膝を怪我して強制終了してました
ずいぶん自分を無視し、嘘をついてきた
自分ではない誰かになっていた
歩けなくなって、止まれたことホッとした
松葉杖でゆっくり歩けることに感動した
私はゆっくり歩いてもいいのだ
もう自分に追い立てられない
何故なら怪我をしてるから
ぐうの根もいえない理由がある
ゆっくり歩きながら、ゆっくりと過ぎていく景色
なんて尊いんだろう
なんてキレイな空なんだろう
こんなにゆっくりと過ぎる景色を見たことがない
いつもの道、気づかなかった植木、家の模様、置物
こんなのあったんだ
今目の前にあるものを見てあるく
なんて美しい世界なんだろう
通勤時間、改札へ流れ込む人混み
みんな動けるという当たり前のキセキの中で生きてるんだなぁ
体が動くキセキ、思うように動いてくれるキセキ
どうか、忘れないで欲しい
未来の自分へ