皇室、美の玉手箱展で国宝に酔いしれる*東京藝術大学大学美術館 | 本質が活きる・みちひらきコーチング☆室井奈実

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みちひらきコーチ 室井奈実です。



不忍池辨天堂の巳成金大祭に参拝した後、
東京藝術大学大学美術館の

「日本美術をひも解く〜皇室・美の玉手箱展」
行きました。
(その日のもう一つのお目当てです)

日本の美を未来へ継承していく
プロジェクトの一貫だそうです。

寺社仏閣に参拝するのも同じですが、
古来から大事にされ
美しいとされている物は
現代の私たちの心にも響きます。

年を重ねるごとに
古来から息づくものに
触れたくなるので、
アーティストデートを楽しんでいます。
 

 

皇室の名宝が展示

 

宮内庁三の丸尚蔵館に保管されている
絵画4展と書籍1点が国宝に指定され
すべてが公開されているのです。

(ありがたい企画なのです)

展示前期(右上)は
狩野永徳『唐獅子図』でした。
こちらは昨年、
拝観して感動したのを覚えています。

展示後期(左側)だけの
伊藤若冲の『動植綵絵』十幅を拝観。

⑴芍薬群蝶図
⑵老松白鶏図
⑶紫陽花双鶏図
⑷向日葵雄鶏図
⑸池辺群虫図
⑹蓮池遊魚図
⑺芦鵞図
⑻芦雁図
⑼梅花小禽図
⑽桃花小禽図

 

圧巻でした
最初に「芍薬群と蝶図」で
心をわしづかみにされ
ただ立ち止まる。

本物の蝶が
舞っているかのようでした。

春夏秋冬を通して
どの絵も
ひと筆ずつの繊細さと色彩と
いのちあふれる躍動感が
織りなす世界は今も色褪せない。


素人の私にすら、
若冲の
『命あるものへの賛美、愛』が
伝わってきます。

実は鶏は
あまり好きではなかったのです。
(若冲展に興味がなかった理由)

しかし
「老松白鶏図」を間近で観たときに
あまりに繊細な美しさに
圧倒されました。

透明度が高く、
鶏は神さまの御使いというのが
よく分かります。

美術館内は人が多く
少し空気が重たかったのですが
若冲の絵の前だけスッキリして
頭痛もス〜ッと消えていきました。

 

それだけエネルギーが
高いのだと思います。
生の絵画は違いますね。


人が多いからゆっくり進む
その分、絵の前での滞在時間が長い。
じっくりと観れました。

パンフレットです。


個人的には、
平安時代の三蹟の1人
小野道風の書、
『屏風土代』
に惹かれてしまった。
宮中の屏風を書く時の下書きの書です。
日本人の力強さ&優美さの原点かな。

 

平安時代の書が綺麗に残っているのがすごい。


その他にも
高階隆兼筆「春日権現験記絵」 
春日明神がお話に出てくる絵巻物で
神社好きにはたまらない。

春日明神は太古からパワーがある
とされているのがよく分かります。
すごく鮮やかな絵巻物でした。


蒙古襲来絵詞
歴史の教科書にも載っていて有名。
人物に名前が書き込まれているのが
印象的で分かりやすい絵本です。


 

来館者は多くチケット売り場は
並んでいました。

年齢層の幅が広かったです。
年齢が上の方も若者も
静かに見入っていました。


国宝に限らず素晴らし作品を
一挙に拝観できて幸せな時間でした。
 


通りを挟んで美術館の前は
東京芸術大学です

趣がありますね。
 

寺社仏閣と美術館を巡ると
軽く1万歩を超えます。
サンダルだったので足がつりました。

オープンカフェで一休み。

人懐っこいすずめがやってきました。

「餌付けをしないで・・」と
テーブルに書かれているので
美味しいものがあるのを
知っているのですね。

ご機嫌な1日だったので
苦手な鳥がやってきても平気です〜笑
(写真は小さめですが・・)
 

帰り道の夕刻の上野の空
大分秋めいてきました。

来月から東京国立博物館で
東博150周年の特別展示が開催されます。

一挙にお蔵出しだそうで楽しみです。

芸術の秋の始まりですね。

 

親愛を込めて!
With Joy & Love~
ハート