第95回センバツ高校野球大会 7日目。 | Mの独り言

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高校野球好きなシンガーソングライター藤川麻理麻(ふじかわまりお)の日常生活のちょっとした出来事を綴っています。

いつもは準決勝を見に行くのですが、組み合わせを見た時、推しの沖縄尚学と四国勢の高松商と英明が全部三塁側のアルプスになっていると気づき急遽参戦を決めました。
バスの駆け引きに失敗したので交通費は高くついてしまったのですが、試合もいい試合だったし、何より久しぶりにアルプスに入れたのが嬉しかったです。
面白い出会いもありましたし(後述)、今日来て本当に良かったと思いました。
今回はこの辺りからの観戦。
自分で席を選べるなら絶対にここでは見ないな、という場所だったのですが(笑)、意外と悪くなかったです。住めば都じゃないですが、座れば何とか(いい言葉思い浮かばなかった)。


◾️第1試合:クラーク記念国際×沖縄尚学

第1試合の記憶はだいぶ薄れているので試合の振り返りは難しいですが、何となく沖縄尚学がずっと押している感じでした。最初のチャンスは併殺でしたが、3回表に回ってきたチャンスで先制。その後はなかなか追加点を上げられずにグラウンド整備が終わった直後、沖縄尚学が追加点。

8回表に来た絶好のチャンスをスクイズ失敗等で逃したそのウラ一死満塁からゴロの間にクラーク国際が1点を返す。それでもクラーク国際に流れを渡さず2点差を守って沖縄尚学が勝利しました。


久々のアルプス、しかも沖縄の方が前にいらっしゃったので、一緒になって応援できました。地元の人が多いとこれができるからありがたいのです。


最初は選手名のボードも見にくいかと思いましたが、けっこう高く掲げてくれていたのでよく見えました。沖縄尚学の選手名のボードは可愛いイラスト付きが多く(名前のみの選手もいた)見るのも楽しかったのですが、カメラの準備が遅くなかなか撮れませんでした。

応援では「浦学サンバ」が「沖尚サンバ」と名を変えて演奏されていましたが、この沖尚サンバを演奏した回の得点率の高さ。動きが可愛くて見惚れていたら最初の適時打を見逃していました(あるある)。


けっこう声出して応援していたので「沖縄の方ですか?」と聞かれました。これ聞かれるのが一番嬉しかったりします。「違うんですよ、四国なんです」と言ったら「沖縄ちゃうんかい」頂きました。「次の香川ね」の流れから「香川でもないんです」からの「香川でもないんかい」頂きました。

アルプスでは、はじめましてでもこうして交流できるのがやっぱりいいですよねー。

得点時や試合終了後はハイタッチ。

え?ハイタッチ禁止?知りませんそんなの。喜び方に制限かけないでください。


今大会は市尼音源を使っているチームはありませんでしたが、沖縄尚学の応援には友情応援で市尼が参加しているのでご本人登場な感じでした。

「夢をあきらめないで」が流れた時、市尼だなあと思いました。


沖縄尚学3-1クラーク国際



◾️第2試合:東邦×高松商

たぶん4回くらいまで毎回安打の高松商、2回に先制していい流れできているかと思ったら4回に失策が絡んで同点にされる。6回には大会第3号となる本塁打も出て東邦がリードを広げる。うっかりこの本塁打を見逃しました。一体私は何をやっていたんだ!?

高松商は7回に2点を返すも及ばず、東邦が勝利。


東邦の足の素晴らしさを見た気がします。東海大菅生の時も思った「その打球で行くー!?」みたいな。単打では終わらせないというか、二塁打にしていくのですよね。だからチャンスも広がりやすい。

球場で見ると足の素晴らしさがよくわかりました。

高松商のアルプスは二度目ですが、地元の方が仲良くしゃべりながら時には愛ある厳しい言葉をかけながら、笑い合っていました。これがアルプスだよ。
プリティフライは不発終わったのが残念でした。どちらかというとパイレーツオブカリビアンの方がチャンステーマみたいでした。

東邦6-3高松商



◾️第3試合:作新学院×英明

これはすごい試合になりましたねー。前半は守りあい、後半は点の取り合い。


今日の先発は和智辯戦で好リリーフの寿賀くん。この試合は後半見られていなかったのでハイライトがありがたかったです。前の試合で寿賀くんは腕に送球を受けていたけど大丈夫そう。

