ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE | akaneの鑑賞記録

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トム・クルーズの代名詞で、世界的人気を誇るスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。シリーズ初の2部作となり、イーサン・ハントの過去から現在までの旅路の果てに待ち受ける運命を描く。タイトルの「デッドレコニング(Dead Reckoning)」は「推測航法」の意味で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことを指す。

IMFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。今回のミッションはいかなる犠牲を払ってでも達成せねばならず、イーサンは仲間のためにも決断を迫られることになる。


シリーズを通して数々の命懸けのスタントをこなしてきたトム・クルーズは、今作ではノルウェーの山々に囲まれた断崖絶壁からバイクで空中にダイブするアクションシーンを披露。監督・脚本は「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」以降のシリーズを手がけているクリストファー・マッカリー。

 

 

 


面白かった~!


ってか、まぁホント凄いですね。
観客のツボを心得ているというか、見たいものは全部「これでもか!」ってぐらい見せてくれる。

 

 

 

それにしても、トム・クルーズは良く走るなぁ…

 

 

 

 

あと、ちょっとした動きなども凄く決まっているんですよ。
砂漠で馬と一緒に寝転んで身を隠していて、敵が通り過ぎたあと、馬が立ち上がるのと同時に乗ってるんです。
あーーなんか上手く書けないんだけど、寝転んでいた馬にすでにまたがっていて、馬が立ち上がったときにはすぐ走り出す、みたいな。
なんてことない、建物への入り方、銃の取り扱い、なども、本当に手慣れているんでしょうね。
動きが綺麗で惚れ惚れします。

 

 


ほぼずっとテンション高いですが、一番スリリングだったのは、後半の列車のシーン!!!
もう、あれは「ひぇーーーうわぁーーー」って声が出そうでした!

 

 


グランドピアノ――――!!



それにしても、様々なアクション、よく思いつくな~というか…
動きも全部まぁ振付みたいなのが必要じゃないですか、段取りというか。そういうデザイン、脚本が本当に秀逸だと思います。


彼の場合、アクションシーンは「ガチ」がデフォルトなので、顔の歪み具合とか必死具合が全部リアル。
命綱は付けていますが、単なる「グリーンバックで合成」じゃないんですよ。

 

列車の上での撮影にしても、「列車を造る」ところから始まりますからね。もうレベルが違いすぎます。

ちょっとネタバレなんで、まだ映画を見ていない人は見ちゃダメよん!
 

 

 




アブダビ

 

 

 

ローマ

 

 

 

ベネチア

 

 

 

ノルウェーなど

 

 

風光明媚なロケ地が見られて、その国の特徴を生かしたアクションなのも楽しいですよね。

 

 

 


今回のヒロインは、グレース(ヘイリー・アトウェル)

 

 

 

キャプテン・アメリカ でペギー・カーター役だった女優さん。

 

 

 

髪型が違うと、全然イメージが違いますが、なかなか活きが良い(笑)ですね
何度もイーサンを裏切ったりもするし、頭の回転も速くアクションもこなして元気ハツラツ!

 

 

 

 


ヒロイン交代になっちゃったのは、寂しかったけど。。。

 

 

 

 



パリス(ポム・クレメンティエフ)も、なかなか無敵な感じで良かったです。

 

 

 

なんか見たことあるなと思いましたが、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のマンティス役の女優さんだったとは驚き!
全然キャラ違いますもんね。

 

 

 

 



ただ、謎の男・ガブリエル(イーサイ・モラレス)との関係はイマイチよくわかりませんでした。

 

 

 

 

 


ホワイト・ウィドウ(バネッサ・カービー)も、本格的な活躍は後半になるのかな?

 

 

 

 



再登場のユージーン・キットリッジ役のヘンリー・ツェーニーさんと言えば、テレビドラマ「リベンジ」でのコンラッド・グレイソン!

 

 

 

あのいけ好かない富裕層のキャラ、強烈でしたーーー。

久しぶりに拝見しましたけどお変わりなくダンディで!

 

 

 

 



ただ前編、後編、と分けたからか、少々間延びした感じはしました。
追いつ追われつのチェイスなど、派手なアクションシーンはてんこ盛りだけど、あんまりストーリーは進まないです。

 


今回兵器的が「AIウィルス」というのがやっかいでしたね。
今や我々もほぼ8~9割、デジタルデータに支配されている生活ですし、ましてやイーサンたちの活動(ハッキングなど)は全滅になってしまいます。
「起爆装置」みたいにハッキリとした形もありません。



そのAIウィルスをコントロールする「鍵」が重要で、それをみんなで寄ってたかって奪い合うんですが、

 

 

 

堅牢なアタッシュケースに入れて手錠でつないで、とかではなく、とりあえずポケットに入れるんですよ。
それをスリ合うっていうのが、なんか可笑しい。

 

「ふう、やっと手に入れたぞ!」

ポケットゴソゴソ

「ない!やられた!」

 

みたいな。
 

 

ずっとこんな感じです。




そのAIウィルスが、字幕で「それ」と訳されているのが分かりにくい。

なんだよ「それ」って!!
デジタル機器が乗っ取られて誤動作してしまうので、全てのデータをタイプライターで打ち込んでプリントアウトして保存!のシーンが皮肉だったな~(笑)
あながち「FAX」「印鑑」の日本仕様もアリってことでしょうか。





ミッションインポッシブルの元となったのは、1966年から1973年まで放送されたアメリカ合衆国のテレビドラマ『スパイ大作戦』。

なんといってもこのテーマ曲ですよ!!

 

 

60年近くたっても全く色褪せない名曲です。


007シリーズに並ぶ、長寿コンテンツですね。


1996年に始まった映画シリーズは、テレビシリーズのようなアンサンブルキャストではなく、ハントが主役となっているため、今回もかなりトム・クルーズの活躍がメイン。

他のMIPキャストはルーサーもベンジーもやっぱり年を取りましたし、あまり見せ場が無かったかな~

 

 

 

 

 

 

 

それにしても、30年近くこのシリーズを撮り続け、今なお世界トップレベルのエンタメに仕上げてくるトム・クルーズには、本当に感動しました。

 

 

 

今回の目玉ともいえるバイクでのダイブシーンですが

 

 

 

 

 

トム・クルーズ史上最も危険とされるスタントが撮影されたのは、“トロールの壁”と呼ばれるノルウェーのヘルセツコペン山の断崖絶壁。

特設の傾斜台をトムがバイクで駆け抜け、1200m下の渓谷に落下し、地上約150m地点でパラシュートが開くという本作最大のスペクタクル。

このシーンのためにトムは500回以上のスカイダイビングを行うなど一年間準備を重ねたそうです。

 


「スタントが先、ストーリーは後」というプロデュース方法も凄いですが、このエネルギーと想像を絶する創作欲、アイデアはどこから湧き上がってくるのでしょう!?

 

 

来年公開のPART TWOも本当に楽しみです。