ゴールデンウィーク後半は、お天気が回復。


大通り公園の桜はまだ咲いているのでは?と思い、地下鉄西11丁目で下車。

今年は桜の開花が例年よりも早く、残念ながら早咲きはほとんど散った状態でした。

代わりに道庁前庭など、遅咲きの八重桜が徐々に芽吹いて、今後の開花が楽しみ。


遠目で見たら一瞬、濃いピンク色のお花は桜の木に見えますが、

この鮮やかなお花の正体は、“木蓮”。





まさに今が見頃を迎えた札幌資料館前の木蓮です。きれいですねぇ。


木蓮って検索したら・・・

英語名は【 Mulan magnolia 】、学名は【Magnolia liliiflora(紫木蓮)】と言うそうです。

マグノリアって木蓮のことだったとは・・・!初めて知りました。お花の事、何も知らないから。

【こぶし】も、モクレン属なんですね。どおりで雰囲気が似ていると思いました。





木蓮は中国が原産なので、この像が妙に合いますねぇ。姉妹都市の関係なのかなぁ。

北米産もあるのですが、そう言えばジュリア・ロバーツ主演の映画に、

“マグノリアの花たち”と言うのがあったことを思い出しました。





中国の方が北海道を訪れるようになってもう随分経ちますが・・・。


なぜかこの日は、周りに中国の方ばかり寄ってきて(笑)、耳にする言語は中国語ばかり。

ここは天安門広場か!?って言うくらい、中国人に多く遭遇しました。

相変わらず中国人にとって、札幌は人気の場所の様です。




前を歩く若いカップルも、見た目は日本人だったけれど、フロムチャイナ。

公園を散歩中で、ベビーカーを押している親子も、中国人・・・。

通りがかった日本人のおじさん。子供に向かって“ニイハオ!”って声をかけて

日中友好をアピールしていましたが、子供の反応はさっぱり(笑)。


お土産に中華菓子でも買っていこうか?って思わせるほど、

中国の香りがした札幌大通り公園、5月3日の風景でした。







今日は仲のいい友人と待ち合せてお花見です。


桜の名所と呼ばれる場所は、どこも毎年すごく混雑して大変なので、

今年はちょっと穴場のスポットへ。


【北海道知事公館】


隣には北海道立近代美術館があり、街の中心にもかかわらず、緑が多く、

とても落ち着ける場所です。芝生の色が鮮やか。






正面玄関はこちら。


目の前を通る北1条通りは、いつも交通量が多くて車の騒音が感じられますが、

一歩中に入ると、けっこう静か。周りの木々が防音の役目を果たしているかもしれません。




桜は・・・。


残念ながら、日当たりのいい場所ゆえ、こんな感じに。

4月30日に訪れた時にはほとんど散っており、見頃は過ぎた状態。

秋の紅葉風景が大変美しい場所ですが、それでもここに咲く桜もなかなか綺麗でした。


手前の彫刻は、【意心帰/ Shape of mind】

北海道美唄市出身の彫刻家 【安田侃・YASUDA KAN】氏の作品。

小さな子供が、上手に石の上に登って遊んでいましたが、

そういう親しみ方もあり?なのかな?




こちらの桜の木は、まだまだ楽しめそう。

濃いピンクの花びらは、曇り空のお天気でもきれいに見えます。


 


接写すると、もう少しは頑張れそうな桜の花。

桜って本当に日本の風土にマッチしていて、美しい姿にいつも癒されます。




桜の花びらも、種類によって全然ちがいますね。



 


ふと足元に目を移したら、こんな可憐な花が咲いていました。名前はわかりません。

所々にかなり咲いていて、踏みつけないように注意して歩きました。

 



 

午後からのお花見はこれくらいにして・・・


次に向かった先は、【北菓楼札幌本館 】です。






知事公館からおしゃべりしながら歩いてきたので、そんなに時間は感じませんでした。

歩き目線なら、コーナーの位置にオレンジのロゴが確認できると思います。

入口は左側となっています。


観光名所の大通り公園や、時計台、道庁赤レンガからも近く、徒歩圏内。

詳しいアクセス方法は、HP でご確認ください。




この建物は、以前は三岸幸太郎美術館として使用されていました。

元々は大正15年に、北海道庁図書館として建てられたものです。

世界的な建築家の安藤忠雄氏によって2016年3月、今の形に生まれ変わりました。

外観はそのままで、中を再生させたわけです。

 


美術館の時にも入ったことがないので、今回初の訪問。

とても重厚な作りです。階段などは昔の感じを残しつつも

どこか新しさが感じられ、とっても素敵な建物です。

1階はお菓子の販売で、2階がカフェスペース。



天井まで届く壁一面に作られた本棚。蔵書もびっしり。

地震がきたらどうなるんだろう・・・、とか余計な心配をしてしまいましたが、圧巻の規模。

手が届く高さではないのですが、デジカメで拡大してみたら、本物の本でした。

昔図書館だったことを忘れないために、この形で残した演出ですね。





大人気の30分待ちでしたが、やっと席に案内して頂きました。ケーキセットは900円。

お好きなケーキ1品を選び(くるみのタルト)、あとはシフォンケーキとソフトクリーム付き。

私たちは温かい紅茶をオーダーしました。(ティーカップに1杯のみです)

ケーキの種類は少ないので、早く決めないと売り切れに。




どれもとても美味しくて、

午後のデザートタイムとしては、お食事並みのボリューム。

生クリームもさすが北海道だなぁと思わせる満足度120%のクオリティ。

北菓楼では、ケーキ類は普通は販売していないので、ここで頂く価値はあります。

シュークリームは1階で購入できます。(限定商品あり)


2Fカフェの営業時間は、10:00-17:00 (ラストオーダー16時30分)。

お食事メニューは11:00-14:00という短い営業時間帯。

少々待つ覚悟で行っても、1度は利用したいおすすめのカフェです。


曇り空でのお花見でしたが、久しぶりに会った友人とは話が弾み、

美味しいお菓子とともに、楽しい時間が過ごせました。




                             



北海道に上陸した桜前線も順調に北上中。


今年2019年は4月24日(水)、函館と札幌同時に開花宣言が発表されました。

ほどなくして満開と観測された4月29日。ちょっと散策してきました。


桜の名所としてすっかり定着した発寒河川敷の様子。

何キロにも渡り、きれいな桜が楽しめる場所です。

この日は本当にお天気が良くて、散策するには最高の日でした。






本州に比べると、ピンク色が濃い桜が多いかもしれません。

エゾヤマザクラとソメイヨシノの色は、少し違いますが、

遠くから見たら、どちらもきれいに咲いた桜!という感覚。






河川敷沿いには一般住宅が多く建っていますが、

この風景は、お庭の一部として楽しめますね。満開状態一歩手前の木。

それでも十分な美しさを放っています。





形のいい木を探して散策していますが、まだ咲いていない木や五分咲きの木が多い印象。

こちらは、ほぼ満開状態。桜同様、お花見する人間も毎年年を取ってきており,

桜はやせ細っていくけれど、私はその反対(笑)。


火気厳禁の場所なので、好きな食べ物を持ち寄ってピクニック。

桜のためには良い事だと思います。





紅梅もきれいに咲いていました。



 



思ったほど、こちらの場所はまだ満開の木が少なかったですが、

お天気の状態を考えれば、咲き始めでも十分きれいです。

数日後なら、すでに散っているかもしれません。

そのタイミングが難しい。




貴重な晴れの日に、青空とともに

桜並木を歩きながら、春を感じた1日でした。