2023年の振り返り【ジェンダークリニック通院と女性化手術に向けて】 | 美緒玲とさんごの穏やかな日々

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うつの療養しながらあず(妻)と「お洒落」や料理を楽しむ主夫です。

あずと愛猫さんごとゆるくゆる〜くおだやかな日々を過ごす日常を綴ります。

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昨年の12月に思っていたこと。

 

2023年には自分の性についてはっきりさせたい。

可能であれば本来の性のとおりの体になりたい。

そのきっかけが欲しい、掴みたい。

 

そんな思いから国内で性別適合手術・顔の女性歌手術ができる信頼できる病院を探しました。


あわせて性同一性障害について診察してもらえる通いやすいクリニックも探して。

 

手術についていろんな病院に問い合わせしたけどきちんとお返事をくれたのが東京の杏林大学医学部付属病院のみ。


あとは予約が一杯とか、性同一性障害や身体治療判定会議の結果を得てから再度問い合わせてほしいとかなんとかで冷たい対応。


杏林大学の先生にはすごく温かみを感じて。

 

ジェンダークリニックについてはこれまた予約が一杯で。

そしてジェンダークリニックを語りつつ実際はそんな診察をしていない形だけの精神科もあったりして。


そんななか見つけたのが大阪・なんばのいりさわ心と体のクリニック。

 

あずと話し合いました。


このままでは砂上の楼閣のようにグラグラしたまま生きていくことになるから、一番根底でもある「性別」について客観的に知りたい。

地に足をつけたい。


そして自分が単なる「性癖」なのかそうでないのか知るチャンスをほしいと。

 

そして杏林大学医学部付属病院にお話を聞きに行ったり。

医師は国内でも有数のエキスパートと知りました。すごい幸運引き寄せたんだ。

https://ameblo.jp/mioonnanoko/entry-12784713725.html


いりさわ心と体のクリニックに通うことになって。

こちらの先生は性同一性障害ガイドラインの作成に携わるトップクラスの方。

なのに物腰柔らかくてなんでも話せる方で。

こんな出会いはありえないくらいで。

https://ameblo.jp/mioonnanoko/entry-12793203221.html


 

診察を受ける前に「自分史」を書くのね。


子どもの頃からどんな思いをして過ごしてきたか。

家族とはどんな関係だったか。

学生時代や社会に出てからどう過ごしてきたか、どう周りと関わってきたか。

今、女性装をして生活できているか。いわゆるRLE(実生活経験)行えているか。

https://otomejuku.jp/media/11920/


 

辛かった。つらいことを思い出して書いて整理して訂正してまた書いて。

心の中に閉じ込めていた辛い思いがふつふつ思い出されて辛くて悔しくて悲しくて。


でもこれをしないと前に進めなかったし、することによって私自身「性癖」ではないと確信して。

 

手術については性別適合手術はきちんとした性同一性障害の診断や身体治療判定会議の了承を得ることなしに受けることはできません。原則は。


そりゃ、性同一性障害ガイドラインの沿わない医療機関とか海外ならできるけど私は怖くて。


技術的にも不安だけど、私は自分の精神が破綻しないか怖かった。


ジェンダークリニックで診てもらうということは、心身ともに性別変更することに精神的に耐えられるかを見定めるため。


だからきちんとした手続きにこだわりました。

同じ悩みを持つ人は何よりも早く手術をしたいと思うだろうけど、私はそうじゃなくて。

できることなら『あなたの場合は性癖だよ』と言ってもらえることを少しは期待していたし。

 

ただ、顔の女性化手術は診断や判定会議なしに受けることができる。

これは私は一刻も早く受けたかったの。


矛盾してるよね。今はそう思う。

でも、いち早くしたかった。


これはね、私の顔に残る父とされる人の面影を一刻も早く消し去りたかったから。

特に額や眉骨あたりに残る面影。

違う誰かになれたらどれだけ嬉しいかと。

 

そのことをきちんと説明できずに、あずに早く手術をしたいと言い続けあずを混乱させて。

そして、、、本当に夫婦の危機的になって。 

離婚の話も出ました。

 

その節はご迷惑おかけしました。

いろんなお友達に助けてもらって、なかには家を出るならうちにおいでって何度も言ってくれるお友達も。

 

それから数ヶ月。


ジェンダークリニックに毎月通って。

杏林大学の先生には定期的にメールでやり取りを続け信頼関係築いて。


性同一性障害の診断を7月に得て。

ホルモン療法について正式に許可が出て婦人科で定期的に血中ホルモン濃度の検査も受けるようになり摂取量も増やして今は非妊婦基準の正常値ど真ん中レベルのエストラジオール濃度に。


身体治療判定会議にて性別適合手術を受ける許可も12月1日にいただき。


そして来年2月1日に杏林大学医学部附属病院にて手術を受けることになりました。


性別適合手術(SRS)はあずとの話し合いで無理だったけど。

睾丸と陰嚢は手放すことができることに。

これね🤣



仮にいつか陰茎も手放し外形的に女性器を手に入れることができる日が来ないわけではない。

ひょっとしたら保険適用で手術を受けることができる日も来るかも。


造膣しなくても、陰茎の皮膚があれば外形的な形は作れるからね。


顔も前頭部(額・眉骨)の手術ができる。縁を切った家族とされる人々の面影とも決別がある程度できると思う。

 

 

そう思うと私は幸せ🩷

そしてここまでよく頑張ったなぁって本当に思います😊


もちろん、あずの理解があってのこと。

だからこそあずの今も抱える私への複雑な思いに寄り添いたい。ずっと感謝し続けたいと思ってます。


そしていろんな形で応援してくれたお友達、本当にありがとう😊


直接お手紙くれたり会ったり電話で励ましてくれたり。

コメントとかはなくてもいつも見てるよっていいねをくれたり。

 

色んな方々の支えがあってここまでこれたことを忘れちゃいけないと心から思ってます‼️


来年1月4日から術前のホルモン摂取中断になります。術中術後の血栓リスクを抑えるため。

長時間の手術、また普段通り体を動かせない術後に血栓が発生することで心筋梗塞や脳梗塞のリスクがあるから。


だからきつい日々になると思う。

更年期の辛さ、いや、それ以上かも。

でも、耐えらる。

頑張った先には必ず幸せ待ってるはずだから👍