√3)/(√7+√3)
有理化するために,分子分母に(√7-√3)をかけて
α=(5-√21)/2
方程式 6x^2-7x+1=0の解は
(6x-1)(x-1)=0
x=1/6, 1
α,1/α,1/6,1のうちで最も小さい数は
αの分母<分子 なので α<1
したがって,α<1/α
また 1/6<1
なので
αと1/6の小さい方が答になる
α-1/6
=(14-3√21)/6
=(√196-√189)/6>0
よって,1/6が一番小さい。
〔2〕
実際に数字を並べて確認してみましょう。
p:5で割ると1余る自然数={1,6,11,16,21,26,・・・}
q:10で割ると1余る自然数={1,11,21,・・・}
r:奇数={1,3,5,7,9,11,・・・・}
s:2より大きい素数={3,5,7,11,13・・・}
「pかつr」={1,11,21,・・・} これは「q」と同じなので
「pかつr」⇔「q」 必要十分条件
「rでない」=偶数={2,4,6,8,10・・・}
「sでない」={1,2,4,6,8,9,10,・・・}
「rでない」→「sでない」 十分条件
「pかつs」={11,31,41,61,・・・}
「qかつs」={11,31,41,61,・・・}
「pかつs」⇔「qかつs」 必要十分条件
ベン図は⑤ になります。