韓国ドラマあれこれ 2023年配信 | akaneの鑑賞記録

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昨年もかなり韓ドラを見たのですが、映画の本数が多くて、ほとんどブログが書けませんでした。

まずは2023年配信のドラマからご紹介。
ダントツの第1位は、「ザ・グローリー」です!

 

 


これは絶対おすすめ!

そして2回見て下さい。

伏線の回収の仕方が見事だから!
 


あとは「財閥家の末息子」も「青春ウォルダム」も面白かったんですけど、話題ナンバーワンはこれでした!

 

 


●ムービング(Disny+)


 

 

 

 

 



人気ウェブトゥーン漫画を実写化し、2023年、多くの賞を受賞した話題のドラマです。

1~7話は、現在の子供たちの物語。
クラスで地味な存在のキム・ボンソク(イ・ジョンハ)は高校3年生。

 

実は空飛ぶ能力があるのですが、本人はその能力に気付いていません。

気を抜くと体が浮いてしまうので、いつも数十キロもの重りを入れたリュックを背負い、脚にも重りを付け、体重を増やすようお母さんはたくさん食べさせるんです。

 

 

彼のクラスに謎の美少女チャン・ヒス(コ・ユンジョン)が転校してきます。

 

 

彼女はどんな傷や怪我もすぐに治癒してしまう能力を持っていました。二人は特殊能力の秘密を共有して惹かれ合っていくのですが、ソウル市内で能力者たちが殺害される事件が続きます。

 

 

 


8話から14話は親世代の物語。
ボンソクの両親とヒスの父親も超能力者でした。

 

 

1990年代、韓国の国家安全企画部は、超能力者たちによるブラック・オプスチームを設立。極秘任務の遂行を命じられたエリート部隊のメンバーは、特殊能力を使って国を守る日々を過ごしていました。

 

ボンソクの母と父の二人が出会って結ばれるラブストーリーがとてもロマンティックで!!

 

 

 

ボンソクの母がなぜ今、1人でとんかつ屋をやっているのかも、ちゃんと意味があるんです。

 

父親役のキム・ドゥシク(チョ・インソン)さんがもう!メッチャかっこいい!!
モガディシュ」の時もカッコ良くて凄く印象に残っていたんですけど。
ドゥシクは飛行能力があって、スーパーウーマンみたいに真っすぐ浮きながら攻撃するんですよ~。

 

 


しかしある日突然、部隊は解散となり、超能力者たちは国中に散らばったのですが、見つかると抹殺されるため、能力を隠し、息をひそめて暮らすことになります。
自分自身はもちろん、子供が能力者であることも、ひたすら隠して生きていくのです。


15~20話はまた現在に戻るのですが、結局は韓国と北朝鮮の超能力者同士の死闘になってしまうのが、ちょっと残念だったかな。

アメリカや日本、中国を敵国にすることはできないから、仕方ないですけどね。
バトルの映像は、凄いですよ!


洋画で超能力者というと、マーベルやDCなどのアメコミになりますが、まぁ割とみんなお金持ちで華やかな存在じゃないですか。ヒーローだし。

でも、このドラマだと能力をひた隠して、地味にとんかつ屋とかチキン屋を営み、片親で細々と暮らしているとか、親子が同じ能力を受け継いでいるので、親子で協力して闘うという設定が、韓国らしいなと思いました。

 

 

 


あと絶対書かなきゃいけなかったのはこれ!

●ファースト・レスポンダーズ 

シーズン1&2(Disney+)

 

 

 

 

 


韓国ドラマとして初めて、緊急事態の最前線で、救急隊が到着するまでに、適切な応急処置を施す消防隊、警察官、救急隊員ら“ファースト・レスポンダー”たちの姿を描いたドラマです。
刑事もの、検事や弁護士関連のドラマは多いのですが、消防は珍しいですね。
海外ドラマでも「シカゴファイア」ぐらいしか思い当たりません。

 

やはり本物の火を使って、火災現場を再現するのは、予算もかかるし非常に危険だからでしょう。
警官チン・ホゲ(キム・レウォン)、消防士のポン・ドジン(ソン・ホジュン)、救急隊員のソン・ソル(コン・スンヨン)、3人のプロフェッショナルな働きが素晴らしく、扱う事件もかなりシリアスで凄く面白かったんです。

 

 


火災って炎だけでなく爆発や有毒ガスの被害も伴うし、火災現場の設定などがどんどんエスカレートして、大掛かりになってきたところでシーズン2に突入。
もうね、ネタバレ書いちゃいますけど、早々に消防士のリーダー、ソン・ホジュンさんが死んじゃうんですよ!!!

