映画「地球へ」 久しぶりに観ました。 | 杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ

杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ

衆議院議員「すぎた水脈(スギタミオ)」の公式ブログです。

島田洋一先生の番組にSkypeで出演した後、久しぶりに映画「地球へ」を観ました。
漫画も小説も持っていて、何度となく読み返しました。映画を観るのは何年振りでしょうか。
初めてこの作品と出会った時、そこに描かれている社会システムが衝撃でした。
人類は本来の性交妊娠出産を辞め、精子と卵子を体外受精させ、試験管(試験管ベビーという言葉が流行りました)で育て、子供が「出来上がる」。
養父母の資格を持った「職業としての夫婦」が子供を育てる。そのシステムは全てコンピュータ(今でいうAI)が管理する。
(主人公たちは本来のやり方で子供をつくることに成功しますが、身体にはかなりの負担がかかっています)
この作品の連載が始まってから47年。
親が虐待により子供を死に至らせる。また、子供が親を殺す事案も多くなりました。
綺麗事で理想を追い続けていくと、こんな社会が本当に出来上がるのかもしれないと、その恐ろしさをあの頃以上に感じます。
それにしてもこのような世界を描き出す、作者の才能に感嘆、敬意、賞賛の強い気持ちを表します。
映像もとても美しく、感動のラストシーンを見る頃には、すっかり10代の自分に戻って涙していました。