最古の力士の墓 鎌倉十七 | 墓守たちが夢のあと

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広徳寺

 

鎌倉十七の墓

 

 鳥取県鳥取市にある広徳寺に、日本最古の力士の墓である、鎌倉十七の墓があります。
 鎌倉十七(かまくら としち(じゅうしち))は寛永年間(1624~1645)に活躍した力士で、鎌倉か奥州の出身であったと言われています。
 しこ名は、十七歳の時に鎌倉で行われた勧進相撲に出場し、名立たる力士を破り優勝したことに由来し「日下開山鎌倉十七」と讃えられます。
 鳥取藩主・池田光仲侯のお抱え力士となって八人扶持七十石を賜った鎌倉十七は、60歳を越えた頃、池田侯の要望で初代横綱・明石志賀之助と立合い見事勝利したと言われています。元禄11年(1698)没。
 現在でも大相撲の地方巡業で、角界関係者が鳥取を訪れた際に広徳寺へ墓参に来られることがあるそうです。


鳥取県鳥取市立川町1-1 広徳寺