その寿賀くんの適時打でまず英明が先制。2回表、併殺狙った二塁への送球が後ろ逸られてピンチを招き適時打で同点。英明の守備はよかったので惜しいプレーになってしまいました。前半は1-1でしたが印象としては英明が攻めている感じでした。

6回ウラ、英明にやっと欲しかった追加点が3点も入って、アルプスも大盛り上がり。寿賀くんが危なげなかったので、このままいけるかと思ったのですが、作新学院はそれを許してくれません。7回表に寿賀くんが捉えられ2点返される。更に8回表寿賀くんが2者走者を出したところで(だったと思う)下村くんに交代するも四球で無死満塁、逆転打を浴びてしまう。この回一挙4得点の作新学院、アルプスもちょっと落ちてしまう。しかしそのウラ、二死になりながら2人塁に置いたところから、私が秋から注目していた百々くんの逆転3点本塁打!もう、あれはしびれましたね。アルプスの盛り上がり方とその後の空気感、ざわついた感じはしばらく忘れないと思う。本塁打後の異様な空気感、何と表現したらいいのだろう。

しかしこれでは終わらない。下村くんに代打を出していたことで、英明は継投。先程逆転弾を放った百々くんがマウンドへ。1球で1アウトを取るものの、次の打者に四球を与えてしまい、そして、まさかまさかの逆転弾を浴びてしまったのです。なんていう展開。9回ウラにも二死三塁まで攻めたものの最後はゴロで試合終了。

前半の1-1から想像もできない試合展開となりました。

香川勢2連敗は悔しいけど、こんなすごい試合を見られた充実感を覚えました。


前の試合からアルプスはたぶん高松商関係の方がけっこういたと思うのですが同じ香川ということで残られる方も多くいました。隣の方がまさにそうで、途中で話しかけて一緒に応援していました。応援仲間を見つけるのもアルプスの醍醐味でございます。

前にいたおじさまグループが際どいプレーで何度もリクエストを要求していたのが面白かったです。こういう光景もアルプスならでは。仲良しだと遊びながら見ちゃうんですよね。楽しかった。


英明のブラスバンドはかなり少人数だったのですが、指揮者の方がザ指揮者という感じでかっこよかったのと、シンバルを鳴らす方が「チャンス」(全開ホンダ)の時に動きながら鳴らしていたのが良かったです。

今までだったら見えなかったもの、上から見るのも悪くないなと思いました。新しい楽しみ方発見です。

そういえば、作新学院の中島選手が誕生日だったようで打席に入った時ハッピーバースデーが流れました(内野安打)。

去年の春も実はハッピーバースデー聴いているんですよね。2年連続誕生日!


英明は秋の四国大会からゆるく追いかけましたが、本当に魅力溢れるチーム。

夏も期待したいです。


作新学院9-8英明




◆本日の結果

昨日まで本塁打2本でしたが、今日は3本も出ました。

やっぱり観戦するならアルプスだなと思いました。もちろん自由席の復活が一番望みではありますが、まあどこで見ていてもアルプスの雰囲気は味わえるし、地元の人が多ければけっこう大声で応援しても寧ろ巻き込みながらできる!

試合直前のエール交換とかも良かったですね。まだまだ日常を取り戻せたとは言えませんが、懐かしい光景が広がりつつある気がします。


明日は四国勢最後の砦、高知の試合があります。

明日の私は絶対死んでいるけど(しかも夕方出なきゃいけない)、この試合だけは頑張って見る!

来て良かったけどスケジュールだけはかなりハードです。それをわかってきたんだから仕方ないか(笑)。


最後明日の組み合わせのバックスクリーンを撮り逃したのはけっこう後悔です(笑)。



そして、冒頭で書いた出会い。

アルプスに入る前に球場を1周するのが恒例なのですが、その際に外野に置いてあるレンガを探します。

それが何かというと、自分の名前です。

昔メッセージをレンガに入れられるという企画があって応募していたので、実は私の名前は甲子園に刻まれています(いつかはなくなると思われる)。

今日も探していたら、近いところで何人か集まって話していたので、これはもしやと思って声を掛けてみました。

もしかしてこれ応募された方ですか?と。

そうしたら、そうだったんですね!

実はこれに応募した人に今まで会ったことがなくて、嬉しくてお話させていただいたら、なんと大宮工業の現役監督と部長さんでした!

球場に行くとこんな素敵な出会いもあるんですね。

短い時間でしたがお話できて楽しかったです。

ありがとうございました。(写真は掲載許可済)