 

 

一番カッコ良かったのにーーーーー!!
もうショックで…しばらく街で消防車を見かけるだけでも悲しくなるぐらい。

最初から死んでしまうことは分かった上で引き受けたらしいんですが、ひどすぎない?
チン・ホゲもソン・ソルも、現場で被害にあって、生死をさまよう設定あるんですよ。それほど過酷な現場ってことで。
なのに主役3人のうち、1人だけ死ぬなんて。

ベタだけどさ、ずーーーーっと意識不明だったけど、ラストで「指がピクッ…生き返ったかも!」みたいな希望を持たせてくれたっていいじゃない。


シーズン2のタイトルが、なにげに「消防×警察×国科捜」になってるんですよ。
火災のシーンがほとんどなくて、科捜研みたいなドラマになっちゃって、ほんと残念だったわ。





●悪鬼(Disny+)


 

 

 

 



貧しい家庭に生まれたク・サニョン(キム・テリ)の人生は、不運ばかり。父親が不可解な死を遂げたことによってさらに最悪なものとなっていった。なぜ何をしていても不幸なことばかりが次々と起こってしまうのかわからないク・サニョンだったが、ある時、悪鬼の姿を見ることができる民俗学者、ヨム・へサンと出会い、自分を呪っている存在の真相を知り始める。やがて、二人は悪鬼の出入り口を発見し、両家を滅ぼした呪いを解くために協力することになる。


オカルトっぽいのは苦手なので、なかなか見られなかったのですが、それほどおどろおどろしくなかったので大丈夫でした。
というか、主役キム・テリさんの演技が巧すぎて、もうそちらに驚愕しますね。

普通の人間だったときの幸薄いサニョン

 

 

悪鬼が憑りついたときのサイコパスな雰囲気

 

 

悪鬼が憑りついているんだけど、サニョンを演じている時

こういう複雑な状況を、表情やセリフだけで見事に演じ分けるんです。



●ヴィジランテ(Disney+)


 

 

 

 

 



警察学校で首席クラスの成績を誇るジヨン(ナム・ジュヒョク)は、昼間は法律を遵守する模範的な学生。

 

 

しかし、夜は法の網をかい潜る悪人たちを裁く<ヴィジランテ>として生きるダークヒーロー。

 幼い頃に母親を殴り殺されてしまったことへの復讐を誓い、何度も犯罪を繰り返す人間や、犯した罪に比べて軽罰で済んだ犯罪者たちが簡単に釈放される法制度に対し、ジヨンは私的制裁を決心し、歪んだ社会に立ち向かっていく。


<ヴィジランテ>を阻止しようと追跡する刑事チョ・ホン(ユ・ジテ)。そしてジヨンに<ヴィジランテ>の呼び名をつけ、ジヨンの行動を暴露しスクープとして報道するテレビ局プロデューサー、チェ・ミリョ(キム・ソジン)なども活躍します。

兵役中のナム・ジュヒョク君が主演ということで期待したのですが、まぁまぁってところかな。
韓国の俳優さん、20代の頃はキャピキャピのラブストーリーやカッコイイ役をたくさん演じますけど、30代を迎えると、かなりダークな役や悪役を演じてイメージチェンジしていく感じですね。

1つ納得したのは、イケメンは暗闇でフードを被っていてもイケメン!ということです。



 

 


最新ドラマでおススメなのはこちら!
前半4話が12月に配信、続きは1/5から配信です。


●もうすぐ死にます(Amazon Prime Video)

 


https://www.amazon.co.jp/%E3%82%82%E3%81%86%E3%81%99%E3%81%90%E6%AD%BB%E3%81%AB%E3%81%BE%E3%81%99/dp/B0CP7NLK43

ちょっと変わったタイトルなのですが、このドラマの主人公の名前がイジェ。韓国では「もうすぐ」という単語も「イジェ」なので、その両方に掛けています。

チェ・イジェ(ソ・イングク)は、貧しい生まれながらも成績優秀で、可愛い恋人もいて、大学卒業時に大手企業の最終面接まで残ったのですが、ある事情で不採用。

 

そこからバイトで食いつなぎながら7年間も就職活動をするも決まらず、雨の日にアパートも追い出され、失意のどん底で自殺をしてしまいます。
 

 


「死」を冒涜した、ということで、パク・ソダムさん演じる「死」が、彼に12回の転生を科します。
いずれもその人物が死ぬことは確実なのですが、本人の努力によっては、回避できるかもしれない。
転生するイジェを、12人の豪華キャストが演じます。

パク・ソダムさん、闘病から復帰しての出演だったので、アクションなどはありませんが、人間でも神でもない超越的存在「死」を演じています。死神っぽい感じかな。

 

 

 


イジェの恋人、小説家チョン・ジスにはドラマ「ムービング」のヒス役で大きな話題を集めたコ・ユンジョンが出演しています。

 

 


あまりにも辛い人生で、自暴自棄になり自分のことしか考えられなくなって自殺したイジェですが、何度も転生を繰り返すうち、自分の死を悲しむ母や恋人の姿に触れ、また様々な死を体験することによって、いろんなことに気付き、学んでいく、といったストーリーでしょうか。

 

5日からの続編に期待大!です。