自動車保険は、車を所有している方であれば

どこかの保険会社で加入しているものですね。

 

 

シリーズ記事で、自動車保険に入るときの

保険会社の選び方や、補償内容の決め方についてご紹介していきます。

 

シリーズ第一弾【大手損保(団体料率編)】はこちら

シリーズ第一弾【大手損保(代理店の活用編)】はこちら

 

 

まず大手損保4社。

東京海上、三井住友海上、あいおいニッセイ同和、損保ジャパン

 

 

実は、私すべての保険会社に勤務していました。

 

 

大手で契約するメリットは

  • 団体保険料の割引
  • 代理店に対応を依頼できること
  • クオリティ(←今日はここ)

 

4社すべてに勤務して感じたのは
社風やこだわりが、ぜーんぜん違うということ。
 
 
どの会社がどうか、ここで言い切るのは
色々と問題がありそうなので、あえて置いておく(笑)
 
 
  • 保険金支払いまでのスピード
  • 契約者側にとって利便性のいい対応
  • 顧客対応(親切さ、丁寧さ)
  • 不備・不払いを徹底廃止
  • 契約者意向優先の交渉など
 
 
色々ありますが、自動車事故の場合は、双方に過失のある事故の時に
相手側の保険会社の担当と交渉するので、会社のカラーも出ます。
 
 
たとえば、相手保険会社が某外資系損保の場合
保険会社の担当は、一人です。
 
 
自動車保険は、様々な保険がミックスされているので
保険ごとに担当が変わるのが一般的。
 
 
どういうことかというと、
  • 契約者側のけが→人身傷害の担当者
  • 相手側のけが→対人賠償の担当者
  • 相手側のモノ→対物賠償の担当者
  • 契約者側のモノ→車両保険
 
 
というように、担当者が複数現れます。
これは契約者側としては、少々メンドクサイ。
だから代理店経由にするとラクなんですよね。
 
 
これが某外資系損保は、一人でやるんですよね。
びっくりしました。
 
 
言い換えると便利ですけど、クオリティとしては
多岐にわたる業務を一人でするより、
専門に扱う担当がそれぞれ行う方が、時間、工数はムダでも間違いはない。
 

 

また、24時間体制で担当者の勤務時間外でも、電話対応でき

代理担当が経緯を確認し、交渉を進めることも可能な会社も。

 

 

契約者に過失が40%ほどあっても、本人が認めない場合

相手保険会社に過失は10%だと食ってかかる担当もいます。

こういうガンガン食ってかかる会社は、たいてい〇社か△社叫び

その担当者も過失40%があると思っていても、です。

 

 

まあ、つまり契約者のために、矢面に立って交渉しようとする。

 

 

たまに、「保険会社は支払いしたくないからごねる」と思う人がいますが

ごねているのは、たいてい契約者サイド。

 

 

保険会社はさっさと示談して終わらせたいに決まっています。

 

 

私はネット損保で契約し、事故を起こしたことがあるですが

相手がなかなか修理工場に入庫してくれなかったんですね。

 

 

ネット損保の担当は、相手に督促もせずに

こちらに「事故を取り下げしてください」と言ってきました。

 

 

当時はそういうものか?と思いながらも仕方なく取り下げ。

 

 

後に入庫したので、また復活してもらったんですけど、

もうちょっと対応してもいいんじゃないかな、と思ったものです。

 

 

対応に時間がかかったとしても

契約者の立場に立って解決しようとする姿勢は

大手損保によくみられるクオリティだと思います。

 

 

ちなみに、ネット損保のCMで

「こんなことしています」

的なサービスをアピールしているのを見ますが

 

 

どこの保険会社でもやってます。

ネットだからということではないですよ。

 

 

別のネット損保の担当者は事故報告から3か月以上経って

やっと、相手側へ連絡してきたたところもあります。

 

 

自分が事故対応したときの経験で言えば

 

 

電話を取るまでの秒数から、

アンケート取得の回答率、評価、対応履歴

解決までの時間やクレーム数など様々なデータを取られていて

全て人事評価につながっていました。

 

 

100件を超える事案を同時にこなしていながら

クオリティも要求されるし、新規事故も架電時間が厳格ルールが。

昼休みも取れなかったし、残業は限界までしていました。

 

 

相手側から最後にお礼言われる時は

たまのご褒美ですかねえ。

 

実際に支払う保険金以外に、たくさんの調査費をかけていますし

社員の人件費も、経費も相当かかります。

 

 

大手損保はそういう意味で、ネット損保よりも経費がかかり

保険料も高くなるんですよね。

 

 

保険会社を選ぶ参考になったでしょうか?

次からは、補償内容に移ります。