謎めく元伊勢・丹後國一之宮籠神社*ルーツを巡る祈り旅⑥ | 本質が活きる・みちひらきコーチング☆室井奈実

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みちひらきコーチ 室井奈実です。

 


人生の節目となった
ルーツを巡る旅の続きです。


誕生日に
産土神社→春日大社

奈良で宿泊
石上神宮(朝拝)→天河大弁財天社と参拝

奈良の最後のお詣りは
大和國の大神神社で大物主大神
=古代史では饒速日尊

祈りを捧げました。

 

ご参考記事↓

 


奈良を後にして
そのまま京都へ移動・宿泊し
丹後國一之宮・籠神社(このじんじゃ)
お詣りをしました。

 

この日は
天橋立方面だけの参拝ですから
バスでの楽々移動を選択しました。

(一眠りできるのです)

京都から高速バスで2時間半ほどで
JR天橋立駅に到着します。

ちなみに
天橋立駅から対岸まで渡るのに
・歩き 50分
・レンタサイクル 20分
・かもめ観光船 
・モーターボート
といくつかの選択肢があります。

午後から嵐の天気予報だったので
お天気が良い午前中に参拝をしたく、
かもめ観光船で移動をしました。
 

 

カモメと戯れながら観光船で移動

 


私が到着すると直ぐに船が出ました。

デッキの上から景色を楽しみます

日本三景・天橋立です。
籠神社への参道になります。


 

お隣の女性がデッキから
かもめの餌をばらまき始めると・・

近くまでかもめがやってきます。
ちなみにかもめの餌は
(かっぱえびせんのミニ袋でした。)


鳥が近くに来るのは怖いのですが
見てる分には楽しめますね。

船が天橋立から遠ざかるに連れて
空のサインがすごいことに!!
ウェルカムですね。

午後は大荒れになります
のサインとも言います。


船が対岸に到着する頃、
気がつくと
かもめさんたちが・・
一緒に船で渡ります。
(飛ばないのね)

並んでいるのが可愛い。
 

 

元伊勢・丹後國一之宮 籠神社

 

一の宮桟橋から歩いて数分で

籠神社に到着します。

広々した参道エリアです
天橋立が日本三景の1つなので
観光バスで来られる方も多いです。
 

今回はバスが1台止まっていました。

参道は綺麗に整備されています。

奥宮からのエネルギーで

海を渡ると
全体が神域となり、
かなり高いのですが・・

鳥居をくぐると
空気が少しずつ変わってきます。

手水舍


手水舍の前にさざれ石


 

神代・倭姫と元伊勢という名前

 

籠神社に初めて訪れたきっかけは
大神神社の摂社・檜原神社に
お詣りした時のこと、

神代では
倭姫が天照大神をお連れした場を
「元伊勢」と呼ばれていたことを
知りました。

倭姫の御幸巡で調べると
元伊勢と呼ばれる神社は
滋賀県などたくさんあります。

諸説ありますが
京都にも「元伊勢」と呼ばれる神社が
数社あることを知り、

何故か京都・舞鶴の地が
ピンと来て
ここだと直ぐにわかり
「籠神社」にたどり着いたのです。

倭姫が誘ってくれたのが
きかっけです。

最初、籠神社にお詣りした時に
倭姫の御朱印袋があり
即購入したもの。

当時は倭姫に意識が向いていたのです。

今は大々的には
表に出されてない気がします。
 

ご由緒

ご由緒書きによれば

古代から奥宮の地
眞名井原に匏宮(よさのみや)と申して
豊受大神をお祀りしていた。

第十代崇神天皇の御代に
天照大神が倭国笠縫邑から
お遷りになり
天照大神と豊受大神を
吉佐宮(よさのみや)という宮号で
四年間ご一緒にお祀りした。

天照大神は垂仁天皇の御代に、
豊受大神は雄略天皇の御代に
それぞれ伊勢にお遷りになりました。

その事により
伊勢神宮内宮の元宮、
外宮の元宮という意味で
「元伊勢」と呼ばれている。

両大神が伊勢にお遷りの後、
本宮を奥宮・
眞名井神社(吉佐宮)の地から、
今の籠神社の地へとお遷し、
社名を吉佐宮から
籠宮(このみや)と改めて
天孫彦火明命を
主祭神としてお祀りした。

 


元々が豊受大神(神代)ですから
かなり古くから
神さまが鎮座されているのが
分かります。

ここしかない!
と明快に分かったは
豊受大神のエネルギーを
感じとったからだと
今なら分かります。

 

 

お茶目な狛犬さん


拝殿エリアに入る前に

屋根付きの狛犬がおられます。

 


鎌倉時代の狛犬(重要文化財)

胴と脚がどっしりとし
最高傑作と言われています。
鎌倉時代らしい彫刻です。
image
そしてお茶目な顔をしています

故事によると、

作者の魂がこもった狛犬が
天橋立に遊びに出ては
人々を驚かせるので、

岩見重太郎が
狛犬の霊を鎮めるために
刀で前足を斬ったと言われています。

それ以来、
この狛犬は神社の前に
守護獣として置かれ、
霊験がある
“魔除けの狛犬”として伝えられる。


本当に阿形の右足に傷跡が!!

