赤ちゃんに会えない… | 歳の差3きょうだい母は乳がんサバイバー

歳の差3きょうだい母は乳がんサバイバー

中2長男、小5長女、3歳次男を育てるフリーランスのワーママです。
2024年3月、46歳で乳がんが見つかりました。
浸潤性乳管癌ⅡA/ER:+/PgR:+/HER2:-/Ki67:12% →リュープリン2年&タモキシフェン10年

出産レポの途中ですが…

今日は歩いて新生児室まで行って赤ちゃんを見る予定でした。

昼に痛み止めの点滴を入れて、14~15時くらいに歩いてみることになりました。

痛み止めも効いてるのか効いてないのか分からないくらい常に傷が痛い。
手をつこうにも右手の甲には点滴入ってるし。
どうやって足を地面に下ろしたらいいのか分からない。

点滴棒に捕まってよろよろと廊下に出た瞬間、

ツツーーーー

と足を伝う生暖かい感触。

血がダラダラと床に伝っていました。
立ち上がった瞬間に悪露がドバっと出たらしい。


「一度ベッド戻りましょう」
と言われ、またベッドに腰掛けるのも、腰掛けた場所からお尻を動かすのもまたひと苦労。


「歩くのは、一度落ち着いてからにしましょう」
と言われ、しばらくまた横に。 


午後、産科の先生が回診にいらっしゃって

先生「体調どうですか?」
私「全然だめです」
先生「どう『だめ』ですか?」
私「歩こうと思ったら出血と痛みががひどくて歩けませんでした」
先生「前回も同じくらい痛かったですか?」
私「前回は多分ものすごく強い痛み止めを入れられていたので、こんなに痛くなかったです」
先生「うーん、じゃぁ追加で痛み止め出すようにしておきます」

って、その後いつもの点滴しか来ないんですけどねえー


16時頃、歩行訓練のときの看護師さんが来て
「歩くのどうしますか?」
と聞いてくれました。
多分今までの私だったら
「行きます!」
と言ったと思うのですが、 今回の妊娠・出産・育児はムリしないと決めたので
「また明日にします」
と答えました。看護師さんも、新生児室までは行けなかったけど、廊下まで立って歩くことはできたから今日のところは大丈夫ニコニコと言ってくれました。


でも看護師さんが去ったあと泣きました。
ムリしないと決めていても、やっぱり揺れ動いてはいて、

出産から1日半全く赤ちゃんに会えてなくて
赤ちゃんに申し訳ない
家族や両親に写真を送ってあげられなくて申し訳ない

という気持ちと

これからいくらでも赤ちゃんのお世話もできるし、写真も撮れるから、今は安静にしていい

という気持ち。


夫も母も娘もみんな写真見たいだろうに
「無理しないで」
「ゆっくりして」
「大丈夫、応援してるよ」
とLINEをくれて、それを読んでまた泣いてしまうえーん

ホルモンバランスーーーーーえーんえーんえーん



ところで、今日からお食事解禁になりましたキラキラ

朝いち↓


お昼ごはん↓

「全粥」って書いてあるのにあんかけ焼きそばびっくり
間違って配膳されたんだと思ってナースコール呼んだら、「麺は全粥扱いなんです」ポーン
いや、お腹空いてるから全部食べたけどさ!


からの夕飯↓
今度は全粥笑い泣き


夕飯の時に聞いていたラジオを落としてしまって。
イヤフォンついてたからベッドから釣り上げられたんですが、隣のベッドの方がカーテン越しに
「大丈夫ですか?」
と声をかけてくれましたニコニコ

まさか声をかけられると思ってなかった私は3テンポくらい遅れて、
私「え、あ、はい。騒がしくてすみませんタラー
隣「お手伝いしましょうか?何か落ちませんでした?」
私「拾えました!大丈夫です。ありがとうございます」


きっと昼間から、

痛い
歩けない
出血ひどい
新生児室行けない
痛み止め追加してほしい

…って聞こえてて心配してくれたんだろうな。優しいおねがい