糖質(炭水化物-食物繊維)を
含む食品を食べると血液中のブドウ糖が
増えます。
この状態を「血糖値」が上がると言います。
血糖値が上がると、
膵臓は「インシュリン」というホルモンを
大量に分泌して「血糖値」を
下げようとします。
正確には、
「インシュリン」が筋肉や脂肪組織などに働きかけて
血糖を内部に取り込ませます。
血糖は筋肉や肝臓に
「グリコーゲン」という形で貯蔵されるのですが、
蓄えられる量には限りがあって
余剰分は体内に脂肪として蓄積されるのです。
これが所謂「体脂肪」なのです!
糖質が摂取される度に「血糖値」が上昇して
「インシュリン」が大量に分泌。
余ったブドウ糖は「脂肪」として蓄積。
この繰り返しで「体脂肪」が蓄積された状態を
「肥満」strong>というのです。
人類誕生から現代までの長い歴史の中で
人類は狩猟や採集によって
「食料」を得てきました。
もちろん、獲物が手に入らない日も
何日もあったに違いありません。
だから、飢えに対応できる身体の働きが
自然に備わっていったと言われています。
エネルギー源であるブドウ糖を
脂肪に代えて体内に蓄積するのは、
人類が進化の過程で身につけた生き延びるための
防衛本能だったのです。
しかし、現代人のように「運動不足」が日常化し、
「糖質」の多い食べ物が溢れ、
好きなときに好きな食べ物にありつけるようになると、
どんどん脂肪がためこまれてしまうという
悪循環に陥りました。
生きるための防衛本能だったはずの「脂肪蓄積」が
逆に様々な病気を引き起こす原因となっているのが
今私たちが直面している「肥満」なのです!
肥満は「百害」あって「一利」なしと知るべきです!