新自由主義の安倍総理 | 「国家戦略特区」blog

「国家戦略特区」blog

ポスト・グローバリズムの社会を考察。日本を貧しくする移民=外国人労働者受入れ政策に警鐘を鳴らしています。

「安倍総理が国会答弁で自らの政策は、新自由主義ではないと語りました。明らかに新自由主義なのに、なぜ安倍総理は事実を隠すのでしょうか?

『悪いと知りながら新自由主義を続ける訳』

 

安倍総理を保守だと思う人は、何かが変です!とのお方は、発信力強化の為に以下のリンクをクリックにて、ご支援のほど宜しくお願い申し上げます。

人気ブログランキング

 

『強欲を原動力とする新自由主義』

 

安倍総理は国会で「新自由主義という立場を取っていない」と極めて重要な答弁を行いました。何故なら、安倍総理の推進する政策は基本的に全て新自由主義であり、かつ安倍総理は、新自由主義を悪い事だと理解しているからです。安倍総理は、意識的に日本の破壊を行っている事を、総理自らが立証したのです。

 

「安倍首相「新自由主義は取らない」時事ドットコム」

 

(引用開始)安倍晋三首相は1日の参院予算委員会で、自身の経済政策について「いわゆる新自由主義という立場は取っていない。強欲を原動力とせず、真の豊かさを知る資本主義を目指していきたい」と持論を展開した。自民党の二之湯武史氏への答弁(引用終わり)

 

『小泉純一郎が同じ答弁をしたか?』

 

仮にですが小泉政権の時に同じ質問を小泉首相にしたら「改革なくして云々」と意気揚々と語ったのでは無いでしょうか?それに比べれば安倍総理は日本にマイナスの事をしていると自覚しつつ狡猾にかつ強引に推進しているのですから、日本弱体化の確信犯と呼んで間違い無いでしょう。国難そのものの安倍総理です。

 

『日本人は、いつから緊縮財政か?』

 

日本がデフレに陥ったのは、97年に消費税を増税して緊縮財政に舵を切ったからですが、財政危機を煽る論調は、私が子供の頃から盛んに行われていました。例えば整備新幹線は、オイルショック後に凍結された路線が多く、成田空港と東京駅も新幹線で短時間で結ぶ予定でしたが、今や計画そのものが消滅しています。

 

『高圧経済が実現した理由』

 

今は緊縮財政の日本政府も、財政赤字をナシで積極財政を実現していた時期があります。高度経済成長の頃です。原因は激しいインフレと民間が大量に借金をしていたからです。これだけの需要は何かと問われれば三百万人の犠牲を出した大東亜戦争の戦災復興であり、東西冷戦が原因で移民が入らなかったからです。

 

「上図では赤字国債は1964年のみ発行、建設国債は1966年から発行」

 

『税収が伸びない事に恐怖した政府』

 

バラ色の高度経済成長期ですが、問題も当然有りました。その最たるものが、激しいインフレです。特に戦災復興が事実上終って需要が落ち着くと、黙っていても税収が増えて積極財政が可能だった日本政府が慌て出します。政府の緊縮病は相当なものでしたが緊縮気味の財政政策によってインフレは徐々に沈静化します。

 

『インフレを抑制していた国民性』

 

ジャパン・アズ・ナンバーワンと呼ばれた時代は、世界中でインフレが深刻な社会問題でした。例えば福祉制度ですが日本人の場合は、生活保護を受けてもオカシク無いレベルの方ですら自分で頑張ろうとする国民性です。ところが諸外国では、福祉制度が整えば整うほど、貰うもモノは貰おうとの魂胆となります。

 

 

『日本人の国民性が低インフレを実現』

 

結果、福祉制度にタダ乗りしようとの輩が大量発生する欧米諸国では、国家予算が無制限に拡大しインフレに歯止めが利かなくなります。ところが質素倹約を旨とする日本の場合、インフレ率が丁度良い塩梅に抑制されるのです。コレが日本経済が絶好調になった原因です。ところが物価高インフレの特効薬が登場します。

 

『新自由主義はインフレ対策』

 

この頃に登場した新自由主義は、緊縮財政、自由貿易、規制緩和の三つが柱となっています。目的はインフレ抑制であり、自由貿易が拡大し輸入が増えてインフレが抑制されるという流れが明らかに確認できます。同様に政府がカネを使わなければインフレは抑制され、規制緩和で競争激化となれば物価も抑制されます。

 

 

『日本人の国民性と新自由主義の融合』

 

新自由主義など無くても、日本社会は上手く行っていたのですが、インフレ抑制策の新自由主義を政府が政策に反映させる事によってインフレ率が更に下がり、20年も続くマイルドなデフレが続いています。この新自由主義を後押ししているのが、借金を恐れる緊縮財政であり、悪い意味で、融合してしまっています。

 

『緊縮財政が日本人の魂を殺す』

 

消費税を増税せず緊縮財政も行わないで従来の土建国家にプラスし高齢者激増の福祉国家で頑張っていたら今頃は軍事大国にもなり自主独立も夢では無かったも知れません。経済成長など一般的な4%成長で良いのです。しかし安倍総理が新自由主義を続けるの別のところにあり、改革そのものが目的化しているからです。

 

 

『嘘を許さない国民世論からは逃げられない』

 

安倍総理は、国会答弁の通り自ら悪い事だと理解ながら、国民を貧しくする移民受け入れなどを推進しています。あと必要なのは、安倍総理の嘘を見過ごさない真っ当な国民世論の形成では無いでしょうか?政治家が、どんなに望んでも、国民の批判からは逃げられません。先ずは我々が現実を知る必要があるでしょう。

 

 

人気ブログランキング参加中。積極財政を掲げる保守政党が日本には必要です!と怒り新党な方は、以下のリンクをクリックにてご支援お願いします。

人気ブログランキング

 

 

「表現者criterion「危機」と対峙する保守思想誌:創刊号2月16日発売」

「最新情報『表現者criterion』メールマガジン創刊へ」

 

「Cornelius - The Spell of a Vanishing Loveliness」

 


言論ポータルサイト『進撃の庶民のブログ』は行き過ぎたグローバリズムなどに警鐘を鳴らすブロガー支援のサイト。気鋭の保守論客がコラム寄稿!

 

コメント欄ルール:ご批判を含め自由に議論して頂いて結構ですが、荒らし行為や罵詈雑言など「常識」を伴わないコメントについては適宜削除しますので、ご注意ご容赦下さい。