2023年 紅白歌合戦 | akaneの鑑賞記録

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今日も朝から飛行機事故などが続き、なんだか不穏な幕開けの2024年です。。。

 

 

 



昨年末、10年とか20年ぶりに、ちゃんと紅白歌合戦を見てみました。
色々掃除や食事をしながらでしたけど、最初から最後まで、チャンネルを変えずに全部。

 

私、紅白歌合戦特有の「お茶の間感」が凄く嫌いなんですよ。
こたつに入って、祖父母、親、子と世代の違う家族がみんなで見るというコンセプトが。
でもここ数年、変わってきたなという感じがしたので。

 

 


ともかく、圧巻だったのがAdoとYOASOBIでしたよね。
これはもう、反論の余地はないと思います。

二人とも、親の影響で小学生の頃から作曲や歌唱を始めていたり、自分で自分の音楽をプロデュースできる才能や土壌を持って育ってきていて、ようやく日本もそういう時代になってきたんだなと思います。
 

 

 

 

★Ado

 


この歌唱力!表現力!圧倒的!
今年は海外公演もあるようで、ますますその活躍が楽しみです。
雨が降っていたのも演出かと思うぐらい、幻想的なライティングで、東本願寺もビックリしたことでしょう(笑)

 

 

 

女性アーティストということであれば、まず「外見」が最重要視されるものなのに、それを一切封印して、音楽性と歌唱力だけで世に打って出ているのがカッコいい!!

インタビューなどきいても、非常に落ち着いていてクレバーな感じがします。

 

本人も憧れているそうですが、椎名林檎さんっぽい迫力も感じました。
シルエットで見えないけど、素敵な衣装も着ていたようですよ。

 

 

 

 

 


★YOASOBI

(NHKはフルで動画をあげてほしい。Xの投稿がどんどん消されているので)

 

 

 

もう豪華すぎるステージでしたね!

オープニングはアバンギャルディのダンス。
彼女たちは『アメリカズ・ゴット・タレント』で「アイドル」のパフォーマンスを披露していたから
 


あ、このコラボで行くのね、と思ったら!!

 


SEVENTEEN、乃木坂46、NiziU、BE:FIRST、NewJeans、JO1、Stray Kids、櫻坂46、LE SSERAFIM、MISAMO、さらに橋本環奈、anoが集合!総勢何人いたんでしょう??

 

 


昔だったら、北島三郎の「まつり」ポジションだよね?

 

時代は変わりましたねーーー


「せっかくのYOASOBIのステージなのに、本人があまり映らなかった」という声もあったようですが、この演出は大成功だったと思います。

 


誰もが信じ崇めてる
まさに最強で無敵のアイドル

 


これほど端的に、楽曲「アイドル」の世界観を表現するなんてちょっとできないですよ。

だって、まさに「今輝いている」トップアイドル達が集結したんですから。

 

 

K-POPのヒットを分析し、それに対抗できる名曲をプロデュースしたAyaseさんも、さすが!



もちろんYOASOBIだけで、いつものスタイルで演奏しても「あ!この曲知ってる!」とか「ボーカルの女の子、歌巧いよね!」という好印象はあったと思いますが、ここまでのインパクトは与えられなかったでしょう。
このステージは、紅白の歴史上に残るだろうし、全世界にYOASOBIの名が知れ渡ったと思います。
 

 


そして、某事務所が今まで通り業界を仕切っていたら、絶対にありえない演出でした。

44年ぶりに某事務所から1人も出演なし
この曲が2023年に生まれた
K-POPアイドルグループの台頭


これらの条件が揃わないとできなかったし、韓国や日本の音楽番組でも無理でしょう。
まさに「紅白歌合戦」という祝祭感あふれる番組だからこそできた演出だと思います。


この2人のパフォーマンスで、圧倒的に紅組優勝なのは当然。



白組は、某事務所の出演者がいなかったことで、冴えなかったですね。
新しい才能を感じさせる画期的な出演者もいなかったです。
King Gnu、Vaundy、藤井風、SEKAI NO OWARI、米津玄師などなど、バンド系の出演が非常に少なくて、MAN WITH A MISSIONとOfficial髭男dismぐらい?とても残念でした。




「アイドル」育成のノウハウに関しては、もはや韓国にはかなわないと思います。
日本人だけでなく世界中から、韓国でのデビューを目指して若者が集まってきて、その中から一握りの精鋭が選ばれて育成されていくのですから。

 

でも「シンガソングライター」のジャンルでは、J-POPが非常に優れているので、同じ土俵で争わず、得意分野をもっと世界にアピールしていけば良いと思います。




「アイドル」というジャンルにおいて、日本ではまず「親しみやすさ」が優先されるようになってしまったのは、非常に問題だと思います。

本来、人々を圧倒し憧れさせる実力を持った人が、それだけの努力をして勝ち抜いてきた人が、ステージに上がるべきなんです。

「会いに行けるアイドル」といった考え方は、自分より弱い者、下の者なら可愛がってあげるという意識が見え隠れしますね。



●●坂といった似たようなグループと、例えばこちら。

 

 


歌とダンスの実力、楽曲のセンス、衣装やヘアメイク、見せ方、どちらが洗練されているかは一目瞭然でしょう。





全体的に、取ってつけたように後ろで「応援」するとか、寸劇みたいな寒いコントは少なくなりましたが、相変わらず歌唱力のハードルが低すぎるというか、驚くほど音痴な歌唱が堂々と放送されるのは驚愕。

こういう「お茶の間感」が嫌いなんですよ。


各世代へのアプローチということで、懐かしの歌手が復活!登場!といったコーナーがあるのは良いんですけど、出演の決まった人は、もっと準備をすべきじゃないですか?

声帯は筋肉なので、使っていないと衰えるのは当然です。
その差がはっきり出ていました。

 

 


そんな時に登場したのがQUEEN+アダムランバートですよ!!

 

 

 

一声聴いただけでもう笑っちゃったわ!
あまりにもレベチで!
よく出演してくれましたね!