 

 

尊厳に満ちた男性性たっぷりのエネルギー

 

拝殿へお詣りをします。

ここから先は撮影禁止です。

御祭神

主祭神 
彦火明命
(ひこほあかりのみこと)
別名:天照国照彦火明命


海の奥宮 冠島に降臨された

相殿
豊受大神
(とようけおおかみ)
天照大神
(あまてらすおおかみ)
海神
(わたつみのかみ)
天水分神
(あめのみくまりのかみ)

 

 

まず拝殿に入ると
ビリビリと男前なエネルギーに
圧倒されます

 

ていねいに祝詞を唱え
感謝のお祈りをしました。

この土地は古来から
大陸や半島の窓口で
筑紫・出雲から京都への
入り口でした。

男前な強い神さまが
護っておられます。

厳しめ〜きっちりとした感じです。

表向きにきっちりとは
何かをガードしているのかな?
隠された物がある気がします。


写真撮影ができないので
文章でご紹介です。

【御本殿】
拝殿から右脇に移動すると
御本殿が見えます。

御本殿は伊勢神宮と同じ
神明造りで
勝男木は十本、
千木は内そぎ
です。

高欄上には、
五色(青・黄・赤・白・黒)の
座玉(すえたま)
があります。
青・黄・赤・白・黒の五色で、
古代中国の五行思想に基づくもので

万物を構成する
木(青)・火(赤)・土(黄)
金(白)・水(黒)
5種類の元素ですね

 

神社建築史上では
とても貴重なものだそうです。

よく見ると拝観できますよ。

末社がたくさんあります。
 

【拝殿右側エリア】
 
★恵美須神社
御祭神
彦火火出見命
(ひこほほでみのみこと)
倭宿彌命
(やまとすくねのみこと)

 

 

【拝殿左側エリア】

 

★天照大神和魂社
(あまてらすおおかみにぎみたま)

御祭神
天照大神和魂 



★春日大明神社
(かすがだいみょうじん)

御祭神
武甕槌命
(たけみかづちのみこと)
経津主命
(ふつぬしのみこと)
天児屋根命
(あめのこやねのみこと)
比売神(ひめがみ)



★猿田彦神社

(さるたひこ)

御祭神
猿田彦大神



★真名井稲荷神社
(まないいなり)

御祭神
宇迦之御魂大神
(うかのみたまのおおかみ)
保食大神
(うけもちのおおかみ)
豊宇気毘売大神
(とようけびめのおおかみ)

 

新しく再建されたものです。
古来より奥宮・真名井(吉佐宮)に
祀られていた
豊受大神直系の稲荷神社を
1991年に再建したもの。

稲荷神社の鳥居の前に、
奥宮・真名井神社の
参道入口にある像と
ほぼ同じ「龍像」があります。


★倭宿禰命像
(やまとすくねのみこと)

宮司家である海部氏の祖先
と伝えられています。
海亀に載っています。


籠神社は「亀」なのです。
元伊勢の最後の地 
伊雑宮は「鶴」をですから、
「鶴亀・つるかめ」なのですね

 

 

海部氏と鴨氏


籠神社の宮司家は

「海部(あまべ)氏」
国宝である日本最古の家系図で
「海部氏系図」
2000年以上伝わっています。

2000年以上はすごいですね。

 

祖神である「天火明命」は、
今の天皇家の祖神にもあたる
「邇邇芸命」の兄であり、

天皇家と親戚関係となる家系で
日本の神社でも
格式が高いとされています。


海部氏は海洋民族とも
深く関わっていて
「鴨氏」とも繋がりがあります。

鴨氏の現在の本拠地
京都の賀茂神社で有名な”葵祭”は
籠神社が発祥の地と聞きました

籠神社の年行事を見ると
4月24日に「葵祭」がありますね。


きちんとした由緒の神社です。
ホントきちんとした・・という
言葉が似合うのです。

今回の祈り旅で
当初は上賀茂神社・下賀茂神社に
お詣り計画がありましたが・・笑
あっさりと変更されました。
(それは後ほど・・)

 

 

籠船に乗って降臨された彦火明命=饒速日尊

 

ご祭神・彦火明命は
別名を天照国照彦火明命と云われ
竹で編んだ籠船に乗って、
海神の宮(龍宮又は常世)に
行かれたとの故事により、
社名を「籠宮」と云うと伝えられています。

今の絵馬にも「籠船」が描かれていて
市杵島姫命が一緒ですね。

天照國照彦火明命は天孫として、
天祖から十種神宝の
息津鏡、辺津鏡を賜り、
大和国、丹波・丹後地方に降臨されて、
開拓したという云われの絵馬です。

ただ10年前の絵馬には・・

天照國照彦火明命(饒速日尊)

描かれています。

私が初めて参拝した時は
この絵馬だったのです。

饒速日尊が隠されてしまいましたね。

御祭神が
神代では豊受大神が祀られていること

倭姫と天照大神のお話から
「元伊勢」の名称がついていること

また、その後の御祭神が
饒速日尊(にぎはやひのみこと)こと、

この3つのポイントから
私は導かれて
この地にお詣りに来たと
納得したのでした。


とにかく
豊受大神・辨財天
饒速日尊・瀬織津姫は
魂レベルでご縁があるのです。


現代では、
饒速日尊や瀬織津姫は

公にされない・・
しかしたまに出てくる。

見え隠れする理由が
あるのかと思います

ご神事は表には出ないのが普通です。
ほんの僅かにヒントがあるくらいです。
謎めいていて良いのです。

この古代祭祀でのご縁は
エネルギーレベルで見るのが一番で
自分自身の内側で感じるものです。

私たちはそういう霊的な力を
本能的に持っているのですから・・

この古代祭祀的な考え方は
奥宮・眞名井神社
よりはっきりします。

このまま拝殿右手から
奥宮・眞名井神社へ参拝します。

 

続きはこちらから↓↓



私のルーツを巡る祈り旅

おまとめ記事はこちら↓↓

 


親愛を込めて!
With Joy & Love~
ハート