ヨーロッパ諸国から見れば日本は信用に値しない国〜デンマーク視察2日目 | 杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ

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【デンマーク視察2日目〜ヨーロッパ諸国から見れば日本は信用に値しない国】
視察2日目の昨日は、午前中有名な「森の幼稚園」を視察しました。
デンマークの幼稚園と保育園の違いは単に年齢のみ。0〜2歳が行くのが保育園。3〜6歳は幼稚園。この幼稚園にも保育園が併設されています。保育園も幼稚園も年齢別やクラス分けはなく、カリキュラムもありません。子供達はやりたい時にやりたいことを自由に選び好きなことをしています。日本の常識が全く通用しない世界でした(笑)
余談ですが、デンマークの乳幼児のお昼寝は外でさせるそうです。マイナス10℃になる冬も御構い無し。そうすると肺活量が強い子供になるとか。家族で食事に出かけてもベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま店の外に放置。大人だけで食事を楽しみます。文化の違いですね。
午後はまた、昨日とは別のフォルケフォイスコーレへ。基本フォルケフォイスコーレはデンマーク人の占める割合が50%以上でないといけないとなっていますが、この「インターナショナル・ピープルズ・カレッジ」は例外で、デンマーク人が一人もいなくても良いことになっています。でも、他校と同じく政府の補助金は受けられます。デンマークでは、どんな人達でもグループを作ってフリースクールを立ち上げることが出来ます。教育省はお金は出すが、口は出さないという方針だそうです。
校長先生からお話を伺いました。移民問題なども含め多岐に渡る説明がありましたが、その内容はまた詳しくレポートにまとめます。
話を聞いて一つ質問をしました。
「デンマークの社会を語る上で『信頼』と『性善説』というのが常にキーワードで出てきます。日本もそれで成り立っている国です。が、日本人同士の間では信頼関係が成り立つが、それが通用しない国々との外交関係で苦労しています。デンマークはそんなことはないですか?」
「デンマークがそういう国だということを他国がわかっているので特に問題はない。」とのことでした。コーディネーターさんからは、
「日本は約束を守らない。京都議定書などもそう。日本は国連などの国際機関やODAにたくさんお金を出すが、その目的がわからない。なので、ヨーロッパの国々は日本は信用していいのかどうかわからないと思われています。」という補足説明がありました。
京都議定書の目標を達成していることは、今年の4月、正式に認められています。環境省のホームページにはありますが、国際的に発信していない為、日本は「約束を守らない国」と思われているわけです。外務省同様、環境省にもしっかりしていただきたいです!
このフォルケフォイスコーレには日本人の学生もたくさん学んでいました。一つ気になったことは、性に奔放な国柄もあり、寄宿舎(全寮制。先生も全て住み込み)の男子と女子のユニット(シングルとツインの部屋が一つずつ、3人で一つのユニット)が同じ建物に男女混合で入っていること、カップルになるとかツインの部屋に入れること。校長先生曰く、「18歳以上なので、性のことは本人達に任せて自由にさせています。学校内で愛の場面がたくさん繰り広げられています。」とのことでした。これも文化の違いなのだと思いますが、日本の親としてはこの学校に行かせることを躊躇すると思います。
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